グンゼ、令和7年度 知財功労賞「特許庁長官表彰 知財活用企業(特許)」を受賞
グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康)は、「知財活用企業(特許)」として令和7年度 「知財功労賞 特許庁長官表彰」を受賞いたしました。

「知財功労賞」は、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献した個人ならびに制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献した企業を特許庁が表彰するもので、毎年4月18日の「発明の日」に表彰式が行われています。
受賞のポイントは以下の通りです。
① 開発と知財のコミュニケーションや手続を効率的に行えるよう、各事業部門の開発責任者をDPO(Division Patent Officer)に任命。DPOは、出願の承認や侵害対応等、知財管理に関わる役割を担い、事業部における知財活動の要として活動。
② 「プラスチック資源循環基本方針」の下、基幹工場である守山工場(滋賀県守山市)を資源循環型工場と位置付けて廃プラスチック排出ゼロへの転換を進め、環境保護と経済活動の両立を目指している。また、ナイロンとPET等の異種積層フィルムを分離・回収してフィルムにリサイクルする技術を重要特許テーマに位置付け、権利化を推進。
③ 事業に合わせた知財戦略を展開。アパレル事業では、生地の構成や加工などの基本技術は特許で守りつつ、製品ごとに特許・意匠・商標などを組み合わせた知財ミックスによって多面的に保護。例えば「完全無縫製インナー」や「カットオフインナー」では、多数の特許・意匠を取得する一方、製造技術は秘匿し、「完全無縫製®」や「カットオフ®」を技術ブランドとしても展開。メディカル事業では、知財ミックスに加え、薬事審査などの進捗に応じた出願時期の調整なども実施。中でも、骨同士をつなぐ吸収性体内固定用プレート及びスクリューは国内トップクラスのシェアを誇る。
【アパレル事業】
着心地にこだわった縫い目のないインナーウェアを展開

【プラスチックフィルム事業】
資源循環戦略を推進する守山サーキュラーファクトリーⓇ

【メディカル事業】
吸収性材料を用いた骨接合材などの医療機器を展開

当社は創業以来、『人間尊重』『優良品の生産』『共存共栄』を経営理念に掲げ、時代のニーズに合わせて事業を展開してまいりました。今回の受賞を製品開発と知的財産のさらなる活用の原動力とし、今後も新たな価値を提供し続ける企業を目指してまいります。
<会社概要>
設立:1896年8月
事業内容:繊維製品(下着等)、樹脂製品、医療機器等の製造・販売
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