ねこと飼い主のしあわせな住環境に関する取り組み 第1弾「ねこの健康と住環境に関する調査」結果発表

第2弾「ねこのストレスと住環境の関係性」に関する研究についても協力

株式会社オープンハウスグループ(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 荒井正昭、以下「当社」)は、昨年11月22日から開始した「ねこと飼い主のしあわせな住環境に関する取り組み」(以下「本取り組み」、※1)の第1弾として当社が調査協力いたしました、「ねこの健康と住環境に関する調査」(以下「本調査」、※2)の調査結果を発表いたしました。結果として「ねこの健康と住環境には相関性があることが推察される」ことがわかりました。

本調査の結果を受け、第2弾の取り組みとして「ねこのストレスと住環境の関係性」に関する研究(以下「本研究」)の実施が決定しました。

注文住宅を手掛ける当社グループは、住まいのプロとして、住宅面の調査や分析などにおいてさまざまな形で協力いたします。当社は、ねこと飼い主にとって幸せな家の提供を通じ、ねこと飼い主のしあわせな暮らしを応援してまいります。

ねこと飼い主のしあわせな住環境に関する取り組み 第1弾 「ねこの健康と住環境に関する調査」結果発表

「ねこの健康と住環境に関する調査」結果発表

ねこの健康と住環境に一定の相関性あり!

<結果まとめ>

・地面からの高さ:高い場所にいるねこのほうが約7.8ポイント、痛みなしの率が高い

・匂いの有無:匂いがしない場所にいるねこのほうが約5.7ポイント、痛みなしの率が高い

・日当たり:日当たりについては痛みの有無の差異が少なかった

本調査は、PetTech企業である株式会社Carelogy(以下「Carelogy」)が、自社で展開する、ねこの痛みをAIで判定するサービス「CatsMe!」を活用して行いました。当社は、本調査において、住環境における分析・アドバイスでご協力しました。(※詳細な調査手法は脚注参照)

ユーザーに、特別に設計された住環境に関する項目3点「床からの高さ」「匂い」「日当たり」にお答えいただくことで、どのような住環境だとねこが痛みや体調不良を起こしやすいのか分析しました。

結果、それぞれの項目において痛みなしの割合を比較すると、ねこの健康と住環境に一定の相関性があることがわかりました。

第2弾 「ねこのストレスと住環境の関係性」に関する研究、実施決定

第1弾「ねこの健康と住環境に関する調査」の結果では、猫が不調や病気の徴候を示した以降の状態と住環境に一定の相関があると判明しました。これを序章とし、より詳しい相関関係や因果関係を解明するため、健康や体調の概念をさらに広げて、ねこが不調や病気になる前の予防的段階を調査するため、要因の一つともいわれるストレスに着目し、第2弾「ねこのストレスと住環境の関係性」に関する研究(以下「本研究」)の実施が決定しました。

調査はCarelogyと帝京科学大学が共同で行い、注文住宅を手掛ける当社グループは、引き続き、住まいのプロとして、調査や分析などにさまざまな形で協力いたします。本研究を通じ、ねこのストレスと住環境における因果関係を科学的に解明することで、ねこにとってしあわせな住環境を探ります。

研究概要

研究名 :「ねこのストレスと住環境の関係性」

実施期間:2025年 2月19日(水)~2025年5月31日(土)

対象者 :ねこを室内飼育している方

     (CatsMe登録者かどうかは問わずご協力可能)

特設サイト画面

「ねこのストレスと住環境の関係性」調査方法

1. 飼い主がねこの動画を撮影

2. 飼い主が写真をCatsMeの特設サイトにアップロード

 URL:https://cpd.carelogy-japan.com/research

3. 2と同時に住環境に関する質問にご回答いただく

4. 動画のねこのストレスの度合いを

  「ねこのストレススコア」(※3)をもとに算出

   ※分析は帝京科学大学が実施

5. 動画のストレス結果と質問の回答を紐づけ、

  ねこのストレスと住環境の関係性を分析

<住宅に関する質問の一例>

撮影した場所・部屋について下記のような項目にお答えいただきます。

・撮影時にねこがいた部屋と場所

 (例)1Fリビングの床、2F寝室のベッドの上、など

・壁の材質や色、照明、床材

・日当たり(撮影時)

・室温設定の状況

 (例)空調●度設定、気温●度で空調なし、床暖房、など


注文住宅を手掛ける当社は、本研究への協力によって得た知見を、注文住宅の設計提案の際にエビデンスに基づいたねこと飼い主のための提案として活かすことで、ねこと飼い主のニーズに応え、ねこと飼い主にとってしあわせな家の提供を通じ、ねこと飼い主のしあわせな暮らしを応援してまいります。



【脚注】

<※1>「ねこと飼い主のしあわせな住環境に関する取り組み」について

本取り組みは、ねこと飼い主のしあわせなくらしを実現すべく、住環境や住宅設計に関する知見を持ち、直接お客様と対峙する数やそこから伺えるお声、都心での圧倒的な供給数やデータを持つ当社、ペットの痛みをAIで判定する「CatsMe!」を開発・運営するPetTech企業である株式会社Carelogy、「猫カフェMOCHA」を運営し、ねこの室内飼育に関して専門的知識をもつリポット株式会社、「動物のいたみ」を研究・調査している帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 教授 岩花倫生 先生と行っております。各パートナーがそれぞれ持つ知見を活かして、ねこと住環境に関する取り組みや実態調査を協力して行うことでシナジーを発揮し、ねこと飼い主のしあわせな住環境の実現に貢献します。

また当社は本取り組みを通じて得られた知見を、ねこを飼育されているお客様への注文住宅の設計プランのご提案に活かすことで、ねこと飼い主にとって幸せな家の提供を通じ、ねこと飼い主のしあわせな暮らしを応援してまいります。

取り組み開始の背景

一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」(2024年12月20日発表)によると、2014年に犬と猫の飼育頭数が逆転、その後その差は開いていき2024年には、猫の飼育頭数は8.6万増の約915万頭となりました。また、猫については環境省から室内飼育が推奨されています。

先行して当社が実施した「飼い主とねこのしあわせな住環境に関する調査」においては、「猫の体調不良時に欲しいサービスは?」で1位の回答が「ストレスのたまらない住宅環境づくり」であり、「猫の体調不良時に理想に思うが、実際にはできていないことは?」でも4位の回答に「ストレスのたまらない住環境を整えること」がランクインするなど、1日のほとんどの時間を室内で過ごすねこの体調と住環境には大きな関係があると認識されながら、理想の住環境が実現されていないことが伺えます。

当社の注文住宅は、土地の仕入れから企画設計・建築、販売まで製販一体で行い、またお客様とのお打ち合わせに初回から設計士が対応することが特徴です。だからこそお客様に寄り添い、ご要望や叶えたいライフスタイルを言語化し、柔軟な設計をご提案できる当社だからこそ、飼い主とねこにとって幸せな住まいとくらしを応援できると考え、本取り組み開始に到りました。

<※2>「ねこの健康と住環境に関する調査」について

株式会社Carelogyの提供するねこの痛みをAIで診断するサービス「CatsMe!」を活用して行います。ユーザーに、特別に設計された住環境に関する項目にお答えいただくことで、住環境とねこが痛みの相関性の有無について調査・分析しました。

調査概要

調査名 :「ねこの健康と住環境に関する調査」

実施期間:2024年 11月22日(金)~12月31日(火)

対象者 :ねこを室内飼育している方

N数:1,026枚

調査方法

1. ユーザーがCatsMe!に登録

 (サービスURL:https://cpd.carelogy-japan.com/ 

2. ねこの写真を撮影

3. 写真をCatsMeにアップロードする際に、ポップアップされた画面に、住環境に関する項目を入力

 (調査項目:日当たり、においの有無、地上(床)からの高さ)

4. 写真をもとにAIがねこの痛みの有無を判定

5. 判定結果と調査項目を紐づけ、住環境とねこの健康の相関性を分析

<※3>「ねこのストレススコア」について

「ねこのストレススコア」(Cat-Stress-Score, CSS)とは、猫の姿勢や各部位の様子からストレスの度合いを評価するために、Kessler & Turner が1997年に発表した指標 である。主に猫がケージ飼育環境に置かれた際のストレスを評価するために用いられる。

※ Kessler, M. R., & Turner, D. C. (1997). "Stress and Adaptation of Cats (Felis Silvestris Catus) Housed Singly, in Pairs and in Groups in Boarding Catteries." Animal Welfare, Vol.6, No.3, 1997.


帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 教授 岩花倫生 先生 プロフィール

獣医学部を卒業後、複数の製薬会社で研究、学術、開発、マーケティング、営業を経験し、研究を担当している間に岐阜大学連合大学院獣医学研究科において薬剤耐性の研究で博士号を修得した。

現在、帝京科学大学において愛玩動物看護師の育成に従事し、動物薬理学、動物臨床検査学、生化学を担当している。「動物のいたみ」にいかに気付くかについて人と動物の両方から研究している。


株式会社Carelogyについて

猫のSOSを見逃さない、精度95%以上で猫の痛みを検知できるAI「CatsMe!」を開発・運営しています。

このサービスは、日本大学生物資源科学部獣医学科・動物のいたみ研究会と共同開発され、リリースより約1年で世界50以上の国と地域で24万ユーザー、累計70万回以上ご利用いただきました。

もう二度と「猫のSOSに気付けなかった」、そんな悲劇を起こさぬよう、猫と飼い主の生活をより豊かなものにするため、日々邁進しています。

< 企業概要 >

会社名 :株式会社Carelogy

本社所在地 :東京都中央区銀座8-15-10, 銀座ダイヤビル1012

設立 :2021年2月

代表者 :代表取締役 崎岡豪

企業サイトURL :https://carelogy-japan.com

リポット株式会社について

多くの人にユニークな体験空間を提供したい想いで会社を設立し、2015年に「猫カフェMOCHA」第1号店として池袋西口店をオープンしました。すべてのお客様に、心から満たされるひとときを味わってもらいたいという想いと共に、家族団らんでゆったりと過ごしたり、久しぶりに会う友人と会話に花を咲かせたりなど、お客様の大切な人との時間が、少しでも特別で充実したものになることが、私たちの一番の願いです。また、猫カフェは日本で独自に発展したユニークな文化として、今や世界中から注目を集めています。実際に「猫カフェMOCHA」は外国人観光客からも人気の観光スポットとなっており、日本のインバウンド消費の取り込みに貢献しています。このような背景を踏まえ、当社は今後、日本国内だけでなく海外へ積極的に展開をしていきます。猫を愛し、日本文化に興味を持つ世界中の人々に対して、日本独自の猫カフェ文化を広めることで、グローバルな成長を目指します。

< 企業概要 >

会社名 :リポット株式会社

代表者 :代表取締役 岩﨑康二

本社所在地 :東京都新宿区新宿3-31-5

企業サイト URL:https://www.re-pot.com/

ねこカフェ MOCHA Web サイト URL:https://catmocha.jp/

株式会社オープンハウスグループについて

株式会社オープンハウス及び関係各社は、2022年1月より、株式会社オープンハウスグループを純粋持株会社とする持株会社体制に移行いたしました。グループの事業は、戸建関連事業、マンション事業、収益不動産事業、アメリカ不動産事業を中心に、住まいや暮らしに関連する各種サービスを展開し、地域につきましても、創業の首都圏に加え、名古屋圏、関西圏、福岡圏へと拡大、更に近年は、地域共創のための活動や、環境保全活動にも力をいれています。1997年の創業以来の主要事業である戸建事業では、土地の仕入から、建築、販売まで製販一体の体制を整え、便利な立地かつ手の届きやすい価格の住まいを提供しております。共働き世帯の増加により求められる職住近接した立地、多様化する働き方の中で新しいニーズに応える企画等、グループならではの連携をとった取組を進めてまいりました。これからも、当社グループは、より多くのお客様に選んでいただける住まいのご提供に努めてまいります。

株式会社オープンハウスグループ Web サイト URL:https://openhouse-group.co.jp/

株式会社オープンハウス・ディベロップメント Web サイト URL:https://ohd.openhouse-group.com/

株式会社オープンハウス Web サイト URL:https://oh.openhouse-group.com/

< 企業概要 >

商号 株式会社オープンハウスグループ

本社所在地 〒100-7020 東京都千代田区丸の内 2-7-2 JPタワー20階(総合受付)・21階

創業 1997年 9月

代表者 代表取締役社長 荒井 正昭

資本金 201億5,690万円

従業員数(連結)6,107名(2024年9月末時点)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://oh.openhouse-group.com/
業種
不動産業
本社所在地
東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー20F(総合受付)・21F
電話番号
03-6213-0775
代表者名
荒井 正昭
上場
東証プライム
資本金
201億5690万円
設立
1997年09月