特集 怒り
「月刊Journalism」12月号発売!
株式会社朝日新聞社(渡辺雅隆社長)は12月10日、「月刊Journalism」の12月号を発行しました。
特集は「トゥンベリさん、香港、そして日本は……世界に渦巻く 怒り」です。国連気候行動サミットで反響を呼んだスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんの演説や、香港の若者たちの抗議行動をきっかけとして、様々な角度から「怒り」について考察しています。
巻頭は「脱消費税」を掲げる山本太郎・れいわ新選組代表のインタビュー。政界入りのきっかけとなった怒りにも言及しています。
また、温暖化対策などを訴えて金曜に学校を休む活動「Fridays For Future」に加わった高校生2人が思いをつづり、朝日新聞で環境問題を担当している石井徹編集委員が背景などを解説しました。
ライター・通訳の伯川星矢さんは「『主張する自由』を求める香港」と題して報告。明治学院大学国際平和研究所研究員の木下ちがやさんは沖縄・辺野古への米軍基地移転を問う県民投票を舞台に海外の同世代と連帯する若者たち、フリーライターの小川たまかさんは性暴力に関して、精神科医の大平健さんはグレタさんのような「公憤」を感じる難しさを分析しています。NHK大阪のチーフ・プロデューサー萩島昌平さん、立命館大学准教授の富永京子さんも論考を寄せています。
特集以外では、「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会」の委員を務める曽我部真裕・京都大学教授が「表現の不自由展」をめぐる課題などを論じています。
「月刊Journalism」は2008年10月創刊。「24時間社会」(2019年8月号)、「この人のこの10冊×10」(9月号)、「メディアをめざす若者へ」(10月号)、「『不自由』な国・日本」など、さまざまな社会問題にジャーナリズムの視点から切り込んでいます。
定価は本体741円+税。年間購読料は8965円(税・送料込み)です。全国の書店、ネット書店、ASA(朝日新聞販売所)で注文によってお求めいただけます。
【朝日新聞社ジャーナリスト学校】
2006年に発足。入社1、2、3年目の若手記者向けの研修を中心に、中堅やベテランの記者にも「学ぶ場」を提供しています。自治体財政、医療といったテーマ別研修も開き、他のメディアにも参加を呼びかけています。
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朝日新聞社 ジャーナリスト学校
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