チームラボプラネッツ(東京・豊洲)が、7月2日から拡張。2つの庭園が新たに誕生し、「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園」に。
空中に咲く、13,000株を超える生きたランの花々に埋没して花と一体化する庭園と、音色を響かせ光輝く卵形の彫刻群が広がる苔庭に、身体ごと没入する
開業3周年を迎える、東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」が、7月2日(金)から拡張され、Garden Area(2つの庭園作品)が新たに誕生します。
空中に咲く、13,000株を超える生きたランの花々に埋没し、花と一体化する庭園、そして、人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ光輝く卵形の彫刻群が広がる苔庭、2つの庭園が公開。
チームラボプラネッツが、超巨大な4つの作品空間と2つの庭園など、計9作品による「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」になります。
空中に咲く、13,000株を超える生きたランの花々に埋没し、花と一体化する庭園、そして、人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ光輝く卵形の彫刻群が広がる苔庭、2つの庭園が公開。
チームラボプラネッツが、超巨大な4つの作品空間と2つの庭園など、計9作品による「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」になります。
<チームラボプラネッツ>
超巨大な4つの作品空間と2つの庭園など、計9作品による「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」。人々は、他者と共に、「Body Immersive」というコンセプトの超巨大な作品に、身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、自分と他者と世界との境界を連続的なものに変え、私たちと世界との境界のない新しい関係を模索する。
はだしとなって、超巨大な作品に、他者と共に、身体ごと、圧倒的に没入していく。
展示詳細: https://planets.teamlab.art/jp/
【Garden Area(2つの庭園作品)】
Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden; Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One
teamLab, 2015, Interactive Kinetic Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahash
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/ffgarden_planets/
花は人がいる場所では、上に上がっていき、人がいなくなればまた下がっていく。空間は花々で埋め尽くされているが、花が上がっていくことで、人がいる場所に空間が生まれる。そのため、人々は、花で埋め尽くされた立体の塊の中を、自由な方向にゆっくりと歩き回ることができる。作品の中で、他者と出会うと、それぞれの空間はつながり、1つの空間になる。
禅の庭園は、山の中で大自然と一体化するように修行を行っていた禅僧が集団で修行をするための場として、生まれてきたとも言われている。
中国の禅の公案に「南泉一株花(なんせんいっちゅうか)」というのがある。むかし、陸亘大夫という人がいた。陸亘大夫は、筆法師の『筆論』の有名な句「天地と我と同根 万物と我と一体也」を「也甚だ奇怪なり」と南泉和尚に問うた。南泉和尚は「時の人この一株の花を見ること夢の如く相似たり」と、言ったという。
本作は、人々が花々の中に埋没し、花と一体化する庭園である。人は花と一体化したとき、人が花を見ると、花もまた人を見る。そのとき人は、はじめて花を見ていることになるのかもしれない。
空中に咲く花々は、ラン科の着生ランである。ラン科の植物は着生植物となるものが非常に多く、着生ランは土のない場所で生き、空気中から水分を吸収する。この作品の花々は、空中で生きており、日々成長しつぼみはやがて咲いていく。
ランは、地球上で最後に現れた植物だといわれている。土の上にはもう他の植物に覆われており、ランは他の植物のいない岩や木の上などで生きられるように進化した。短期間で適応放散し、野生種だけで25,000から30,000種類あるといわれ、植物の中でもっとも種類が多い。しかし、開発による自生地の消失や乱獲などが原因で、多くの種が絶滅危惧種である。
ラン科植物の種子はほこりのように細かく、未成熟な胚のみで胚乳もなく、ほとんど貯蔵養分を持っていない。自然下では発芽に特定の菌類との共生が必要で共生菌類が栄養を供給する。
種子が、発芽のための蓄えを持たず、自ら芽を出すことができないとは、もはや、種子の概念を逸脱しているようにすら感じる。種は、幼植物が発芽するための栄養貯蔵庫でもあるはずだが、地球上で最後に現れたランの種は、栄養貯蔵庫を捨てている。進化は何を選んだのか、考えさせられる。
そして、ランは花粉媒介を行う特定の昆虫との共進化の例で知られており、現在においても急速な進化を続けていると考えられている。作品空間の花々は、種類ごとに、パートナーの昆虫の行動する時間に合わせて香りが強くなる時間が異なる。そのため、作品空間は、朝、昼、夜と、空間の香りが刻々と変わっていく。
呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset / Moss Garden of Resonating Microcosms- Solidified Light Color, Sunrise and Sunset
teamLab, 2021, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/resonating_microcosms_mossgarden_planets/
日の出と共に、ovoid(卵形体)は、周りの世界を映しはじめる。人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ、自ら立ち上がる。その周辺のovoidも次々に呼応し、同じ音色を響かせながら、連続していく。
日の入りと共に、ovoidは、自ら光り輝き出す。人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、音色を響かせ、その音色特有の光を輝かせ、自ら立ち上がる。その周辺のovoidも次々に呼応し、同じ音色を響かせ、同じ光を輝かせ、連続していく。
ovoidは、風が静かで人々が何もしない時、ゆっくりと明滅をはじめる。
ovoidは、光だからこそ発色できる61色の「固形化された光の色」で変化していく。
【以下の作品も引き続きご覧いただけます】
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity
teamLab, 2016-2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品:https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/koi_and_people/
動画:https://youtu.be/qAebQICA-fE
The Infinite Crystal Universe
teamLab, 2018, Interactive Installation of Light Sculpture, LED, Endless, Sound: teamLab
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/infinite_crystaluniverse/
動画: https://youtu.be/b0BboQnqT_4
Floating in the Falling Universe of Flowers
teamLab, 2016-2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/fitfuof/
動画: https://youtu.be/ZCFsCHLGFlM
意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊 / Expanding Three-Dimensional Existence in Transforming Space - Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors, Free Floating
teamLab, 2018, Interactive Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/transformingspace/
動画: https://youtu.be/je04z4596Xc
※上記の超巨大な4つの作品空間を含め、チームラボプラネッツは、計9作品による「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」です。
【概要】
チームラボプラネッツ TOKYO DMM
https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
#teamLabPlanets #チームラボプラネッツ
会期: 2018年7月7日 – 2022年末
所在地: 東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
開館時間:
6月:平日:10:00 - 18:00 、土日:9:00 - 19:00
*最終入場は閉館の30分前
7月:平日:10:00 - 20:00、土日:9:00 - 20:00
(7月22日〜7月31日は9:00 - 20:00)
*最終入場は閉館の1時間前
休館日:7月1日(木)、7月20日(火)
料金:
<入場 エントランスパス>
大人(18歳以上) 3,200円
大学生・専門学生 2,500円
中学生・高校生 2,000円
小人(4歳 – 12歳) 300円
3歳以下 無料
シニア(65歳以上) 2,400円
障がい者割引 1,600円
チームラボプラネッツ TOKYO DMM チケットストア: https://teamlabplanets.dmm.com
* 料金、開館時間が変更になる可能性がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。
公式SNS:
Instagram: https://www.instagram.com/teamlab.planets/
Facebook: https://www.facebook.com/TL.Planets/
Twitter: https://twitter.com/teamLabPlanets
新型コロナウイルスの感染防止策:
入館制限等の感染防止策を実施しております。詳細はウェブサイトをご確認ください。
https://teamlabplanets.dmm.com/covid-19
【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアムと花と一体化する庭園》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」ソフトオープン。2021年7月16日から九州・武雄温泉・御船山楽園にて「ボルボ チームラボ かみさまがすまう森」開催。
チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。
teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.
チームラボ: https://www.teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
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