「楽天市場夏の消費トレンド2018」を発表

- 2億点以上の商品購買データから今夏のヒットを予測 -

楽天グループ株式会社

2018年6月5日 13時00分

楽天株式会社は、本日、「楽天市場」における購買データの分析から「楽天市場夏の消費トレンド2018」を選出しましたので、お知らせします。

　「楽天市場」では、食品、日用品、家電、ファッションなど、多岐にわたる商品を2億点以上取り揃えています。このたび楽天では、その膨大な購買データから、過去数年にわたる夏の消費動向を振り返り、社会情勢や気象、カレンダーとの関連性から今夏の消費トレンドを予測しました。「衣・食・住」に加え、レジャーの「遊」、ネットならではの意外性のある消費を指す「驚」の5つの切り口から、今夏を象徴するトレンドを5つのキーワードで発表しました。詳細は、以下のとおりです。

▼「楽天市場夏の消費トレンド2018」
衣：消費者主導
食：上陸グルメ・お家芸グルメ
住：ライフシフト消費
外中ボーダレス
驚：逆転消費

▼「楽天市場夏の消費トレンド2018」トピックス

・SNSやフリマアプリの普及、「働き方改革」の浸透などが、消費生活にも影響
・「冬の商品が夏でも売れる」というECならではの消費傾向が見られる

▼「楽天市場夏の消費トレンド2018」詳細

・衣：消費者主導
　消費者が流行の発信源となる現象を表す「消費者主導」をトレンドキーワードとして選出した。SNSやフリマアプリの普及により、タイムライン上で消費者側が流行を発信し、それを別の消費者が発掘して楽しむ消費傾向が広がっている。
　楽天市場で売れている特徴的な商品として、後ろ姿に特徴がある「バックシャンアイテム」や中身のカスタマイズが自在な「トランスペアレント（透明）アイテム」といったインスタ映え商品、SNS世代には新鮮に映る「90年代ファッション」が挙げられる。

・食：上陸グルメ・お家芸グルメ
　海外から上陸したグルメと、日本固有のお家芸的食文化の両方が人気を集めていることから、「上陸グルメ・お家芸グルメ」をトレンドキーワードとして選出した。今年もパリやカリフォルニアなどから数々のグルメが上陸し、その人気と並行して、日本の伝統的な食文化が進化した「お家芸グルメ」も海外から逆輸入され注目を集めた。
　楽天市場で売れている特徴的な商品として、海外で人気の「ロールアイス」やヨーロッパの夏の定番である「ロゼワイン」、「お家芸グルメ」の定番「お茶漬け」などが挙げられる。

・住：ライフシフト消費
　ライフスタイルや時間への価値観の変化から自宅での過ごし方を見直すための消費を指す「ライフシフト消費」をトレンドキーワードとして選出した。「働き方改革」が浸透し、時間の使い方への意識が高まるなかで、家の中で過ごす時間の質もより重視されるようになり、本格的な家具や家電の需要が高まっている。
　楽天市場で売れている特徴的な商品として、睡眠を快適にするための「高級寝具」や自宅でもプロ仕様の本格的な火入れを実現する「低温調理器」などの本格調理器具、ストリーミング配信の音楽や映画を高音質で楽しむことができる「ワイヤレススピーカー」などが挙げられる。

・遊：外中ボーダレス
　天気に左右されずに屋内外でボーダレスにレジャー楽しむ消費行動を「外中ボーダレス」と名付け、トレンドキーワードとして選出した。近年、猛暑やゲリラ豪雨など、夏の気象が不安定であることから、より手軽に、ストレスフリーに、レジャーを楽しみたいという消費者のニーズに応える商品が人気を集めている。加えて、今年は、例年よりお盆休みが長くなることから、帰省先で親子三世代で気軽に楽しい時間を過ごすことができる「外中ボーダレス」レジャーが活発化することが予測される。
　楽天市場で売れている特徴的な商品は、世代を超えて楽しめる「ボードゲーム」や、夏の風物詩「流しそうめん」を家の中で楽しむことができる「流しそうめん器」、BBQを自宅の庭で楽しむ層が増えたことから「BBQグッズ」の小型化、家の中でBBQを楽しむことができる「無煙グリル」などが挙げられる。

・驚：逆転消費
　夏でも冬の商品が購入されるネットならではの現象を表す「逆転消費」をトレンドキーワードとして選出した。
　楽天市場で売れている特徴的な商品として、「鍋」や「おでん」、「腹巻」や「カーディガン」などの「あったかグッズ」、「毛糸」や「編み物グッズ」が挙げられる。「鍋」や「おでん」は夏の時短料理やスタミナフードとして、「あったかグッズ」は冷房対策に、「編み物」はＤＩＹブームが追い風となり、このような消費行動に結びついていると分析される。