ベトナム北部・バクニン省における大規模タウンシップ開発「Hong Hac City プロジェクト」へ参画
― 当社ベトナム事業最大※1、開発期間10年超の複合タウンシップ開発 ―
<本プレスリリースのポイント>
1.現地パートナー企業・フーミーフン社との10年超の信頼関係を基盤に、新たな長期プロジェクトを始動
2. 当社ベトナム事業最大となる総事業費約2,850億円※2・約200haの複合タウンシップ開発
3. 長期・安定収益案件への新規参画により、従来の短期・高効率案件との両輪で安定的な収益基盤を構築
野村不動産株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長:松尾大作、以下「当社」)は、現地大手不動産デベロッパーであるPhu My Hung Development Corporation(以下「フーミーフン社」)と共同で、ベトナム有数のハイテク産業の集積地であるハノイ隣接のバクニン省において、「Hong Hac City プロジェクト(以下「本タウンシップ」)」を開始します。
急速に発展するベトナムにおいて、当社とフーミーフン社は 2015年に協業を発表後、約10年にわたり安定的な協業関係を継続しており、今回両社の更なる協業の深化を目指し、新たに10年を超える長期大規模開発に取り組んでまいります。
※1 ベトナムでの当社参画案件における総事業費での比較
※2 1 USD = 144.02円で換算(2025年5月31日時点)

1.本タウンシップにおける当社の参画意義
本タウンシップは、日本や、ベトナムをはじめとした東南アジアで付加価値創出を継続し、当社が培ってきた質の高い開発能力と、ベトナム・ホーチミンで30年を超えるタウンシップ開発実績のあるフーミーフン社の両社の強みを最大限活かした魅力ある長期タウンシップ開発となり、総事業費も当社ベトナム事業最大(約2,850億円) となります。
プロジェクトの計画地は、ハイテク産業が集積するバクニン省に位置し、ハノイ中心部から約20km、主要産業拠点とハノイを結ぶ国道17号線にも近接する、ハノイ東部の玄関口です。
拡大を続けるハノイ大都市圏で、今後さらなる人口流入と発展が見込まれるこの恵まれた立地において、当社は約2,850戸の低層住宅に加え、公園、クラブハウス、学校、病院、商業施設などの誘致・開発を包括的に手掛けることで、住民のみなさまにとって価値の高い街づくりと新たなライフスタイルの提供を目指します。
本案件を皮切りに、10年超の長期・安定収益案件への新規参画をすることで、従来当社が実績を積み上げてきた短期・高効率案件との両輪で、ベトナムにおける安定的かつ持続的な収益基盤を構築してまいります。
今後は、当社が有する商品企画や設計に関する知見を活かしつつ、現地パートナー企業との信頼関係を基盤とした協業による製販一貫体制の構築を推進し、ベトナム市場においても当社独自のポジション確立を目指してまいります。
2.商品特性について
本タウンシップでは、約2,850戸の分譲を予定しており、戸建住宅(ヴィラ)に加え、2戸連棟住宅(セミデタッチドヴィラ)および連棟住宅(タウンハウス)など多様な住宅タイプの開発を計画しています。
当社提案による全体開発コンセプト『Gathering Nest to Enjoy Life With Seasons』を採択したことで、本コンセプトに基づき、ベトナム北部の四季や、豊かな緑と水辺を感じられる外部空間を提供します。
街全体の約20%が緑化される予定となり、アクセス利便性の高い本立地に、自然豊かでゆとりあふれる街区を同時に実現してまいります。
商品としては1区画約110㎡~380㎡の土地面積を予定しており、邸宅感のあるゆとりある住宅を提供いたします。メインゲートやファサードデザインの提案も併せて実施し、当社の質の高い住宅開発の強みを発揮してまいります。
また当物件は3つのZONEに分けて企画・販売を行っていく予定であり、ZONE1についてはフレンチクラシックスタイルを採用しております。ZONE2・ZONE3についてはZONE1とは異なるスタイルを採用予定であり、統一感のある街並みを保ちながら、それぞれ個性のある街区を目指します。
これまでの当社のベトナムにおけるタウンシップ開発のノウハウを活かし、今後も積極的に商品企画に貢献し、長きに渡り住み継がれる街を創造してまいります。

3.お客様の評価
2025年6月14日には、本タウンシップにて初となる完全予約制の販売開始イベントを開催し、300名を超えるお客様に来場いただきました。
お客様からは当社とフーミーフン社が手掛ける本タウンシップに対し非常に高い評価をいただき、申込率は第一期販売において約80%に達し、100件を超えるお申し込みがありました。
本イベントを皮切りに10年を超える大規模タウンシッププロジェクトが始動し、今後順次販売・開発を進めてまいります。

4.当社ベトナムでの受賞実績と今後の事業展開について
2019年に設立した現地法人「NOMURA REAL ESTATE VIETNAM CO., LTD(以下「野村不動産ベトナム」)」は、現地で推進してきた事業活動が継続的に評価され、優良なFDI※3企業を選出する、「Excellent FDI enterprise 2024 Top10」、ベトナム文科省が主催する、「Top5 ASEAN STRONG BRANDS」、ベトナム現地メディア機関が主催する、「Top 10 Asia Pacific Brands」等複数の賞を受賞し、ベトナム国内での認知力をさらに高めております。
※3: FDI(Foreign Direct Investment) : 海外直接投資
■受賞実績


また野村不動産ベトナムはホーチミンエリア・ハノイエリアを中心に、これまで総戸数3万戸超となる分譲住宅8案件、オフィス2案件の合計10案件の事業に参画しており、進出済の海外事業国において最大規模となります。これまでに当社が国内で培ってきた知見を活かし、参画プロジェクトの付加価値向上に貢献することを目指しています。
今後も当社海外事業の注力国の一つとして、ベトナム現地のみなさまに快適な暮らしを提供できるよう、事業を推進してまいります。
■当社ベトナム事業一覧(予定を含む)

<野村不動産ベトナム コーポレートサイト>
野村不動産ベトナムでは、これまでの事業実績や強み等を発信し、ベトナム国内の潜在的なパートナー企業からの企業認知・理解促進を図るため、2025年7月に新たにコーポレートサイトを開設しました。
以下よりご確認ください。
<「Hong Hac City」計画概要>

所在地 |
ベトナム バクニン省 |
用途 |
住宅等(ヴィラ、セミヴィラ、タウンハウス) |
総戸数 |
約2,850戸 |
計画敷地面積 |
198ha |
着工 |
2025年6月より本体着工及び販売開始 |
事業者 |
Phu My Hung Development Corporation、野村不動産株式会社 |
※上記情報は計画段階のものであり、今後変更となる場合があります。
< フーミーフン社概要>

会社名 |
Phu My Hung Development Corporation |
本社 |
23th floor, Phu My Hung Building, 08 Hoang Van Thai, Tan Phu Ward, District 7, HCMC |
会社HP |
|
事業内容 |
1993年よりホーチミン市への投資・開発を開始した不動産会社で、同年に開発許可を取得した後、ホーチミン市7区でインフラ整備、維持管理、運営等を含めた開発を継続しています。同社は、「投資したところから何を得るかではなく、そこに何を残せるか」という企業理念のもと、同エリアを国際的な高級住宅地街にまで開発を進め、32年間にわたりベトナムに貢献してきている企業です。 |


<当社のベトナムにおける主な参画案件>
■「The Senique Hanoi」に参画(ハノイエリア/約2,150戸の開発/2024年参画)
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2024081402491.pdf
■「Vu Yenプロジェクト(Royal Island)」(ハイフォン特別市/約1,450戸の開発/2024年参画)
https://www.nomura-re-hd.co.jp/cfiles/news/n2024121902566.pdf
■「Ecopark プロジェクト」(ハノイエリア/約3,000戸の開発/2020年参画・2024年竣工)
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2024062502459.pdf
■「Grand Park プロジェクト」(ホーチミン市/第2&3開発フェーズ合計20,000戸超/2020年・2023年参画)
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2023083002271.pdf
【ご参考】
野村不動産グループ2030年ビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」の実現を目指し、グループ全体で、人びとの「幸せ」と社会の「豊かさ」の最大化を追求するため、2025年4月に新たな経営計画を公表しました。
<経営計画に定める3カ年計画の方針概要>

※3カ年計画は長期経営方針を基に、特に注力する事業方針と戦略を示したものになります。
※経営計画の詳細は【野村不動産グループ 経営計画】をご確認ください。
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