デジタルシネマカメラ向けの機能拡張ユニットを発売 コンサートやイベントのライブ制作においてボケ味を生かした豊かな映像表現が可能
キヤノンは、デジタルシネマカメラ「EOS C500 Mark II」(2019年12月発売)および「EOS C300 Mark III」(2020年6月発売)向けの機能拡張ユニット“EU-V3”を2022年11月中旬に発売し、これらの製品に対応するファームウエアを2022年10月中旬より無償提供します。
近年、コンサートやイベントなどのライブ配信において、被写界深度が浅く美しいボケ味で印象的な映像表現が可能な映像制作機器へのニーズが高まっています。このたびキヤノンでは、発売以来、豊かな映像表現が好評を得ている大判センサー搭載のデジタルシネマカメラ「EOS C500 Mark II」と「EOS C300 Mark III」向けに、ライブ制作においてこれらの製品の運用性を高める機能拡張ユニット“EU-V3”を発売します。また、「EOS C500 Mark II」や「EOS C300 Mark III」で“EU-V3”の新機能を使用可能にするためのファームウエアを無償提供します。
■ ライブ制作に必要なタリー機能やリターン機能などを使用可能にする拡張ユニット“EU-V3”
“EU-V3”は、「EOS C500 Mark II」または「EOS C300 Mark III」に装着することで、ライブ制作に必要な入出力端子を拡張します。これにより、どのカメラで撮影した映像が実際にオンエアされているかを認識できるようにするタリー機能や、現在オンエアされている映像をカメラマンが確認するためのリターン機能など、ライブ制作用のシステムカメラに求められる特殊な機能が使用可能になります。また、あらかじめ登録したフォーカス位置と、実際の撮影時のフォーカス位置を画面上にマーカーで表示する「フォーカスポジションガイド」機能にも対応し、迅速なフォーカス合わせが欠かせないライブ制作をサポートします。
■ “EU-V3”との連携を可能にする「EOS C500 Mark II」および「EOS C300 Mark III」向けファームウエア(無償)
「EOS C500 Mark II」や「EOS C300 Mark III」で“EU-V3”を使用するために、本ファームウエアの適用が必要です。これにより、キヤノン独自のIP(※1)「XCプロトコル」に対応し、ネットワーク経由でカメラの制御が可能になります。さらに、EF シネマレンズ“CN8x15 IAS S/E1”および“CN8x15 IAS S/P1“(いずれも2022年11月下旬発売予定)への対応や、オーディオレベルメーターの4ch表示対応などの機能も追加され、「EOS C500 Mark II」と「EOS C300 Mark III」の機能拡充を実現します。
製品名 | 希望小売価格(税別) | 発売日 |
EU-V3 | オープン価格 | 2022年11月中旬 |
※1. 「Internet Protocol」の略。インターネット上で情報のやり取りをする際の通信方式。
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