社会・環境・地域の未来を切り拓く 次世代型エキナカ商業施設  「エキュート秋葉原」2025年4月オープン

JR-Cross

1|オールキャッシュレスやロボットキャスト採用など、人手不足解消とCX向上を両立

オールキャッシュレス化やセルフレジ・集中レジ導入、案内・接客を担うロボットキャスト「ugo Pro」の採用、メタバース空間でのお買い物サポートなど、ショッピングフローを一部デジタル化

2「駅の忘れ物の傘」が「買い物かご」に。環境に優しい未来志向の循環型モデル

駅の忘れ物の傘や地域の廃材のアップサイクル(買い物かご・什器の開発)をはじめ、プラスチックカトラリーの販売やJ-クレジットの活用、食品廃棄物100%リサイクルなど、未来の環境に対するアクションを始動

3|ゲームで地域を活性化⁉「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」

画像はイメージです

 株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(本社:東京都渋谷区、カンパニー長:杉村 晶生)は、JR秋葉原駅構内において、エキナカ商業施設「エキュート秋葉原」を2025年4月にオープンします。

 エキナカ商業施設「エキュート」は今年開業20周年を迎えます。これまでターミナル駅を中心に、乗り換えや移動を楽しく、そして日々の暮らしが少しでも便利になるような商品や体験価値の提供を行ってきました。

 そして、エキナカ20年の節目の2025年4月に開業する「エキュート秋葉原」は新しいステージに挑みます。

 JR東日本グループが掲げる『Beyond Stations構想(※)』の取り組みとして、オールキャッシュレス化やセルフレジ・集中レジなどを導入することで、社会的課題となっている人手不足解消と顧客体験価値向上(CX)の両立、循環型社会の実現に向けた廃材アップサイクルやJ-クレジットなどの活用、そして秋葉原の文化であるゲームを通した地域の活性化を実現し、持続可能な次世代型の商業施設を目指します。

 駅を行き交う人々の毎日の生活を彩るエキュートから、一人ひとりの選択や小さな変化が積み重なって持続可能な未来を拓きます。「エキュート秋葉原」のサステナブルな社会づくりへの多彩な取り組みを「ちょっといい選択、ずっといい未来」というメッセージに込め、実現します。

※ 「Beyond Stations構想」について:https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210303_ho04.pdf


1|オールキャッシュレス化やロボットスタッフ採用など、人手不足解消とCX向上を両立

 社会的課題となっている人手不足への対応として、エキュート秋葉原では、オールキャッシュレス化やセルフレジ・集中レジの導入、ロボットスタッフの採用やメタバースでのお買い物サポートなどを導入します。これらの最新テックにより、人手不足を解消するとともに、スタッフの接客によりゆっくりとご利用いただいたり、商品選びからお会計までご自身でスピーディーにご利用いただいたり、といった多様なお買い物スタイルに対応する施設を目指します。

 また、スタッフの身だしなみも、より個性を尊重した基準とすることで、「エキュート秋葉原で働きたい」と思ってもらえるような環境づくりを進めます。


(1)オールキャッシュレス化に加え、集中レジとセルフレジ導入で自由なお買い物を実現

 エキュート秋葉原はオールキャッシュレス化を実現。非接触の決済、またセルフレジも積極的に導入し、よりスピーディーなお買い物が可能です。

 一部の売場には、複数ショップで自由に商品を選んだ後にまとめてお会計ができるエキュート初の「集中レジ」を設けます。また、従来のスタッフを介したお買い物だけでなく、カウンターを挟まない売場レイアウトやセルフレジの導入により、ご自身で商品を手に取ってご自身でお会計もできるなど、様々なシチュエーションに合わせたお買い物スタイルを提供します。

 また、オールキャッシュレス化に伴い、主なキャッシュレス決済サービスへの現金チャージにも対応する端末をエキュート秋葉原内に設置します。

(2)秋葉原生まれのロボット「ugo Pro」を商業施設初の「接客・案内」へ活用

将来に渡る商業施設のスマートオペレーションの実現を目指し、エキュート秋葉原ではロボットの活用に取組みます。

 地元・秋葉原に本社を構え、警備業界への導入でNo.1のシェアを誇るugo株式会社のロボット「ugo Pro」を商業施設として初めて接客・案内キャストとして採用します。

 「ugo Pro」には、生成AIと呼ばれる大規模言語モデル(通称:LLM)を活用した「案内ロボットソリューション」を搭載することで、幅広いお客さまへの案内業務、簡単な接客業務、緊急時の一次対応への活用が期待できます。

提供:ugo株式会社

(3)メタバースでお買い物をサポート「Parallel ecute -Akihabara-」

 エキュート秋葉原をスマートフォンやパソコンで体験できるバーチャル空間「Parallel ecute -Akihabara-」を展開します。

 バーチャル空間内では、これがデビューとなるオリジナルキャラクター「エキュートのリス」がAIコンシェルジュとしてご案内します。訪日外国人が多い立地特性を踏まえ、AIコンシェルジュは多言語対応とし、商品についての質問や会話を楽しんだり、お困りごとが相談できたりするなど、エキュート秋葉原でのお買い物を楽しくサポートします。

 本サービスは株式会社たきコーポレーションによる協力により構築しました。

左:「Parallel ecute -Akihabara-」ロゴ/右:AIコンシェルジュ「エキュートのリス」

「Parallel ecute -Akihabara-」:https://ecute-ai.jp/ (2025年4月上旬公開予定)

 ※2025年3月4日(火)から3月7日(金)に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2025」で先行公開予定

(4)「らしさが魅力になる」職場へ。身だしなみ基準見直しや「ランウェイゲート」を設置

 エキュート秋葉原では、それぞれのスタッフの魅力がエキュートの魅力アップにつながるように、これまでのエキュートの身だしなみ基準を見直し、スタッフの個性やライフスタイルの尊重を目指します。

 併せて、売場を「ステージ」、バックヤードの通路を「ランウェイ」と位置づけ、後方から「ステージ」への入口で気持ちの切り替え、働くことのモチベーションアップを図る装飾を設置します。

2|「駅の忘れ物の傘」が「買い物かご」に。環境に優しい未来志向の循環型モデル

 エキュート秋葉原では、より良い環境を未来へ残す取り組みとして、「駅の忘れ物の傘をアップサイクルしたお買い物かごの開発」や「地域の廃材を使ったアートにもなる施設什器の開発」、「プラスチックカトラリーの販売」など、お客さまが環境に対する課題を身近に感じながら、お買い物を楽しめる売場づくりを行います。

 併せて、J-クレジットの利用による脱炭素社会の実現に向けた取り組みや、食品廃棄物100%リサイクルによるサーキュラーエコノミー(循環型経済)の取り組みを推進します。

(1)駅の忘れ物の傘をアップサイクル。「Recycle Umbrella basket」でお買い物

 年間約8,000万本が消費され、その多くが半年以内で廃棄されている「ビニール傘」。駅の忘れ物としても多いこのビニール傘を、octangle合同会社(※)とコラボレーションして、集中レジでのお買い物時に使える「お買い物カゴ」にアップサイクルします。

 廃棄されたビニール傘を回収・選別・分解・洗浄し、専用のプレス機でビニールを何層にも圧着すると“Recycled material-再生素材”の生地となります。半透明で凸凹したその素材は、光に反射すると独特な質感でキラキラとしたテクスチャになります。資源循環を身近に感じていただきながら、いつものお買い物をちょっとオシャレにお楽しみいただけます。

※octangle:https://www.octangle.jp


(2)地域の廃材×magma アートするエキュート

杉山純氏と宮澤謙一氏によるアーティストユニット「magma」(※)と共に、秋葉原地域で見つけたジャンク品などの廃材を一部使用し、様々な素材を組み合わせ、独自の世界観でアップサイクルアートとして、エキュート秋葉原の什器(ベルトパーテーション、荷物まとめ台)や、セルフレジの案内サインなどを見た目も美しい作品に仕上げます。

 どこか懐かしさを覚えるアナログ感と独特な色彩が融合したアートを、エキュート秋葉原で身近に感じていただけます。

※magma:http://magma-web.jp/


(3)必要なものを必要なだけ選択。プラスチックカトラリーの販売

 セルフレジにおいては、お客さまのニーズに合わせてカトラリーをご購入いただきます。必要なア

イテムを必要な分だけ購入する、そんなお客さまの選択が未来の環境につながります。


(4)J-クレジットなどの活用。脱炭素社会への取り組みを一歩前進

エキュート秋葉原では、CO2排出量の少ない電力を使用するとともに、J-クレジット(※)によるカ

ーボン・オフセットを行い、電力の使用に伴うCO2排出量を実質ゼロにします。また、LED照明や高効率空調設備の導入など、徹底した省エネ活動の実施により、脱炭素社会の実現に向けて積極的に取り組みます。

※J-クレジット制度:省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2などの吸収量を「クレジット」として国が認証する制度

(5)食品廃棄物100%リサイクル。サーキュラーエコノミー(循環型社会)への取り組み

 エキュート秋葉原では、排出される食品廃棄物を100%リサイクル(※)することで、JR東日本グル

ープが推進するサーキュラーエコノミー(循環型経済)にも取り組みます。

※JR東日本グループが出資するJバイオフードリサイクルにて、食品廃棄物を電力や農作物の肥料にリサイクルする取り組み

3|ゲームで地域を活性化⁉「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」

 エキュートは、誕生以来、地域とのつながりや共存を大切にしてきました。

 エキュート秋葉原では、今まで数多くの文化を育んできた秋葉原地域の文化の1つ「ゲームの街・秋葉原」に着目し、地域貢献プログラム「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」をスタートします。

 レトロゲームをプレイする楽しさはそのままに、プレイ料金が秋葉原周辺の活性化につながる施策に寄付されます。ゲームを楽しむことが秋葉原周辺の活性化につながる。そして、秋葉原がさらに訪れたくなる街になる。

そのような気軽に地域貢献できるループを、「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」で実現させます。

「エキュート秋葉原」について

【全体概要】

■施 設 名 称:エキュート秋葉原

■開 発 運 営:株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー

■開 業 予 定:2025年4月

■施設所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目 JR秋葉原駅1階(改札内)

■店 舗 面 積:約900㎡

■想定店舗数:約20店舗

【施設ロゴ】

【位置図】

「エキュート秋葉原」概要

【開発概要】

 「エキュート秋葉原」は、JR秋葉原駅1階の中央改札・電気街改札間の約900㎡のエリアを中心に一体的な商業施設として展開します。

 通勤・通学で駅をご利用になるお客さまをはじめ、秋葉原に魅力を感じて来訪されるお客さまにもお食事やお買い物、イベントなどを楽しんでいただけるようなエキナカ空間を目指します。

 「エキュート秋葉原」においては、新たな技術を取り込んだ売場を創出するとともに、持続可能な社会の実現、環境負荷の低減などに取り組んでまいります。

【イメージパース】

株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー

株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー

商 号:株式会社JR東日本クロスステーション
本 社:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-8 サウスゲート新宿ビル6階
設 立:2021年(令和3年)4月1日
代表取締役社長:西野 史尚
資本金:41億1百万円(JR東日本100%子会社)

デベロップメントカンパニーについて:
エキナカニーズに幅広く応える、魅力あふれるエキナカ空間を目指し、「エキュート」や「グランスタ」等のエキナカ商業施設を展開する事業を行っています。各駅のロケーションや文化、地域性を考慮しながら、エキナカのさらなる魅力向上を目指します。また、パートナーとの連携を強化し、地元との共生、地域連携にも積極的に取り組んでいきます。

主な運営施設:エキュート、グランスタ

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会社概要

URL
https://www.jr-cross.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-33-8 サウスゲート新宿ビル6階
電話番号
-
代表者名
西野 史尚
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年04月