CCCマーケティング総研、2022年3月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表
~新たな動きは“健康”から~
CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田代誠)にて、『暮らす人と共に歩み、共に考えるシンクタンク』をコンセプトとする「CCCマーケティング総合研究所」(以下「CCCマーケティング総研」)は、2022年3月の「産業動向レポート」および「産業天気予報(https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/industry-14)を発表いたしました。
CCCマーケティング総研が発表する「産業動向レポート」および「産業天気予報」は、お買物レシートでTポイントが貯まる家計簿アプリ「レシーカ」をご利用のみなさまのレシートデータとCCCマーケティング総研の研究員による企業への調査を組み合わせ、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、外食、百貨店、ショッピングセンターの小売7業界における生活者動向と見通しを独自調査しております。
コロナ禍にあって生活様式は様々な点で変化が起きています。長期化した自粛生活から運動不足により“コロナ太り”が言われるようになり、免疫力・基礎体力アップを目指し、食生活に以前よりも気に掛けるようになったという声もよく聞かれます。
こうした流れを受けて、外食・中食・内食で「健康」が語られる場面が増加してきています。外食ではカロリー表示は以前から行われていましたが、コロナ禍以降、“糖質ゼロ”、“高たんぱく質”を冠するメニュー、メニュー当たりのたんぱく質量や繊維質量を表示する動きが増加しています。また、「おいしく楽しく適正糖質」の摂取を推奨する“ロカボ”メニューを導入する外食店も都心部で徐々に増加してきており、コロナ禍における健康食の流れはさらに加速していきそうな勢いを見せています。
一方、中食・内食については「大豆ミート」に代表される“代替肉”や「オートミール」などがコロナ禍を受けて需要拡大してきており、関連商品がにぎわいを見せています。中でもオートミールは国内においては裾野が広がらず輸入商品がほとんどでしたが、国内のシリアルメーカーが相次いで参入してきているほか、オートミールを材料としたお菓子、加工食品など、活用商品の開発も進んできており、今後、国内で市場定着していくのか注目されるところです。また、同様に注目されるのが食後の血糖値上昇度を示す指標のGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の値が小さい「低GI食品」です。大麦、玄米、全粒粉などが低GIの食材として知られていますが、これらを活用した商品はすでにコンビニエンスストア内の惣菜・パンなどで展開され、徐々に定着拡大してきており、その流れはスーパーマーケットや中食の世界にも波及しようとしています。
「健康」は、食の世界においては一部の層に受けるもので広がりは出にくいとされてきましたが、コロナ禍により生活者の意識、ライフスタイルは確実に変化してきており、内食・中食・外食の各市場において「健康」要素は重要性が増してきています。今後の内食・中食・外食のシェア推移には「健康」要素が大きく影響してくる可能性もあり、健康に連なるトレンドに注視していく必要がありそうです。
●7,000万人のデータをもとに、世代や地域の特性把握をした調査
●オンラインセミナーによる調査内容の発信
●小売7業界の生活者動向と見通しを月次発信する「産業動向レポート」「産業天気予報」
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
所長:新橋実
生活者の消費データ、インサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために、2020年に発足しました。我々は『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努め、その声をもとに「データ」×「クリエイティブ」×「コンサルティング」のチカラによって皆さまの未来創造に伴走します。
- 新たな動きは“健康”から
コロナ禍にあって生活様式は様々な点で変化が起きています。長期化した自粛生活から運動不足により“コロナ太り”が言われるようになり、免疫力・基礎体力アップを目指し、食生活に以前よりも気に掛けるようになったという声もよく聞かれます。
こうした流れを受けて、外食・中食・内食で「健康」が語られる場面が増加してきています。外食ではカロリー表示は以前から行われていましたが、コロナ禍以降、“糖質ゼロ”、“高たんぱく質”を冠するメニュー、メニュー当たりのたんぱく質量や繊維質量を表示する動きが増加しています。また、「おいしく楽しく適正糖質」の摂取を推奨する“ロカボ”メニューを導入する外食店も都心部で徐々に増加してきており、コロナ禍における健康食の流れはさらに加速していきそうな勢いを見せています。
一方、中食・内食については「大豆ミート」に代表される“代替肉”や「オートミール」などがコロナ禍を受けて需要拡大してきており、関連商品がにぎわいを見せています。中でもオートミールは国内においては裾野が広がらず輸入商品がほとんどでしたが、国内のシリアルメーカーが相次いで参入してきているほか、オートミールを材料としたお菓子、加工食品など、活用商品の開発も進んできており、今後、国内で市場定着していくのか注目されるところです。また、同様に注目されるのが食後の血糖値上昇度を示す指標のGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の値が小さい「低GI食品」です。大麦、玄米、全粒粉などが低GIの食材として知られていますが、これらを活用した商品はすでにコンビニエンスストア内の惣菜・パンなどで展開され、徐々に定着拡大してきており、その流れはスーパーマーケットや中食の世界にも波及しようとしています。
「健康」は、食の世界においては一部の層に受けるもので広がりは出にくいとされてきましたが、コロナ禍により生活者の意識、ライフスタイルは確実に変化してきており、内食・中食・外食の各市場において「健康」要素は重要性が増してきています。今後の内食・中食・外食のシェア推移には「健康」要素が大きく影響してくる可能性もあり、健康に連なるトレンドに注視していく必要がありそうです。
- 2022年3月の「産業天気予報」
- CCCマーケティング総合研究所が発信している情報
●7,000万人のデータをもとに、世代や地域の特性把握をした調査
●オンラインセミナーによる調査内容の発信
●小売7業界の生活者動向と見通しを月次発信する「産業動向レポート」「産業天気予報」
- CCCマーケティング総合研究所の概要
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
所長:新橋実
生活者の消費データ、インサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために、2020年に発足しました。我々は『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努め、その声をもとに「データ」×「クリエイティブ」×「コンサルティング」のチカラによって皆さまの未来創造に伴走します。
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