越境ECを利用する海外アニメファン807名に聞いた「日本のアニメ受容とグッズ購入」に関するアンケート調査

~アニメきっかけの訪日は37%、最も活発な推し活はグッズ購入86%、購入環境には課題も~

BEENOS株式会社

 BEENOS株式会社(東証プライム:3328)は、BEENOSグループが運営する越境EC 流通総額No.1(※1)の海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー https://buyee.jp/ )」を利用されている海外のお客様807名に「日本のアニメの受容とグッズ購入に関するアンケート」を実施しました。
2022年のアニメ関連市場は過去最高の2兆9,277億円に達し、そのうち1.4兆円を海外市場が牽引しています(※2)。アニメ関連商品はBuyeeでも常に高い人気のあるカテゴリです。BEENOSでは、2024年3月18日(月)にアニメジャンルに特化した「越境EC×アニメヒットランキング2023」を発表し、アニメ関連グッズの消費動向を通して海外ファンのインサイトを分析しました。さらに本アンケートによる海外ファンのアニメ受容状況やグッズ購入環境などの調査を通して、日本が世界に誇る文化であるアニメ市場の可能性を探ります。

BEENOSの越境ECサービスサイト https://service.beenos.com/

【調査サマリー】

✓海外アニメファンの91.9%が10代までに日本のアニメ作品に興味を持つ

✓最初のアニメ視聴体験はテレビ放送が72%

✓現在の視聴方法は配信サービスが主流で、Netflixが72%だが、ビデオ・DVD・ブルーレイによる視聴も42%

✓「アニメ視聴」が身近な趣味のひとつという回答は71%

✓2023年に視聴した好きな作品1位は「葬送のフリーレン」、最も好きな作品1位は「ガンダム」

✓「視聴」以外で最も活発な推し活は「グッズ購入」で86%

✓96%がアニメ作品の視聴をきっかけにグッズの購入経験あり。

✓購入したことのあるグッズ1位はフィギュア、欲しいグッズ1位は衣類/ファッションアイテム

✓海外ファンの居住地でのアニメグッズの流通状況は「販売されているが、流通が少なく、購入が難しい」が57%で1位

✓越境ECでグッズを購入する理由1位は「地元で購入できない商品が欲しい」で72%

✓37%がアニメ作品がきっかけで訪日経験あり。46%が今後の訪日意向あり。

 ✓訪日のきっかけになった作品1位は「ジブリ作品」

※本リリースの調査データをご利用の場合は、「BEENOS」とご明記ください。
※本調査の完全版を4月上旬ごろ下記のサイトに掲載予定です。
URL https://service.beenos.com/documents/
※関連リリース:「BEENOSが越境EC×アニメ ヒットランキング2023を発表」
https://beenos.com/news-center/detail/20240318_2_bns_pr/



【日本のアニメ受容とグッズ購入に関するアンケート】
■91.9%が10代までに日本のアニメに興味を持ち、最初の視聴はテレビ放送
「何歳から日本のアニメに興味を持ち始めましたか」という質問には、10歳未満が40.8%、10代が51.5%で、9割以上の方が10代までに日本のアニメに興味を持ったことが分かりました。最初にアニメを視聴した方法は「テレビ」が最も多く72%を占めました。この傾向はほぼ全てのエリア・世代に共通しますがアメリカ、イギリスの10代のみストリーミングサービスでの視聴が初という方が最も多い結果となりました。




■現在の視聴方法は配信サービスが主流でNetflixが72%
「主にどのような方法でアニメを視聴していますか?」という質問に対しては、配信サービスが上位の回答を占め、Netflixが72%、YouTubeが64%となりました。一方でビデオ、DVD、ブルーレイが3位(42%)となっており、好きな作品を購入して楽しんでいる方も多いことが分かります。その他の回答には巴哈姆特動画瘋(バハムート)、HDIVE、Funimation等の配信サービスの名前があがりました。






■「アニメ好き」は世界的にも身近な趣味に。「アニメ好きを公言することに抵抗がない」は36%
回答者の居住国における、「アニメを見ることの位置づけ」については「アニメ好きな特定の人の趣味であるが、アニメ好きを公言することに抵抗はない」が最も多く36%となりました。「老若男女問わずアニメを視聴するが、視聴される作品のジャンルは年齢によって変化する。」(25%)、「アニメを見ることは、ドラマを見たりスポーツ観戦をするのと同じくらい普通の事である」(10%)と合わせ、アニメ視聴が身近であるという回答が71%になり、海外でもアニメ視聴が一般的に定着している状況が分かる結果となりました。





■2023年視聴アニメで好きな作品1位は「葬送のフリーレン」
「2023年放送のアニメで最も好きな作品」を訪ねる質問では、1位「葬送のフリーレン」、2位「呪術廻戦」、3位「SPY×FAMILY」という結果となりました。9位にランクインした「ぼっち・ざ・ろっく」は2022年放送作品ですが、放送時期が10~12月だったためか、多くの方が名前をあげていました。


【その他に名前のあがった作品】

とんでもスキルで異世界放浪メシ、BanG Dream! It’s MyGO!!!!!、陰の実力者になりたくて!

君たちはどう生きるか、マッシュル-MASHLE-、スキップとローファー、ハイキュー!!、モブサイコ100、ワンピース、TRIGUN STAMPEDE、ウマ娘 PRETTY DERBY Road to the TOP、

その着せ替え人形は恋をする、ダンジョン飯、リコリス・リコイル、僕の心のヤバイやつ  等


■最も好きなアニメ作品1位は「ガンダム」、2位は「ドラゴンボール」
これまで見た中で最も好きなアニメ作品1位は「ガンダム」シリーズとなりました。「ガンダム」は特定のシリーズ作品を指定する方、シリーズとして名前を挙げる方が混在しており、全体をひとつのシリーズとして集計しています。2位の「ドラゴンボール」とともに、特に30代、40代に高い支持を得ています。


【そのほかに名前のあがった作品】

銀魂,、Fateシリーズ、ジョジョの奇妙な冒険、聖闘士星矢、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、

カードキャプターさくら、ソードアート・オンライン、ドラえもん、モブサイコ100、

ラブライブ! シリーズ、コードギアスシリーズ、86-エイティシックス-、カウボーイビバップ、

けいおん!、ポケットモンスター、鬼滅の刃、ぼっち・ざ・ろっく!、攻殻機動隊、

ウマ娘 プリティーダービー、ジブリ作品、スラムダンク、ノーゲーム・ノーライフ、

ハンター×ハンター、犬夜叉、少女革命ウテナ、魔法少女まどか☆マギカ、名探偵コナン、遊☆戯☆王 等



■「視聴」以外のアニメの楽しみ方1位は「グッズ購入」で86%、グッズの購入経験は93%があり。
「視聴」以外のアニメの楽しみ方については、「グッズ購入」が最も多く、86%となりました。また、アニメ作品の放送をきっかけにその作品のグッズを購入したことがあるか?という質問に対しては、93%がある、と回答しました。  




■購入したことのあるグッズ1位はフィギュア、欲しいグッズ1位は衣類・ファッションアイテム。
過去に購入したことのあるグッズについては、1位がフィギュアで84%となりました。また、欲しいグッズを問う自由記述式の質問では「衣類・ファッションアイテム」が34%で1位となりました。「衣類/ファッションアイテム」「日用品/インテリア」「ジュエリー/アクセサリー」と回答した方の共通の意見として、「キャラクターが着ている服やアイテムと同じもの、モチーフにしたもの」「キャラクター自体ではなく、ロゴなどがプリントされたもの」など、日常使いがしやすいアイテムを求める声が上がりました。また、フィギュアの人気も高く、造形的に優れたものや、バリエーションを求める声の他、サイズの小さいものを求める声等がありました。


※上位10件の回答のみ記載※上位10件の回答のみ記載


■越境ECを使用したグッズ購入の理由1位は「地元で購入できない商品が欲しい」。流通はしていても十分ではない状況。
越境ECを利用してアニメグッズを購入する理由の1位は「地元で購入できない商品が欲しいから」で72%、グッズの流通状況を尋ねる質問では、「販売されているが、流通が少なく、購入が難しい。」が最も多く57%となり、海外においてグッズ購入はまだハードルがある状況であることが分かりました。





■アニメ作品がきっかけとなった訪日経験は37%、きっかけとなった作品1位は「ジブリ作品」
「アニメ作品がきっかけで、日本旅行をしたことがありますか?または、日本旅行を予定していますか?」という質問に対しては、「アニメ作品がきっかけになり、日本旅行をしたことがある。」が最も多く37%となりました。現在具体的に旅行計画を立てている方は14%、具体的な旅行計画はないものの、旅行意向のある方は32%と、訪日意向のある方は46%になっています。
また、訪日のきっかけとなったアニメ作品1位はジブリ作品となりました。ジブリ作品は回答者のほとんどが、個別の作品名ではなく「ジブリ」として名前を挙げていました。また作品の舞台への聖地巡礼が話題となった「ラブライブ!」シリーズ、「ペルソナ」シリーズ、「ガールズ&パンツァー」もランクインしています。


【訪日のきっかけになった作品】





【調査概要】
・調査対象:「Buyee」で2023年2月10日~2024年2月11日までの期間に、海外向け購入サポートサービス「Buyee」を利用したお客様:アメリカ、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、イギリス、フランス
・調査人数:807名
・調査期間:2024年2月15日~2月22日
・調査方法:オンラインアンケート
・調査主体:BEENOSグループ
・回答者の年代:10代9%/20代 35.2%/30代 31.8%/40代 16.8%/50代 5.8%/60代以上 1.4%
・回答者の居住国:アメリカ 38.4%/台湾 37.3%/韓国 10.4%/シンガポール 4.7%/マレーシア 1.6% 
イギリス 5.9%/フランス 1.2%/その他 0.5%



BEENOSグループの提供するグローバルコマース事業について
 BEENOSグループは越境EC黎明期である2008年より海外転送サービスである「転送コム」事業を開始し、海外発送オペレーションやグローバルなカスタマーサポートなど独自のノウハウを培ってまいりました。海外への販売環境の構築に留まらずユーザー獲得や集客支援も提供しており、手厚い海外販売支援が評価され、BEENOSグループ全体での国内企業の越境EC支援実績は累計5,000件以上(※3)に上ります。また、海外購入サポートサービス「Buyee(https://buyee.jp/ )」は、多様な配送手段や決済手段、北米やヨーロッパ、アジアへ向けた独自の物流サービスによる国際配送料の安さ、複数のサイトで購入した商品でも同梱できることなど高いサービスレベルが好評で、リピート率も高く、現在会員数は478万人以上となりました(※4)。




(※1)国内越境EC 年間流通総額 No.1該当サイトにおける海外個人を対象とした日本から海外への年間流通総金額。東京商工リサーチ調べ(2021年5月時点) https://beenos.com/news-center/detail/20210607_bns_pr/
(※2)一般社団法人日本動画協会「アニメ産業レポート2023」より
(※3)BEENOSグループが提供する「Buyee」「Buyee Connect」およびダッシュボードの提供、越境EC関連サービス「転送コム(https://www.tenso.com/ )」、海外マーケットプレイスへの出店および出品サポート、マーケティングおよびプロモーション支援の件数を合わせた数字、BEENOSグループとしての国内企業の越境EC支援実績の累計、2023年10月時点
(※4)「Buyee」と越境EC関連サービス「転送コム」を合わせた数字、2023年6月末時点

【BEENOS 株式会社の概要】
(1)社 名 : BEENOS 株式会社
(2)代 表 者 : 代表取締役社長 兼 グループCEO 直井 聖太
(3)本 店 所 在 地 : 東京都品川区北品川四丁目7番 35 号
(4)設 立 年 月 : 1999年11月
(5)資 本 金 : 27億75百万円     

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会社概要

BEENOS株式会社

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URL
https://beenos.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング7F
電話番号
-
代表者名
直井聖太
上場
東証プライム
資本金
31億7500万円
設立
1999年11月