キヤノンUSAが大口径望遠単焦点レンズ120本を提供 望遠鏡アレイ「Dragonfly Telephoto Array Project」の拡張計画に協力
「Dragonfly Telephoto Array」は、イェール大学とトロント大学の国際研究チーム「Project Dragonfly」が2013年に設計した、複数のキヤノンの大口径超望遠単焦点レンズ「EF400mm F2.8L IS II USM」を束ねた望遠鏡アレイです。「Dragonfly Telephoto Array」は、従来の望遠鏡では見つけることが困難だった大きな銀河を撮影でき、低表面輝度宇宙の研究を通じた暗黒物質の性質の解明や分散型望遠鏡の概念を活用することを目的として運用されています。
米国ニューメキシコ州に設置された 「Dragonfly Telephoto Array」Image by Pieter van Dokkum, Yale University.
「Dragonfly Telephoto Array」で撮影された天体写真 (月の画像は縮尺表示用です。)Image by Pieter van Dokkum, Yale University.
キヤノンはこれからも、イメージングのリーディングカンパニーとして培ってきた技術力を生かして、科学技術の発展に寄与していきます。
※ アレイとは配列を意味します。「Dragonfly Telephoto Array」は複数のレンズを束ね、1つの大きな望遠鏡のように活用されています。
<「Dragonfly Telephoto Array」の進化(Project Dragonfly提供)>
168本のレンズを配列した「Dragonfly Telephoto Array」の完成予想図
2015年以前の「Dragonfly Telephoto Array」
「Dragonfly Telephoto Array」を組み立てている様子
米国ニューメキシコ州に設置された 「Dragonfly Telephoto Array」Image by Pieter van Dokkum, Yale Univers
米国ニューメキシコ州に設置された 「Dragonfly Telephoto Array」Image by Pieter van Dokkum, Yale University.