NEC、小山町に「住民ポータルサービス」をアプリ提供

他サービス連携機能を実装し、住民の健康増進と地域経済活性化を両輪で実現

日本電気株式会社

2025年2月3日 11時00分

　日本電気株式会社（東京都港区、取締役代表執行役社長兼 CEO：森田隆之、以下：NEC）は、2025年2月3日より、行政サービスの住民接点を集約する「NEC 住民ポータルサービス」を新たに開発し、静岡県小山町（町長：込山正秀）に提供開始します。

　本サービスでは、小山町で提供するサービスを「NEC住民ポータルサービス」に集約し、新たに導入する健康ポイントサービス・地域ポイントサービスとの連携機能を実装した形で提供します。

NECは、本サービスにより、住民サービスの利便性の向上、健康増進及び地域経済の活性化に貢献し、小山町民・小山町・小山町内店舗/商店街と共に、「健康で笑顔あふれるまち」実現のために持続可能な『共創』のまちづくりを推進します。

■小山町におけるサービス利用イメージ

　少子・超高齢化社会が確実に到来する背景を踏まえ、健康寿命の延伸による町民のWell-beingの実現と持続可能な行政経営の両立が小山町の課題となっています。

そこで小山町では、アナログで提供していた「おやま健康マイレージ」の取組をデジタル化し、個人ごとのデータに基づく健康活動を住民に促し、健康活動によって取得したポイントを地域通貨として町内の店舗で使うことで、住民の健康増進と地域経済の活性化を推進します。

このためＮＥＣでは、新たに開発したNEC住民ポータルサービスを「小山町公式アプリ」として導入し、健康管理アプリ「NEC 健康ポイントサービス『WoLN』」、地域通貨サービス「モバイル商品券プラットフォーム byGMO」と連携した形で提供します。

　なお、「NEC 住民ポータルサービス」と連携可能なサービス・アプリは、小山町で導入されているものに限らず、様々とのサービスとの連携を進めています。

（左）小山町公式アプリ（小山町向け住民ポータルサービス）/（右）小山町のサービス利用イメージ

■「NEC 住民ポータルサービス」開発の背景

　住民の生活様式が多様化し、ニーズの複雑化が進む中で、自治体が提供する情報・サービスは年々増加しています。一方で、「自治体が提供する情報やサービスを、届けたい住民に届けることができていない」や「自分に必要な行政の情報がどこにあるかわからない」といった課題が生じており、本課題を解決すべく自治体の効率的な情報発信・サービス提供及び、住民一人ひとりの利便性・満足度向上に寄与する「住民ポータルサービス」の開発に至りました。