豊中市とJAL、SAFに関する連携協定を締結 持続可能な航空機燃料製造サイクルを構築します
豊中市と日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鳥取 三津子、以下「JAL」)は、持続可能な循環型かつ脱炭素化社会の実現に資することを目的に、連携して家庭系の廃食油を回収する「廃食油を原料とした持続可能な航空機燃料製造推進に関する連携協定」を締結しました。
協定の内容
(1)廃食油のSAF(*1)化の一連の仕組みの構築及び社会実装に関すること
(2)廃食油のSAF化についての市民への広報・普及啓発に関すること
(3)廃食油のSAF化に係る環境学習に関すること
(4)その他、廃食油のSAF化の推進に向けた取組みに関すること
(*1) SAFとは、Sustainable Aviation Fuelの頭文字をとったもので、「持続可能な航空燃料」と訳される。原料の 生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルで、従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量の大幅な削減が期待できるとともに、既存のインフラをそのまま活用できる航空燃料。
豊中市とJALは、市内にてSAFを製造するためのサイクルを構築します。そしてSAFを使用することの大切さを理解してもらえる環境学習の場や機会を設け、広報活動に取り組んでまいります。自治体と航空会社が連携して廃食油を回収してSAF化する取り組みは、西日本では初めての試みとなります。
また株式会社ダイエーの協力のもと、8月3日(土)より、ダイエーが運営するグルメシティ庄内店 (庄内西町)で廃食油の回収をスタートし、今後、イオンフードスタイル豊中庄内店など豊中市内の他店舗にも回収拠点を増やしていく予定です。
協定締結式
日 時:令和6年8月2日(金)10時~10時30分
場 所:豊中市役所第一庁舎3階秘書課第1応接室
出席者:日本航空株式会社 常務執行役員 西日本支社長 宮坂 久美子 様
豊中市長 長内 繁樹
【回収・リサイクルの流れ】
各家庭専用の回収ボトルで集めた廃食油を、豊中市内の店舗に設置された回収ボックスに流し込む。空になったボトルは自宅に持ち帰って繰り返し利用する。
回収ボックスに一定量溜まった段階で、廃食油回収事業者が回収し、SAFなどの製造工場に 搬入する。製造されたSAF(持続可能な航空燃料)は、航空会社によりCO2排出量抑制のために使用される。
(*2)国内初となる堺市内のSAF製造プラントは、2025年に運用開始予定で、それまではバイオディーゼルなどの燃料に精製される。
【回収イメージ】
【回収ボトル】 【回収ボックス】
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