【CCCマーケティング総研レポート・生活者意識調査】感染対策をしながら、楽しむ夏
~2021年 夏休みに関する調査~
CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北村和彦)が設立した7000万人の思いを紡ぐ研究所「CCCマーケティング総合研究所」(以下「CCCマーケティング総研」)は、このたび、「生活者意識調査・感染対策をしながら、楽しむ夏~2021年 夏休みに関する調査~」( https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/column-28 )を実施し、その結果をまとめました。
この夏、私たちは新型コロナウイルス感染症が流行してから2度目の「夏休み」の時期を経験しました。今年は東京オリンピックの開催、ワクチン接種の開始など、コロナウイルス感染の脅威に直面しながらも、昨年とはまた違う環境で夏を迎えることとなりました。2021年の夏は、皆さんどのように過ごしたのでしょうか。昨年の同時期に行った調査結果と比較しながら、見ていきたいと思います。
本調査は、2021年8月18日~23日まで、男女20~69歳の全国のT会員2,103人の方から回答を得ました。なお、今年の調査実施時期は国内の新型コロナウイルスの感染者数が拡大傾向で緊急事態宣言が出ている地域もありました。昨年の調査時期(2020年8月18日~24日)は今年の実施時期と比べるとやや落ち着きを見せているころで、GO TOトラベルキャンペーンが実施されていました。
前年との差を見ていくと、「ショッピングモールなどの大型商業施設」の減少が目立ちます。商業施設では営業時間の短縮が行われていた時期でもあり、2020年と比べても減っています。
旅行に関連するものでは、昨年と比べると国内旅行(2泊以上)が増加し、日帰りの国内旅行が減少しており、宿泊を伴う旅行に移ってきた様子が見られます。ただし、図2の「費やした金額(総額)」は2万5000円ほどのマイナスとなっており、交通費のかからない近場や少ない人数での旅行であったことが推測されます。感染防止を意識した旅行であったとも言えそうです。
「フェス・ライブなどのイベント」は、参加率は少ないながらも前年と比べると増えています。昨年はイベントそのものが開催中止となるケースが相次ぎましたが、感染対策を行いながら実施するものが増えてきました。「祭り・花火大会などのイベント」も同様の動きが見られます。
また「自分は感染拡大防止について意識している方だ」はやや減少し、「世の中には感染拡大防止について意識が低い人が多いと感じる」が増加しています。「感染拡大防止」について慣れが出てきていることを、自分も周りの人についてもそうだ、との認識があるようです。
今回の調査からは、昨年から実施率がじわりと増加している旅行・レジャーがあることがわかりました。新型コロナウイルスの流行から2年余りたち、意識が低下していると感じる方も目立ちましたが、コロナ禍におけるイベントは、運営側の感染対策への努力や参加者側のルールを守る意識によって成り立っていたり、旅行には少人数、移動の少ないプランを企画するなど、状況に合わせて楽しむことができるようになってきたのではないでしょうか。今は以前と同じというわけにはいきませんが、工夫次第で楽しい時間を過ごせることを忘れないようにしたいものです。
【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:20代~60代のT会員男女
サンプル数:2,103サンプル(性年代を日本の人口構成比に合わせて回収)
調査期間 :2021年8月18日(水)~8月23日(月)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)
【CCCマーケティング総合研究所について】
消費データ、生活者のインサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために役立つ情報を発信することを目的に、活動しています。2020年より、オープンイノベーションプラットフォームとして「学生マーケティング研究会」を立ち上げ、学生の皆さまにとっては「より実務に近い形でマーケティングを経験する場」、企業の皆さまにとっては「若者の視点や声を知る場」としての活動を展開中です。
この夏、私たちは新型コロナウイルス感染症が流行してから2度目の「夏休み」の時期を経験しました。今年は東京オリンピックの開催、ワクチン接種の開始など、コロナウイルス感染の脅威に直面しながらも、昨年とはまた違う環境で夏を迎えることとなりました。2021年の夏は、皆さんどのように過ごしたのでしょうか。昨年の同時期に行った調査結果と比較しながら、見ていきたいと思います。
本調査は、2021年8月18日~23日まで、男女20~69歳の全国のT会員2,103人の方から回答を得ました。なお、今年の調査実施時期は国内の新型コロナウイルスの感染者数が拡大傾向で緊急事態宣言が出ている地域もありました。昨年の調査時期(2020年8月18日~24日)は今年の実施時期と比べるとやや落ち着きを見せているころで、GO TOトラベルキャンペーンが実施されていました。
- 【旅行は日帰りから宿泊にシフト、イベント参加も増加】
前年との差を見ていくと、「ショッピングモールなどの大型商業施設」の減少が目立ちます。商業施設では営業時間の短縮が行われていた時期でもあり、2020年と比べても減っています。
旅行に関連するものでは、昨年と比べると国内旅行(2泊以上)が増加し、日帰りの国内旅行が減少しており、宿泊を伴う旅行に移ってきた様子が見られます。ただし、図2の「費やした金額(総額)」は2万5000円ほどのマイナスとなっており、交通費のかからない近場や少ない人数での旅行であったことが推測されます。感染防止を意識した旅行であったとも言えそうです。
「フェス・ライブなどのイベント」は、参加率は少ないながらも前年と比べると増えています。昨年はイベントそのものが開催中止となるケースが相次ぎましたが、感染対策を行いながら実施するものが増えてきました。「祭り・花火大会などのイベント」も同様の動きが見られます。
- 【感染リスクを認識しつつも、感染拡大防止意識は低下】
また「自分は感染拡大防止について意識している方だ」はやや減少し、「世の中には感染拡大防止について意識が低い人が多いと感じる」が増加しています。「感染拡大防止」について慣れが出てきていることを、自分も周りの人についてもそうだ、との認識があるようです。
今回の調査からは、昨年から実施率がじわりと増加している旅行・レジャーがあることがわかりました。新型コロナウイルスの流行から2年余りたち、意識が低下していると感じる方も目立ちましたが、コロナ禍におけるイベントは、運営側の感染対策への努力や参加者側のルールを守る意識によって成り立っていたり、旅行には少人数、移動の少ないプランを企画するなど、状況に合わせて楽しむことができるようになってきたのではないでしょうか。今は以前と同じというわけにはいきませんが、工夫次第で楽しい時間を過ごせることを忘れないようにしたいものです。
【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:20代~60代のT会員男女
サンプル数:2,103サンプル(性年代を日本の人口構成比に合わせて回収)
調査期間 :2021年8月18日(水)~8月23日(月)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)
【CCCマーケティング総合研究所について】
消費データ、生活者のインサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために役立つ情報を発信することを目的に、活動しています。2020年より、オープンイノベーションプラットフォームとして「学生マーケティング研究会」を立ち上げ、学生の皆さまにとっては「より実務に近い形でマーケティングを経験する場」、企業の皆さまにとっては「若者の視点や声を知る場」としての活動を展開中です。
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