飲食店リピート実態&要因調査
飲食店の利用は一人週平均2.97回(2.65店)、うち新規利用は0.67店 新規店利用が多いのは20・30代女性、年代の上昇とともにリピート利用が増加
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)では、首都圏在住の20~64歳男女に、飲食店のリピート状況についての調査を実施しました。その結果をご報告いたします。
【解説】
1カ月に1度以上外食(食事または飲酒)を行う人を対象にした調査で、1週間の外食回数は平均2.97回。うち、初回利用するお店は22.5%で、再利用(リピート)が77.5%であった。男女別では男性の方が同じ店に通う傾向が強い。「リピート利用」する店を決める理由は「料理・メニュー」が55.9%と最多だが、「コストパフォーマンス」も初回利用の際の理由33.0%に比べて「リピート利用」する店を決める際では+9.1ポイント増加するなど、重要因子であった。
【調査結果の要約】
1. 1週間の外食状況 ※2018年2月末の1週間
・1週間(※)の外食回数は、1人あたり平均2.97回。利用店数は平均2.65店、そのうち「初回利用」の飲食店は平均0.67店。
・外食した回数に占める「初回利用」「リピート利用」の比率は、全体では22.5:77.5。20・30代女性では「初回利用」の比率が30%以上と高く、「リピート利用」は70%以下。一方、男性では総じて「リピート利用」が多く、50代男性では82.9%、60代男性では87.3%が「リピート利用」となっている。
2. 「初めて利用」「リピート利用」する店における重視点
・「初めて利用」する飲食店と、来店後また行ってみたいと思う「リピート利用」する飲食店を選ぶときの重視点をそれぞれ尋ねたところ、いずれの場合も、「料理・メニュー」「価格の安さ・コストパフォーマンス」の重視度が高い。
・特に「価格の安さ・コストパフォーマンス」は、「初めて利用」する際に比べ、「リピート利用」する際の重視度の方が9.1ポイント高い。
3. 業態別のリピート利用率
・時間帯別にみると、[昼食]の時間帯で最もリピート利用率が高く、81.2%。
・業態別にみると、「ファストフード」「牛丼、カレーなど一品もの専売業態」「立ち食いのラーメン、うどん・そば業態」「ファミリーレストラン、回転すしなど」でリピート利用率が高く、いずれも90%以上。
4. 目的型来店率
・1週間(※)の外食回数のうち、“その飲食店の料理・メニュー、雰囲気や価格が気に入っていて、どうしてもそのお店に行きたい場合に利用した”という目的型来店が43.2%を占める。業態別では、「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」(72.4%)で最も目的型来店率が高い。
・リピート来店のうち“目的型リピート”と“なんとなくリピート”(その飲食店でなければいけない理由や目的のないリピート)の比率は44.2:55.8。
・業態別にみると、「立ち食いのラーメン、うどん・そば業態」「中華料理店」「牛丼、カレーなど、一品もの専売業態」「喫茶店・カフェ」などの業態では、目的型来店率が高く、同時にリピート利用率が高いことから、“どうしてもその店に行きたい”理由があって繰り返し通う人が多いことがわかる。
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/09/RecruitLifestyle_ggs_re20180925.pdf
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