結婚式などのセレモニー開催費用、100万円未満を希望の人は、70%超
~セレモニーへの関心が再燃!30・40代で希望者増加~
カジュアルウェディングプロデュース「スマ婚」及びウェディングフォトブランド「studio LUMINOUS」(運営会社:タメニー株式会社、代表取締役社長 :佐藤茂、証券コード :東証グロース6181)は、20~59歳の未婚男女2,406人に対して「結婚式」に関するアンケート調査を実施しましたので、お知らせいたします。

<調査背景>
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、異性と出会うための場に参加する機会が減ってきた、という声を耳にするようになりました。
かつては、そうした出会いの場として、合コンのほかに結婚式やその二次会もよく話題にのぼっていました。新郎新婦の友人たちが集まり、幸せな雰囲気に包まれた中で、新しいカップルが生まれる――そんな期待を抱きながら、結婚式や披露宴、二次会に参加した経験がある方もいるのではないでしょうか。
当社では毎年、「結婚式」に関する定点調査を実施していますが、今回はその調査項目に加え、結婚式や二次会への出席回数や、結婚関連のセレモニーでの異性との出会いに対する意識についても調べました。
<調査結果サマリ>
・結婚関連のセレモニーを「開催したい」、20代と50代で減少目立つ
・セレモニー開催するなら100万円未満、前年から微増の72.0%に
・「挙式」「披露宴」「二次会」に4回以上出席、いずれも1割強にとどまる
・「二次会で出会い」「結婚式が続いてご祝儀が厳しい」「セレモニー出席で結婚したくなる」などの通説、もう古い?
■結婚関連のセレモニーを「開催したい」、20代と50代で減少目立つ
Q.あなたは結婚したら、結婚式などのセレモニーを開きたいと思いますか。(n=771)※必須回答
20~59歳の未婚男女2,406人に、結婚関連のセレモニー(挙式や披露宴、二次会、1.5次会、フォトウェディングなど。以下、「セレモニー」)を開きたいと思っているか、聞いてみました。
セレモニーを開きたいかどうか、「考えたことがない」(n=455)、「そもそも結婚したいという意欲がない」(n=795)、「分からない/答えたくない」(n=385)という回答者を除いて集計(n=771)したところ、「セレモニーを開きたい」(30.4%)、「どちらとも言えない」(28.5%)、「セレモニーを開きたくない」(41.1%)という結果になりました。
2024年の調査や2023年の調査と比較したグラフは次のとおりです。

2024年とはほぼ変わらないデータとなりましたが、2023年も含めて見比べてみると、セレモニーを開きたい人が徐々に減ってきているように見受けられます。
年代別にセレモニー開催の意欲を比べてみると、30代と40代ではセレモニーを開きたいと考える人の割合が前年を上回る結果となりました。この背景には、セレモニーのスタイルが多様化し、選択肢が増えてきたことが関係していると考えられます。少人数で行う結婚式や、写真だけのフォトウェディング、家族だけの食事会など、従来の形式にとらわれない新しいスタイルが広がったことで、「これなら自分たちらしくできそう」「無理せずできる形で開催したい」と思える人が増えているのかもしれません。
一方で、20代でセレモニーを「開きたい」と答えた割合が前年比で8.8ポイント減少しています。ただ、「どちらとも言えない」が8.2ポイント増えていることから、結婚式に費用をかけることに慎重になる人が増えているのかもしれません。なお、50代では2023年が24.9%、2024年が19.8%、2025年が17.1%と、セレモニーを「開きたい」割合が年々減ってきています。

■セレモニー開催するなら100万円未満、前年から微増の72.0%に
Q.あなたは結婚式などのセレモニーを開催するなら、予算上限としてどのくらいの金額が適切だと思いますか。(n=909)※必須回答
セレモニーを「開きたい」「どちらとも言えない」「考えたことがない」と回答した909人を対象に、セレモニーを開催するなら、予算の上限はどのくらいが適切だと思うかと尋ねてみました。
「分からない」と回答した人を除いて(n=478)集計すると、「10万円未満」(18.8%)、「10万円以上50万円未満」(28.9%)、「50万円以上100万円未満」(24.3%)となりました。予算上限として100万円未満と考えている人の割合が72.0%を占め、前年を3.5ポイント上回りました。
昨今の物価高や経済不安などを踏まえ、自身の負担や参加者の負担を考慮すると、年々セレモニーの予算上限に対してシビアになっていると推察されます。

■「挙式」「披露宴」「二次会」に4回以上出席、いずれも1割強にとどまる
Q. あなたはこれまでに、結婚関連のセレモニーへ何回くらい出席したことがありますか?(n=2,173)※必須回答
セレモニーを開きたい人が減ってきていて、開催時の予算(規模)も小さくなっている。そうなってくると、セレモニーに参加したことがある人の割合や、出席した回数も減ってきているのではないでしょうか。
そこで、挙式、リゾート挙式、披露宴、二次会、1.5次会、フォトウェディングについて、未婚の20~50代男女に、出席したことがある回数を尋ねてみました。出席したことがある人が多そうな挙式、披露宴、二次会について調べた結果が次のグラフです。
いずれも「0回」という回答が最も多くなり、4回以上出席したことがある割合は「挙式」(13.8%)、「披露宴」(14.2%)、「二次会」(11.3%)と少数にとどまりました。

特に20代と30代に注目してみると、20代では出席回数0回の割合が「挙式」(67.7%)、「披露宴」(69.1%)、「二次会」(81.1%)となりました。30代になると「挙式」への出席回数が1回以上あるという割合は約半数に増えましたが、58.2%が「披露宴」に、71.8%が「二次会」に、1度も出席したことがありませんでした。出席回数の全体的な傾向を見るために、代表値の一つである平均値を使って集計しました。20代では「挙式」0.68回、「披露宴」0.62回、「二次会」0.40回という結果になりました。
大前提として、婚姻組数の減少に伴い、結婚式セレモニーの開催数自体が減ってきている点は否めません。ただ一方で、結婚式の「あり方」が変化してきたとも言えます。
かつては、60人規模での挙式・披露宴・二次会という一連の流れが一般的でしたが、近年では家族だけで行う挙式やフォトウェディングをはじめとした、従来の形式にとらわれない少人数スタイルも広がっています。
だからこそ、セレモニーを開催することだけでなく、出席すること自体も、今は特別なことになってきているのかもしれません。

なお、フォトウェディングに参加した回数について、年代別に集計したのが次のグラフになります。

どの年代でも出席「0回」の割合が90%前後となっていますが、20代では12.1%が1回以上出席したことがあると回答しました。家族や親しい友人には一緒に写ってほしいのか、フォトウェディングに出席したことがある20代の割合は、他の年代よりも高くなっていました。
近年では、フォトウェディングに家族や親しい友人が同席し、撮影に参加するスタイルも一定数見られるようになってきました。
フォトウェディングは、ただの写真撮影ではなく「結婚式のセレモニー」と認識されているからこそ、誰かと一緒に記念として残したいというニーズが広がり始めているのかもしれません。
■「二次会で出会い」「結婚式が続いてご祝儀が厳しい」「セレモニー出席で結婚したくなる」などの通説、もう古い?
Q. 結婚関連のセレモニーに参加することについて、あなたはどのような考えを持っていますか。(n=2,406)※必須回答
結婚関連のセレモニーで知り合った男女が恋愛して結婚する。そんなドラマやマンガがありそうですが、実際のところ、セレモニーに招かれた人は、異性との出会いに期待を抱いているのでしょうか。
「セレモニーに参加することで、自分も恋愛・結婚の対象となる異性と出会えるかもしれない」という考え方に対しては、「とても当てはまる」(4.9%)、「やや当てはまる」(12.1%)となり、この考えに当てはまる人の割合(「とても当てはまる」「やや当てはまる」の合計)はわずか17.0%でした。「あまり当てはまらない」(16.4%)、「まったく当てはまらない」(29.9%)と当てはまらない人の割合(「あまり当てはまらない」「まったく当てはまらない」の合計)が46.3%を占めました。
かつては「結婚式は最大の出会いの場」と言われることもあり、ドラマなどでもそのような描写が見られましたが、現在はそうした価値観は薄れつつあり、結婚式を“出会いの場”と捉える人は少なくなっているようです。

また、「結婚関連のセレモニーに相次いで招待されたから、今月はご祝儀を用意するのが厳しい」という思いをされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。結婚関連のセレモニーに参加するとき必要になるご祝儀や会費を用意するのは厳しいと感じたことがある人は、どのくらいいるのでしょうか?

先の設問でご紹介したように、「挙式」「披露宴」「二次会」に4回以上出席したことがある割合は1割強にとどまりました。そもそも相次いでセレモニーに呼ばれるような機会が少なくなってきているからか、「ご祝儀や会費を生活費から捻出するのが厳しい」という考えをもっている人の割合は32.2%と決して高くはありませんでした。
他にも、「未婚の人が結婚式に参加すると自分も早く結婚しなければと焦ってしまうのではないか」という見方もあります。
しかし、「未婚の参加者は、結婚式などのセレモニーに出席すると結婚を焦る気持ちになると思う」と考えている人の割合は19.3%にとどまり、否定的な意見の方が多い結果となりました。

そこまで親しいわけではない「微妙な関係の相手を祝うセレモニーには参加したくない」や「大規模なセレモニーよりも、参加人数を絞った小規模なセレモニーに参加したい」といった考えについては、支持する割合が高くなりました。
「微妙な関係の相手を祝うセレモニーには参加したくない」は支持率が46.9%、「大規模なセレモニーよりも、参加人数を絞った小規模なセレモニーに参加したい」は支持率が32.3%でした。

結婚関連のセレモニーと言えば、一昔前は大勢の人に集まってもらって盛大に開催する傾向があったように感じます。最近では、心から祝ってくれる人に絞って、小規模に開催する傾向が強くなってきているようです。

婚姻組数は2024年に48万5063組となり、前年の47万4717組から約1万組増加となりました。2000年の79万8138組と比べると件数は減少しているものの、結婚式に対する価値観は大きく変化し、今では多様なスタイルが選ばれる時代になっています。小規模で行われる傾向も強まっているため、結婚関連のセレモニーに招かれたり、出席したりすることは、人生で数えるほどしか経験できない、特別なイベントになりつつあるのかもしれません。
当社では挙式、披露宴はもちろん、少人数婚、1.5次会、二次会、フォトウェディングと多様なニーズにお応えできるサービスを展開しています。結婚式が人生の大切な節目であることに変わりはありません。これからも、お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、最適なセレモニーの形を提案してまいります。
「結婚式」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~59歳 未婚男女2,406人
集計期間:2025年5月8日~9日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます。
<タメニー株式会社 会社概要>
商 号:タメニー株式会社
証券コード:東証グロース6181
代 表 者:代表取締役社長 佐藤 茂
事業開始:2006年9月
所 在 地:東京都品川区大崎1丁目20-3 イマス大崎ビル3階
U R L :https://tameny.jp/
<婚活領域>
・結婚相談所「パートナーエージェント」
・婚活パーティー「OTOCON」
・アプリ完結型結婚相談所「パートナーエージェントApp」
・マッチングアプリ「スマ婚デート」
・婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」
・結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」
<カジュアルウェディング領域>
・結婚式プロデュース「スマ婚」
・挙式お披露目パーティープロデュース「ラフスタ」
・ウェディングフォト「studio LUMINOUS」
・結婚式二次会プロデュース「2次会くん」
<地方創生/QOL領域>
・地方自治体向け婚活支援システム「parms」
・地方自治体の婚活支援センター(受託運営)
・地方自治体の婚活支援イベント・セミナー(受託開催)
・保険代理店「Tameny×保険クリニック」
・成婚後サポートサービス「アニバーサリークラブ」
【本件に関するお問い合わせ先】
タメニー株式会社 広報担当:平田・横田
TEL:03-5759-2700 FAX:03‐5759‐2701
Mail:public@tameny.jp
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