【京都 蔦屋書店】谷野真悟の作品展「ながいながいテーブル」を12月11日(月)より開催。混沌とした人の意識や存在そのままの表情を絵画に捉えようとする試み

京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋S.C.[T8]5F・6F)では、12月11日(月)~2024年1月7日(日)に、6Fギャラリーウォールにて、谷野真悟 作品展「ながいながいテーブル」を開催します。2021年より制作している「室内画シリーズ」より、新作3点を展示します。

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/37386-1809541123.html

  • 概要

谷野真悟は京都を拠点に精力的に制作、発表を続けているペインターです。 

2023年には、国内のアートマーケットに影響を持つコレクターのコレクション展「Collectorsʼ Collective」(vol.7/ Tezukayama Gallery主催)における推薦アーティストとして出展するなど、注目を集める若手アーティストの一人です。 谷野が2021年より制作している、人の存在次第で移動されたり配置されたりするモノや空間の表情を絵画で捉えようと試みる「室内画シリーズ」。 これは幼少期から引っ越しが多く、生活環境や人間関係の唐突な変化が度々起きてきた自身の経験をきっかけとしています。


「周りの環境や人との会話など、様々な交流の中で生まれる、折り合いや落としどころというもの。それらのすべてを何か決定づけたり断定したりする必要はなく、ときには混沌としたままの状態で、存在させていてもよいのではないか。 展開されるのは決着をつけるための討論でもなく、目標を定める会議でもなくて、並んでいるのは長い会話のようなもの。そこには何を投げかけてもいいし、何処で切り上げてもよい」と谷野は語ります。 そうした状態の比喩として生まれたのが「ながいながいテーブル」という本展のタイトルです。 

人の存在や意識が整うことなく混ざり合い、変わり続ける風景、空間、画面の様子を追う谷野が、京都 蔦屋書店で多くの人々が通り、立ち止まり、眺めていくギャラリーウォールのスペースを意識して制作した新作3点を展示いたします。


  • アーティストステートメント

私は絵画表現においてペインティングが絵画として成⽴する瞬間を研究し、制作しています。

絵画表現のペインティングの領域において、描く⾏為はどの段階で「完成」を迎えるのかという問いは、絵画史の中でも⻑年議論されてきました。レオナルド・ダヴィンチは作品を完成させることに⼤変な時間を要したと⾔われています。現代絵画では作者が完成を宣⾔した時点で「完成品としての作品」として成⽴するということが前提の条件になっています。また⻄洋美術史には礼拝堂の宗教画やトリプティック(三連祭壇画)の作品など、絵画を連続させて⼀つの表現とする⼿法も多く⾒られ、1枚の絵画で完結しないことはしばしば起こり得ると⾔えます。

私の表現作品は制作者の主観から外れた無意識下、そしてさらに無意識と有意識の混在する「遊びの中」で描き出されます。この遊びの中とはオランダの歴史家であるヨハン・ホイジンガの研究である「遊びとしての⽂化」の考え⽅です。キャンバスの上に下地となる絵の具をのせ、中間層を描き、仕上げとなる⾊を⾜していきます。しかしこの時に下地や中間層を描く段階で、唐突に作品が完成します。これらの⾏為と⼿順によって、鑑賞者に描き始めと完成の間を⾃由に横断してもらい、絵画における「完成」を感じられる装置として機能します。この唐突な完成は、ある種のアクシデントのようでもあり、ペインティングの持つ「描き続けられる」という問題を解決していると⾔えるはずです。


⾕野 真悟


  • アーティスト・プロフィール

⾕野 真悟  Shingo Tanino


●経歴

1998年 島根県⽣まれ

2021年 京都芸術⼤学 美術⼯芸学科 油画コース 卒業

2023年 京都芸術⼤学 美術⼯芸領域 油画分野 修了


●展⽰歴

個展

2022年 「vertoonen(⾒せびらかす快感)」Alternative Space yuge 京都

グループ展

2022年 「Fiction とFeeling」⻄武池袋本店アートカプセル+ 東京

2023年 「Collectorsʼ Collective vol.7」TEZUKAYAMA GALLERY ⼤阪

2023年 「The horizon is …」Ken Fine Art ⼤阪


  • 販売について

作品は、店頭にて12 月11 日(月)11:00より販売開始いたします。

アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、12月11日(月)12:00より1月7日(日)23:59の期間販売します。

※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。


  • 展示詳細

谷野真悟 作品展「ながいながいテーブル」


会期|2023年12月11日(月)~2024年1月7日(日) ※2024年1月1日(月)は施設休館

時間|10:00~20:00 ※年末年始は時間変更予定(書店営業時間に準じます)

会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリー      

主催|京都 蔦屋書店

入場|無料

お問い合わせ|075-606-4525 (営業時間内)kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/37386-1809541123.html


  • 京都 蔦屋書店

© 2023 Nacasa & Partners Inc. all rights reserved.© 2023 Nacasa & Partners Inc. all rights reserved.

京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと⽂化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、⽇常のアートピースとなるような⽂具・⼯芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注⽬の現代アート作品を展⽰。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居⼼地の良い空間を提供します。


住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階

電話番号|075-606-4525

営業時間|10:00〜20:00

※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00

HP|https://store.tsite.jp/kyoto/

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  • TTC LIFESTYLE株式会社

TTC LIFESTYLE株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、髙島屋、東神開発が設⽴したアート販売における相互チャネルの活⽤、ライフスタイルコンテンツを提案する店舗の出店・運営を⾏う合弁会社です。3社の強みである「ライフスタイルや⽂化の発信・提案」に関わる合弁事業を⾏うことで、シナジーの最⼤化を⽬ざします。また、アート分野の市場開拓に取り組むとともに、魅⼒的なコンテンツの提案を通じてアートシーンの活性化および、お客様のより豊かなライフスタイルの実現に貢献してまいります。


  • ​CCCアートラボ

CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月