【メタリアル・グループ】ロゼッタ、新ビジョン「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」を発表

完全自動翻訳AIへの挑戦

ロゼッタ

メタリアル・グループの株式会社ロゼッタ(本社:東京都千代田区、代表取締役:五石 順一)は、創業以来掲げてきたミッション「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」に加え、新たなビジョンとして「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」を掲げました。


本ビジョンは、翻訳業務における人手による修正作業をなくし、AIによる完全自動化を実現することを目指すものです。また、ロゼッタが20年にわたり挑み続けてきた翻訳イノベーションの集大成であり、産業翻訳の生産性を革新する次なるステージを指し示すものです。

新ビジョン策定の背景:ロゼッタが積み重ねてきた「実現不可能への挑戦」

ロゼッタはこれまで、翻訳業界で「実現不可能」と言われた挑戦を次々と実現してきました。

- 2006年:インターネットデータを活用した統計翻訳「熟考」:ルールベース翻訳全盛期にビッグデータ的手法を導入

- 2015年:上場時に目標ビジョンとして「精度95%翻訳AI」を宣言

- 2017年:「T-4OO(ティーフォーオーオー)」で当時翻訳には適用不可能と言われていたNeural Network(ニューラルネットワーク)技術によって翻訳AIを商用化。「精度95%」を実現して3年で15倍成長

-2024年:国内シェアNo.1の産業翻訳AIに到達※

※出典:ITR 「ITR Market View:対話型AI・機械学習プラットフォーム市場2024」 翻訳市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)

これらの“異端の挑戦”の延長線上に、今回の新ビジョンがあります。

新ビジョンの概要:「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」

「人手の修正が不要な翻訳AI」とは、翻訳結果を人間が一切手直しせずにそのまま使用できるAIを指します。

現在のAI翻訳では、訳文に誤りが含まれているため、正確さを要件とする産業翻訳用途では人手による確認・修正作業が発生しており、依然として多大な時間と費用の負担が発生しています。そこで当社はこの人手翻訳による修正が必要のない世界、つまり

・翻訳業務の完全自動化

・言語的ハンディキャップからの解放

が実現された状態を目指します。

具体的には、人手で行っている「客観的に判定できる間違い」の修正を目指します。

現在、翻訳において「人手の修正」が存在しているものには、「①客観的な間違いの修正」と「②主観的な感性による修正」に大きく分けられます。「①客観的な間違いの修正」とは、誰が見ても客観的に間違っていると共通して判断する明白な間違いを指します。文法や語彙・固有名詞や単位・数値の誤りに加え、業界のガイドラインや会社ごとの用語集/対訳の反映ミスなどが該当します。一方、「②主観的な感性による修正」とは、客観的に正誤を判定できない、人によって意見が違う主観的な感性や好みによる修正を指し、明白な正確や共通で一致する意見が存在しないものです。

当社が目指すのは、この「①客観的な間違いの修正」が不要な世界です。当社のミッションは「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」ことであり、人間が翻訳AIの誤りを直すという作業そのものを消滅させることです。コアバリューである企業ごとの用語体系・スタイルガイド・過去翻訳・参考文書・業界ガイドラインを正確に取り込みながら、「一意の正解が決まる領域」での人手修正をゼロにすることを目指します。

最初に注力する領域

新ビジョン実現による影響は、産業翻訳における全領域的なイノベーションではありますが、最初に注力する分野・文書として以下を想定しています。

言語:英日、日英

分野・文書:

・IT通信業のマニュアル

・製造業の取扱説明書

これらの領域で、人手に依存していた工程の完全自動化を実現します。

ロゼッタ 代表取締役:五石 順一のコメント

ロゼッタは創業以来「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」をミッションとしてきましたが、この度新たにビジョンとして「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」を掲げることとしました。「そんなのは実現不可能だ」と思われるかもしれませんが、早ければ来年、遅くとも3年以内に実現できると本気で考えています。

「何をバカなことを言ってるんだ?」と思われるかもしれませんが、これまでも当社は異端のビジョンを掲げるたびに「バカげている」と思われ続けました。10年前の上場時に「精度95%の翻訳AIを創る」と宣言した当時も「何をバカなことを」と一笑に付されましたし、2017年に発表して3年で15倍成長した「T-4OO」の中核技術となったNeural Network技術は、当時学会では「翻訳には適用不可能」と言われていました。さらに遡れば、2006年の初代翻訳機「熟考」では、まだ言語専門家によるルールベースの時代にインターネットのデータを使って統計処理で翻訳するという、後に「ビッグデータ」と言われる手法を採用した際も「何をバカなことを」と頭がおかしい扱いをされました。

今回掲げる「人手の修正が不要な翻訳AIを創る」というビジョンは10年前の「精度95%」に輪をかけて夢物語に聞こえるかもしれません。確かに当社独自の技術だけでは不可能です。私も先月までは思いもよりませんでした。ですが、直近の生成AIの技術の進歩に当社のノウハウをかけあわせることによって実現できると考えるに至りました。

突飛な目標かもしれませんが、実現すればその影響は極めて大きい。果たしてバカげたビジョンがどうなるか?

どうぞご期待ください。

株式会社ロゼッタについて

国内最大のAI翻訳リーディングカンパニーとして培った6,000社以上の顧客基盤と技術力を基に、製薬・製造・法務・特許・金融等の各業界に特化した専門文書作成に貢献するAIサービスを提供している。

主力サービス:専門用語に強い高精度AI翻訳「T-4OO」

(特徴)

1. 生成AI×専門翻訳を実現。常に進化する翻訳プラットフォーム

2. 精度95%を誇る超高精度の自動翻訳

3. 専門2,000分野・100言語をカバー

4. 国内サーバーによる最高水準のセキュリティ

5. スキャン画像PDFも丸ごと翻訳

6. 個社の社内用語を自動で翻訳結果に反映

その他に、製薬業向け生成AIソリューション「ラクヤクAI」、議事録&翻訳AIツール「オンヤク」などのサービスを提供。

社名:   株式会社ロゼッタ

URL:   https://www.rozetta.jp/

代表者:  代表取締役 五石 順一

事業内容: AI翻訳および専門文書AIの開発・運営

メタリアル・グループについて

「世界中の人々を場所・時間・言語の制約から解放する」を企業ミッションとし、翻訳市場において国内市場シェアNo.1に位置している。(出典:ITR「ITR Market View:対話型AI・機械学習プラットフォーム市場2024」翻訳市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測))

法務・医薬・金融・化学・IT・機械・電気電子など、2,000分野に対応。顧客ごとの課題解決・未来創造を目的とした完全カスタマイズAI開発サービスを提供している。

AI開発実績:翻訳AI、四季報AI、広報AI、製薬会社向けAI、ゲームローカライズAI等

社名:   株式会社メタリアル

URL:   https://www.metareal.jp/

所在地:  東京都千代田区神田神保町3-7-1ニュー九段ビル

代表者:  代表取締役 五石 順一

設立:   2004年2月

事業内容: 業種特化の専門文書AIの企画・開発・運営

お問合せ先:pr@metareal.jp

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会社概要

株式会社ロゼッタ

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URL
http://www.rozetta.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町3-7-1 ニュー九段ビル
電話番号
-
代表者名
五石 順一
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2004年02月