守谷市における「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」を締結【守谷市・東部ガス・東京ガス】

　守谷市（市長：松丸　修久）、東部ガス株式会社（取締役社長：穴水　一行、以下「東部ガス」）、東京ガス株式会社（代表執行役社長：内田 高史、以下「東京ガス」）は、本日、「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」（以下「本協定」）を締結しました。

2021年6月に改正地球温暖化対策推進法が施行され、脱炭素社会の実現に向け、地方自治体における取組が求められています。守谷市では、2050年までに市域の二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ」を2020年7月に表明しました。その実現に向けた取組を着実に推進するため、2021年2月には、市役所自らの事務事業により発生する温室効果ガスの削減を促進するための「守谷市役所地球温暖化対策実行計画（事務事業編）」を策定し、地球温暖化対策の取組において、歩みを進めております。

本協定は、守谷市、東部ガス及び都市ガス卸供給元である東京ガスの3者が相互に連携し、脱炭素社会に関する知見や技術を活用して、カーボンニュートラルのまちづくりを推進することで、ゼロカーボンシティ実現を目指すものです。今後3者は、定期的な協議を通じ、具体的な実施内容を検討していきます。

【本協定における連携事項】
（１）カーボンニュートラルに向けた取組に関する事項
（２）エネルギーの地産地消に関する事項
（３）低炭素エネルギーの市域への普及に関する事項
（４）エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関する事項
（５）地域の防災機能強化等のレジリエンス強化に関する事項
（６）地域の目線で新しい価値や営みを創る価値共創に関する事項
（７）学校等における環境教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
（８）各種取組における専門的人材による支援に関する事項
（９）グリーンインフラに関する事項
（10）守谷市の魅力等の情報発信に関する事項
（11）その他カーボンニュートラルのまちづくり推進及び市民サービスの向上に関する事項

守谷市、東部ガス及び東京ガスは、本協定に基づき、カーボンニュートラルへの取組を含めた様々な分野で連携を強化し、ゼロカーボンシティ実現に向けて継続的に取り組んでまいります。
 

• 守谷市　市長　松丸　修久　コメント

守谷市は、2050年までに、二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を2020年7月に共同表明しております。この実現に向けて、令和４年度の市政運営における方針において、「本市の自然的社会的条件や特性に応じた、市域全体における温室効果ガス排出量削減の推進を目的とする実行計画を策定するとともに、民間活力や国の補助金等を活用して、本市の実態に即した取組を進めてまいります」と表明いたしました。今後、市域の脱炭素化に向けて決意を持って取り組んでまいります。
なお、2050年における二酸化炭素排出量の実質ゼロは非常に高い目標であり、市民・事業者の皆様の協力がないと実現し得ません。この実行計画では、市民・事業者の皆様との協働について重点的な取組として位置付けることになると考えております。よって、今回の三者による包括連携協定により、エネルギー供給事業者と連携して地域の脱炭素化に向けて取り組むことは、正に本市の方針と合致するものです。
本協定では、市の実情と現状の課題を共有するとともに、地域密着型で市内のエネルギー供給を支える東部ガスの地域ネットワークの力と、業界で先駆的な取り組みを進める東京ガスが培ってきたノウハウや先進技術を活用することにより、課題に対するソリューションの提案を受けることができ、ゼロカーボンシティの実現に向け、更に前進できるものと考えています。
本協定が、今後の本市の施策の推進につながるものと大きな期待を寄せております。
 

• 東部ガス株式会社　取締役社長　穴水　一行　コメント

我々東部ガスが目指すのは「地域で一番信頼される会社」です。これまでは守谷市内に、エネルギー供給事業者として都市ガス・電気をお届けすることに加え、小学校でのエコクッキング授業の実施、地元企業とコラボした料理教室の開催、国道294号線歩道の花壇整備、弊社ショールームの貸し出しによる幼稚園の絵画やひょうたんクラブ様の作品の展示など、守谷市の一員として、住みやすく笑顔あふれる街づくりに尽力して参りました。
このたび本協定を締結することにより、守谷市が目指す「ゼロカーボンシティ」に向けた「脱炭素化」の取組においても、我々の持つ力を発揮する機会、地域に対する思いをカタチにする機会をいただけることとなりました。心より嬉しく思うと共に、全身全霊を込めて取り組み、守谷市のいっそうの発展に貢献していくことを約束いたします。
 

• 東京ガス株式会社 執行役員　広域エネルギー事業部長　小西 雅子　コメント

今回の包括連携協定は、東京ガスが地方自治体および地元エネルギー事業者とカーボンニュートラルのまちづくりに向けて締結する6例目の協定となります。今回の包括連携協定は、住みよいまちとして評価される守谷市に、東部ガスと東京ガスのカーボンニュートラルのまちづくりに向けた提案を評価いただき、更なる脱炭素化のパートナーとして選んでいただけたことは、大変意義深いものだと考えております。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、グループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げています。今後も、脱炭素社会の実現に向けた「ソリューション・プロバイダー」として地域社会を構成するさまざまなステークホルダーの皆さんに寄り添い、「カーボンニュートラル」「レジリエンス」「地域共創」等の観点から地域の課題解決に取り組んでまいります。