【花粉に関する全国調査】花粉に若い頃から悩まされるのは山梨県!対策に最もお金を使うのは神奈川県!~帰宅時から在宅中のトータル花粉ケアをご紹介~
パナソニック株式会社は、まもなく迎える花粉シーズンに向けて花粉への悩みや花粉ケア方法などの実態について全国調査しました。花粉症の有病率は、「鼻アレルギーの全国疫学調査(※)」によると、2019年には42.5%となっており、二人に一人は罹患している国民病と言えます。
本調査の発表にあたり、「心理学×統計学」で県民性を分析する、木原誠太郎氏の見解と、花粉ケアにおいて気をつけるべき点を国立大学法人 埼玉大学大学院教授の王青躍先生に解説していただきました。
※出典:松原篤他「鼻アレルギーの全国疫学調査2019 (1998年, 2008年との比較) : 速報―耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として」日本耳鼻咽喉科学会会報 123巻 (2020) 6号
【調査トピックス】
■花粉への悩み度、最も高いのは福島県。
花粉に悩まされる時期は4~6月、悩まされる期間は1~2カ月が最多。
■花粉に悩まされたと最初に感じたのは平均28.4歳。
愛知県では、20代前半からと、花粉の悩み始めが早いことが明らかに!
■花粉が気になるのは「外出時(郊外)」「外出時(都内部)」「帰宅時」が上位に。
花粉ケアで行っていることは「マスク着用」「うがい・手洗い」のほか、衣類のケアも上位。
一方「うがい・手洗い」は効果への満足度が約5割と、意外にも低いことが判明!
■花粉ケアを目的としてこれまでに購入したもの、「マスク」に次いで「空気清浄機」が上位に。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は神奈川県がトップ!
《花粉の悩み度数、最も高いのは福島県!》
まずは、花粉の悩み度数を調査。「自身の花粉の悩みを5段階表現した場合、どれくらいだと思いますか。(「5」が最も悩みが大きい)」と質問したところ、全国平均では3.35ptという結果に。最も悩み度数が高いのは福島県3.65pt、最も低いのは鳥取県で3.06ptとなりました。
微差ではありますが福島県がトップとなっているのは、周囲の空気や自身の体調など、変化に敏感な県民性が表れていると考えられます。一方、鳥取県は人口が少ないこともあり、あまり「気にしない」性格が関係しているのかもしれません。
《花粉に悩まされるのは4~6月がトップ。期間は1~2カ月が最多!》
花粉に悩まされる時期は、全国的には4~6月が68.8%で多数派ですが、関東地方・九州地方は1~3月と4~6月が同程度となりました。期間としては1~2カ月が54.5%で最多となりました。
奈良県の方は、「こうあるべき」「こうしないといけない」といった、義務感やこだわりが強い傾向にあります。花粉は気になるけれども、「換気はしっかり行わないといけない」といった気持ちが強いのかもしれません。
花粉ケアとして行っていることは、「マスク着用」「うがい・手洗い」といった手軽な方法がやはり上位にあがっていますが、「洗濯物やふとんを外に干さない」「こまめに洗濯する」「帰宅時に衣類の花粉を取り除く」といった衣類に関するケアを行う人も多いことが伺えます。都道府県別に見ると、
・新潟県は「うがい・手洗いをこまめにする(40.0%)」人が最も少ない(全国平均51.0%)。
・宮城県は「帰宅時に衣類の花粉を取り除く(31.0%)」(全国平均18.4%)、「洗濯物やふとんを外に干さない(37.0%)」(全国平均26.9%)人が最も多い。
・沖縄県は「こまめに洗濯する(31.0%)」(全国平均19.6%)、「こまめに掃除をする(30.0%)」
(全国平均17.2%)、「帰宅後すぐに衣類を着替える(26.0%)」(全国平均15.1%)と、どれも比較的高い水準。
・新潟県は、無邪気さや子どもっぽさを兼ね備えた県民性です。その無邪気さ故、どちらかというと気にしない性格の方が多く、うがい・手洗いをこまめにすることが、あまり習慣付いていないのかもしれません。
・宮城県の方は、城下町として繁栄した誇りから、ニュースやトレンドに敏感な傾向があります。そのため、花粉シーズンの訪れをひときわ早くキャッチし、花粉ケアにおいても都心部同様に気を遣っていると考えられます。
・沖縄県の方は、直感的に動くことや、切り替えが早い傾向があります。そのため、洗濯や掃除、着替えについても、気になったらすぐに行動に移すため、結果的に頻度の高さにつながっている可能性があります。
一方で、それぞれのケアについて満足度を質問したところ、行っていることで上位であった「うがい・手洗い」は効果への満足度が53.3%と低いことが判明しました。満足度の高いケアは「空気清浄機」「外出後すぐにシャワーする」「外出後すぐに顔を洗う」で、いずれも7割超となりました。
▶木原さんコメント
花粉ケアを目的に購入する際、郊外は戸建ての広い家が多く、リビングが広い傾向にあるため、広範囲に効果をもたらすかといった視点も含まれてきます。一方で都心部は、狭小3階建てなど、面積としては狭い一方で、花粉以外にも埃やカビなども意識したケアを行う必要があります。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は5,000円以上の高価格帯では神奈川県が1位、一方、鳥取県が最も金額が低い結果となりました。
[調査概要]
・エリア:全国
・調査対象:20歳~69歳 、男女、花粉について悩みを抱えている人 計4700人
・調査期間:2022年12月9日(金)~2022年12月14日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト株式会社
全国の花粉への悩みや対策傾向について判明したところで、花粉の最新事情について国立大学法人埼玉大学大学院教授の王青躍先生に伺いました。
●都心部と山間部の花粉の違い
今回の調査結果では、花粉への悩み度数が高いのは福島県となりましたが、東京都、神奈川県、埼玉県などの大都会でも花粉への悩み度数が高い傾向があります。
埼玉大学での実験では、スギ花粉に大気汚染物質が付着し、それによってスギ花粉アレルゲン物質を含む複合体のエアロゾルが形成されていることが解明されました。さらに、都市部空気中のスギ花粉アレルゲン物質を含む複合体のエアロゾルは、山間部よりも都市部において、より多いスギ花粉アレルゲン物質がPM1.0として存在することが明らかになっています。スギ花粉症状を悪化させ、山間部に比べ、都市部でのスギ花粉への悩みを引き起こす要因の一つと考えられます。
また、都心部では、花粉への悩み期間が1~3月、4~6月が同程度と出ていますが、これはスギ花粉のみならず、ヒノキ花粉、さらに草本類花粉(イネ科花粉、ヨモギ花粉、ブタクサ花粉他)など、様々な種類の花粉が飛沫しやすい立地で、年中悩まされやすいことも言えます。
●花粉と年齢
昨今では、花粉への悩みを抱えはじめる時期が低年齢化しつつあります。今回の調査でも、特に愛知県が最も低い年齢となりましたが、これは、地域ごとの衣食住の違いによる影響なども考えられます。例えば、現在の都市部住宅は断熱性、気密性に優れ、子どもたちを取り巻く環境はより清潔・衛生的になっており、子どもの花粉への悩みを増加させているとも考えられます。また、花粉やアレルゲン物質は低い位置の濃度が高いため、背の低い子供たちは大人に比べ、通学や野外活動によって大人よりも体内に取り込むリスクが高く、微細な花粉アレルゲン物質に曝されやすいことも大きく関連しています。
●花粉ケア
・外出時の花粉ケア
(1) 花粉飛散期かつ大気汚染が激しい日には不要不急の外出を避けて、花粉・アレルゲン粒子や汚染物質への暴露を減らすこと。
(2) 激しい運動から軽い運動(例︓ジョギングを散歩へ)へ変更すること。
(3) 汚染が激しく、交通量の多い沿道での運動を避けること。
(4) 外出する際にはPM2.5やPM1.0に対応したマスクを着用すること。
・帰宅時の花粉ケア
原則として、花粉を外から持ち込まないことが重要です。
(1) 外で衣類に付着する花粉を払ってから、上着を玄関で脱ぐこと。
(2) 帰宅後は手洗いやうがいを徹底すること。
(3) できれば、手洗いに加え、お風呂やシャワーを浴びて、洗髪など、清潔な身体で入室すること。
(4) 定期的に高性能の掃除機を用いて、部屋の風の立たない、角、玄関などでの掃除を行うこと。
・在宅時の花粉ケア
(1) 窓開け換気時に気を付けること。特に帰宅後はドアや窓を閉め、風が通る隙間もふさぐこと。
(2) 花粉・アレルゲン粒子の放出や大気汚染が激しい日には、屋内も高濃度になる可能性があるため、特に寝室など長時間過ごす部屋にはPM2.5やPM1.0さらに超微小なナノ粒子の除去が可能な空気清浄機を設置すること。
(3) 花粉の時期には室内の床を濡れタオル、乾いたタオルで二度拭きすること。
(4) 花粉の破裂を念頭に、設置位置を適切な高さにキープして、加湿器の設置等を上手に取り入れること。
(5) 十分な睡眠時間をとること。
上記は対応策の事例ですが、花粉やアレルゲン物質に対する正しい知識を理解することも重要です。
【帰宅時から在宅中まで。家中花粉をトータルケア!】
家の中に花粉を持ち込まない、家中の花粉を抑制することが花粉対策として重要となります。そこで、帰宅時から在宅中、さらには毎日の衣類ケアまで、花粉対策に便利な家電をご紹介します。
■帰宅時におすすめ!
・衣類スチーマー(NI-FS780)
外から帰ってきた時に気になる、服やトートバッグなどの除菌※1のほか、菌だけでなくダニや花粉のアレル物質も抑制※2※3。約19秒のスピード立ち上がりなので、帰宅後すぐに手軽にケアできます。洗いにくいジャケットやコートにもおすすめです。
ナノイーX搭載ハンガーでスーツなどの衣類に付着したニオイを脱臭※4分解し花粉も抑制※5。
寝ている間にかけておくだけで、衣類をリフレッシュします。
・エアコン(LXシリーズ)
・空気清浄機(F-VXV90)
花粉対策製品認証マークを取得
空気清浄機でのJAPOC認証マークは『花粉問題対策事業者協議会が制定した規格[空気清浄機による空気中の花粉(花粉片)除去性能評価試験方法]を満たした花粉対策製品に付与されます。』
・次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」(F-MV5400)
空気中の汚れをこしとるHEPAフィルターが、花粉やハウスダストなどを
しっかり集じん、除去します。〈交換めやす約5年〉
目に見えない約20μm(1mmの1/50)のハウスダストなど、「クリーンセンサー」が検知して、ランプが赤く点灯。ゴミがなくなるとランプは青く点灯するので、きれいになったことが一目でわかります。
■毎日の衣類ケアにおすすめ!
・ドラム式洗濯乾燥機(NA-LX129B)
※8 〈「衛生ケア(60分)」コースによるスギ花粉の抑制の試験内容〉 [試験機関]パナソニック(株)プロダクト解析センター [試験方法]ドラム内のコート表面に取り付けた花粉懸濁液付着布の花粉抑制率をELISA法にて測定 [花粉抑制方法]「衛生ケア(60分)」による [対象部分]ドラム内の衣類 [試験結果]コート表面90%以上
・衣類乾燥除湿機(F-YHVX200)
パナソニック独自のハイブリッド方式で、季節や天気に関係なく1年中強力な除湿力を発揮します。帰宅後、脱いだ衣類に風をあて、外から持ち込んだ花粉をナノイーXで抑制します※9。
※9吹き出し口から約40cmでの約6時間後の効果です(スギ花粉での検証)。実際の効果は衣類の素材、形状などによって異なります。
本調査の発表にあたり、「心理学×統計学」で県民性を分析する、木原誠太郎氏の見解と、花粉ケアにおいて気をつけるべき点を国立大学法人 埼玉大学大学院教授の王青躍先生に解説していただきました。
※出典:松原篤他「鼻アレルギーの全国疫学調査2019 (1998年, 2008年との比較) : 速報―耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として」日本耳鼻咽喉科学会会報 123巻 (2020) 6号
【調査トピックス】
■花粉への悩み度、最も高いのは福島県。
花粉に悩まされる時期は4~6月、悩まされる期間は1~2カ月が最多。
■花粉に悩まされたと最初に感じたのは平均28.4歳。
愛知県では、20代前半からと、花粉の悩み始めが早いことが明らかに!
■花粉が気になるのは「外出時(郊外)」「外出時(都内部)」「帰宅時」が上位に。
花粉ケアで行っていることは「マスク着用」「うがい・手洗い」のほか、衣類のケアも上位。
一方「うがい・手洗い」は効果への満足度が約5割と、意外にも低いことが判明!
■花粉ケアを目的としてこれまでに購入したもの、「マスク」に次いで「空気清浄機」が上位に。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は神奈川県がトップ!
《花粉の悩み度数、最も高いのは福島県!》
まずは、花粉の悩み度数を調査。「自身の花粉の悩みを5段階表現した場合、どれくらいだと思いますか。(「5」が最も悩みが大きい)」と質問したところ、全国平均では3.35ptという結果に。最も悩み度数が高いのは福島県3.65pt、最も低いのは鳥取県で3.06ptとなりました。
▶木原さんコメント
微差ではありますが福島県がトップとなっているのは、周囲の空気や自身の体調など、変化に敏感な県民性が表れていると考えられます。一方、鳥取県は人口が少ないこともあり、あまり「気にしない」性格が関係しているのかもしれません。
《花粉に悩まされるのは4~6月がトップ。期間は1~2カ月が最多!》
花粉に悩まされる時期は、全国的には4~6月が68.8%で多数派ですが、関東地方・九州地方は1~3月と4~6月が同程度となりました。期間としては1~2カ月が54.5%で最多となりました。
《花粉に悩まされたと最初に感じたのは平均28.4歳。愛知県は20代前半からの悩み事例が多い》
花粉に悩まされたと最初に感じた年齢を尋ねると、全国平均28.4歳となりました。愛知県では平均24.5歳と20代前半から花粉に悩みを抱えている方が多いようです。一方、長崎県は32.3歳と30代を過ぎてから悩みを感じる方が多いことが分かりました。《花粉が気になるのは「外出時(郊外)」「外出時(都心部)」「帰宅時」が上位。花粉ケアで行っていることは「マスク着用」のほか、衣類ケアも!》
続いて、花粉が気になるシーンを尋ねたところ、「外出時(郊外)」「外出時(都心部)」「帰宅時」が上位となりました。また、在宅中の換気については、68.0%が花粉を気にしてためらうと回答しています。一方、奈良県は「あまりためらわない」「全くためらわない」が41.0%と、関西地方では比較的ためらう方が少ない結果となりました。▶木原さんコメント
奈良県の方は、「こうあるべき」「こうしないといけない」といった、義務感やこだわりが強い傾向にあります。花粉は気になるけれども、「換気はしっかり行わないといけない」といった気持ちが強いのかもしれません。
花粉ケアとして行っていることは、「マスク着用」「うがい・手洗い」といった手軽な方法がやはり上位にあがっていますが、「洗濯物やふとんを外に干さない」「こまめに洗濯する」「帰宅時に衣類の花粉を取り除く」といった衣類に関するケアを行う人も多いことが伺えます。都道府県別に見ると、
・新潟県は「うがい・手洗いをこまめにする(40.0%)」人が最も少ない(全国平均51.0%)。
・宮城県は「帰宅時に衣類の花粉を取り除く(31.0%)」(全国平均18.4%)、「洗濯物やふとんを外に干さない(37.0%)」(全国平均26.9%)人が最も多い。
・沖縄県は「こまめに洗濯する(31.0%)」(全国平均19.6%)、「こまめに掃除をする(30.0%)」
(全国平均17.2%)、「帰宅後すぐに衣類を着替える(26.0%)」(全国平均15.1%)と、どれも比較的高い水準。
▶木原さんコメント
・新潟県は、無邪気さや子どもっぽさを兼ね備えた県民性です。その無邪気さ故、どちらかというと気にしない性格の方が多く、うがい・手洗いをこまめにすることが、あまり習慣付いていないのかもしれません。
・宮城県の方は、城下町として繁栄した誇りから、ニュースやトレンドに敏感な傾向があります。そのため、花粉シーズンの訪れをひときわ早くキャッチし、花粉ケアにおいても都心部同様に気を遣っていると考えられます。
・沖縄県の方は、直感的に動くことや、切り替えが早い傾向があります。そのため、洗濯や掃除、着替えについても、気になったらすぐに行動に移すため、結果的に頻度の高さにつながっている可能性があります。
一方で、それぞれのケアについて満足度を質問したところ、行っていることで上位であった「うがい・手洗い」は効果への満足度が53.3%と低いことが判明しました。満足度の高いケアは「空気清浄機」「外出後すぐにシャワーする」「外出後すぐに顔を洗う」で、いずれも7割超となりました。
《花粉ケアを目的としてこれまでに購入したものは「マスク」に次いで「空気清浄機」が上位に。1シーズンの花粉ケアにかける金額は神奈川県がトップ!》
花粉ケアを目的にこれまで購入したもの、購入を検討したものについては、「マスク」「空気清浄機」「花粉スプレー」がトップとなりました。
▶木原さんコメント
花粉ケアを目的に購入する際、郊外は戸建ての広い家が多く、リビングが広い傾向にあるため、広範囲に効果をもたらすかといった視点も含まれてきます。一方で都心部は、狭小3階建てなど、面積としては狭い一方で、花粉以外にも埃やカビなども意識したケアを行う必要があります。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は5,000円以上の高価格帯では神奈川県が1位、一方、鳥取県が最も金額が低い結果となりました。
▶木原さんコメント
[調査概要]
・エリア:全国
・調査対象:20歳~69歳 、男女、花粉について悩みを抱えている人 計4700人
・調査期間:2022年12月9日(金)~2022年12月14日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト株式会社
【花粉の最新事情を解説!】
全国の花粉への悩みや対策傾向について判明したところで、花粉の最新事情について国立大学法人埼玉大学大学院教授の王青躍先生に伺いました。
●都心部と山間部の花粉の違い
今回の調査結果では、花粉への悩み度数が高いのは福島県となりましたが、東京都、神奈川県、埼玉県などの大都会でも花粉への悩み度数が高い傾向があります。
埼玉大学での実験では、スギ花粉に大気汚染物質が付着し、それによってスギ花粉アレルゲン物質を含む複合体のエアロゾルが形成されていることが解明されました。さらに、都市部空気中のスギ花粉アレルゲン物質を含む複合体のエアロゾルは、山間部よりも都市部において、より多いスギ花粉アレルゲン物質がPM1.0として存在することが明らかになっています。スギ花粉症状を悪化させ、山間部に比べ、都市部でのスギ花粉への悩みを引き起こす要因の一つと考えられます。
また、都心部では、花粉への悩み期間が1~3月、4~6月が同程度と出ていますが、これはスギ花粉のみならず、ヒノキ花粉、さらに草本類花粉(イネ科花粉、ヨモギ花粉、ブタクサ花粉他)など、様々な種類の花粉が飛沫しやすい立地で、年中悩まされやすいことも言えます。
●花粉と年齢
昨今では、花粉への悩みを抱えはじめる時期が低年齢化しつつあります。今回の調査でも、特に愛知県が最も低い年齢となりましたが、これは、地域ごとの衣食住の違いによる影響なども考えられます。例えば、現在の都市部住宅は断熱性、気密性に優れ、子どもたちを取り巻く環境はより清潔・衛生的になっており、子どもの花粉への悩みを増加させているとも考えられます。また、花粉やアレルゲン物質は低い位置の濃度が高いため、背の低い子供たちは大人に比べ、通学や野外活動によって大人よりも体内に取り込むリスクが高く、微細な花粉アレルゲン物質に曝されやすいことも大きく関連しています。
●花粉ケア
・外出時の花粉ケア
(1) 花粉飛散期かつ大気汚染が激しい日には不要不急の外出を避けて、花粉・アレルゲン粒子や汚染物質への暴露を減らすこと。
(2) 激しい運動から軽い運動(例︓ジョギングを散歩へ)へ変更すること。
(3) 汚染が激しく、交通量の多い沿道での運動を避けること。
(4) 外出する際にはPM2.5やPM1.0に対応したマスクを着用すること。
・帰宅時の花粉ケア
原則として、花粉を外から持ち込まないことが重要です。
(1) 外で衣類に付着する花粉を払ってから、上着を玄関で脱ぐこと。
(2) 帰宅後は手洗いやうがいを徹底すること。
(3) できれば、手洗いに加え、お風呂やシャワーを浴びて、洗髪など、清潔な身体で入室すること。
(4) 定期的に高性能の掃除機を用いて、部屋の風の立たない、角、玄関などでの掃除を行うこと。
・在宅時の花粉ケア
(1) 窓開け換気時に気を付けること。特に帰宅後はドアや窓を閉め、風が通る隙間もふさぐこと。
(2) 花粉・アレルゲン粒子の放出や大気汚染が激しい日には、屋内も高濃度になる可能性があるため、特に寝室など長時間過ごす部屋にはPM2.5やPM1.0さらに超微小なナノ粒子の除去が可能な空気清浄機を設置すること。
(3) 花粉の時期には室内の床を濡れタオル、乾いたタオルで二度拭きすること。
(4) 花粉の破裂を念頭に、設置位置を適切な高さにキープして、加湿器の設置等を上手に取り入れること。
(5) 十分な睡眠時間をとること。
上記は対応策の事例ですが、花粉やアレルゲン物質に対する正しい知識を理解することも重要です。
【帰宅時から在宅中まで。家中花粉をトータルケア!】
家の中に花粉を持ち込まない、家中の花粉を抑制することが花粉対策として重要となります。そこで、帰宅時から在宅中、さらには毎日の衣類ケアまで、花粉対策に便利な家電をご紹介します。
■帰宅時におすすめ!
・衣類スチーマー(NI-FS780)
外から帰ってきた時に気になる、服やトートバッグなどの除菌※1のほか、菌だけでなくダニや花粉のアレル物質も抑制※2※3。約19秒のスピード立ち上がりなので、帰宅後すぐに手軽にケアできます。洗いにくいジャケットやコートにもおすすめです。
・脱臭ハンガー(MS-DH210)
ナノイーX搭載ハンガーでスーツなどの衣類に付着したニオイを脱臭※4分解し花粉も抑制※5。
寝ている間にかけておくだけで、衣類をリフレッシュします。
■在宅時におすすめ!
・エアコン(LXシリーズ)
室温は快適なまま、お部屋の空気をリフレッシュ。外気を取り入れながら冷暖房できる「給気換気」や、不快な空気を排出する「排気換気」もでき、花粉が気になる方も窓を開けずに換気が可能に。また、換気だけでは追い出しきれなかった付着した汚れも、ナノイーXと換気を組み合わせれば、キレイに抑制できます。
・空気清浄機(F-VXV90)
パナソニック独自の立体的な気流「3Dフロー花粉撃退気流」とナノイーX(48兆)による花粉撃退テクノロジーで、部屋に侵入した花粉を徹底除去します。また「ミルエア」アプリでお部屋の空気の状態を把握でき、遠隔操作も可能です。
花粉対策製品認証マークを取得
空気清浄機でのJAPOC認証マークは『花粉問題対策事業者協議会が制定した規格[空気清浄機による空気中の花粉(花粉片)除去性能評価試験方法]を満たした花粉対策製品に付与されます。』
・次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」(F-MV5400)
「除菌★1・★2」「脱臭★3」「加湿」「集じん」を、この1台で。
空気中の汚れをこしとるHEPAフィルターが、花粉やハウスダストなどを
しっかり集じん、除去します。〈交換めやす約5年〉
・セパレート型コードレススティック掃除機(MC-NS10K)
目に見えない約20μm(1mmの1/50)のハウスダストなど、「クリーンセンサー」が検知して、ランプが赤く点灯。ゴミがなくなるとランプは青く点灯するので、きれいになったことが一目でわかります。
■毎日の衣類ケアにおすすめ!
・ドラム式洗濯乾燥機(NA-LX129B)
ナノイーXの「衛生ケア」コース(約60分)で、コートなど衣類についた花粉を90%以上抑制※8。帰宅したら、着ていたアウターをすぐに洗濯機へ。水洗いしにくいアウターなどもナノイーXで手軽に花粉抑制※1ができます。
※8 〈「衛生ケア(60分)」コースによるスギ花粉の抑制の試験内容〉 [試験機関]パナソニック(株)プロダクト解析センター [試験方法]ドラム内のコート表面に取り付けた花粉懸濁液付着布の花粉抑制率をELISA法にて測定 [花粉抑制方法]「衛生ケア(60分)」による [対象部分]ドラム内の衣類 [試験結果]コート表面90%以上
・衣類乾燥除湿機(F-YHVX200)
パナソニック独自のハイブリッド方式で、季節や天気に関係なく1年中強力な除湿力を発揮します。帰宅後、脱いだ衣類に風をあて、外から持ち込んだ花粉をナノイーXで抑制します※9。
※9吹き出し口から約40cmでの約6時間後の効果です(スギ花粉での検証)。実際の効果は衣類の素材、形状などによって異なります。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像