「結婚したいけど恋活・婚活未経験」30〜50代未婚者の約6割
~未婚の理由は「気持ち」と「時間」?~
結婚相談所「パートナーエージェント」(運営会社:タメニー株式会社、代表取締役社長 佐藤茂、証券コード 東証グロース6181)は、新社会人になった時点では「結婚したい」という意欲を持っていた31~59歳の未婚男女238人に対して、「恋活・婚活の振り返り」に関するアンケート調査を実施しましたので、お知らせいたします。

<調査背景>
少子化をめぐる問題が、日々さまざまなメディアで取り上げられています。国立社会保障・人口問題研究所の研究からは「少子化の要因の8割は未婚化によるもの」とする研究結果が発表されています。この20年ほどで生涯未婚率が急速に上昇しており、婚姻数を増やすことが少子化対策として有効だという見方も、近年よく耳にするようになりました。
一方、当社が6月に公開した「新社会人時の結婚観」に関するアンケート調査では、社会人になったばかりのころに結婚への意欲はあったか、との質問に対し、30~50代のどの年代でも、約7割の人が「結婚したいと思っていた」と回答。「結婚したい気持ちはなかった」と答えた人は、いずれの年代でも2割未満にとどまりました。多くの人が結婚への意欲を持っていたことがうかがえます。
しかしながら実際には、結婚に至っていない人も少なくありません。「経済的に余裕がない」「恋活や婚活をする時間がない」「良い出会いがなかった」など、考えられる要因はさまざまです。ではどのような要因が、彼ら・彼女らを結婚から遠ざけているのでしょうか。
今回の調査では、新社会人だった当時に「結婚したい」という意欲を持っていた31歳~59歳の未婚男女を対象に、これまでの恋活・婚活の経験や手段、そして現在も未婚でいる理由について聞いてみました。
<調査結果サマリ>
■結婚したいけど「恋活・婚活をしたことがない」(59.7%)
■恋活・婚活の手段が「マッチングサイト/アプリ」(68.6%)
■恋活・婚活したことで3人に1人以上が「交際へ発展した」/「何も成果を得られなかった」は約10%
■未婚でいる理由は「それほど切実ではなかった」(26.6%)、「忙しく時間がなかった」(26.6%)、「希望に合う相手と出会えなかった」(25.0%)
■結婚したいけど「恋活・婚活をしたことがない」(59.7%)
Q. これまでに、恋活・婚活をしたことはありますか?(n=216)※必須回答
まず、「結婚したい」という意欲を持っていた方に対して、これまでに恋活や婚活をしたことがあるかどうか、また、その期間についても聞いてみました。

その結果、「恋活・婚活をしたことがある」と答えた人は40.3%でした。
恋活・婚活の期間については、「3年以上」(14.4%)、「1~3年程度」(13.9%)、「半年程度」(4.6%)、「3カ月程度」(4.2%)、「1カ月程度」(3.2%)という結果でした。
一方で、「恋活・婚活をしたことがない」と答えた人は59.7%にのぼり、過半数を占めました。

恋活・婚活をしたことがある人に絞って見てみました。
恋活・婚活を1年以上続けたことがある人は70.1%を占めています。
一度活動を始めると、ある程度まとまった期間、継続して取り組む人が多い傾向が見られました。

年代別に見ると、「恋活・婚活をしたことはない」割合が最も高かったのは、50歳~59歳(n=56)で75.0%でした。40歳~49歳(n=65)は56.9%、30歳~39歳(n=95)は52.6%となっていました。若い年代ほど「結婚したい」という意欲がある場合、恋活・婚活をしようと行動に移す傾向にあるようです。
■恋活・婚活の手段が「マッチングサイト/アプリ」(68.6%)
Q. あなたはこれまでに、どんな手段で異性との出会いのきっかけをつくろうとしたことがありますか?(n=86)※必須・複数回答
前問で恋活・婚活をしたことがあると回答した人に、どのような手段で恋活・婚活をしたのか、質問しました。

「マッチングサイト/アプリ」(68.6%)、「合コン・飲み会」(40.7%)、「友人からの紹介」(37.2%)、「お見合いパーティー」(31.4%)などで恋活・婚活する人が多いようです。
一方、昭和の時代に主流だった「親や親戚からの紹介」で恋活・婚活をしたことがある人は10.5%にとどまり、現在ではかなり減少しています。

先ほどのデータを年代別に集計したところ、「マッチングサイト/アプリ」「お見合いパーティー」「結婚相談所」といった恋活・婚活手段を利用する割合は30代が最も高い結果となりました。恋活・婚活サービスが充実し、自分から行動を起こして恋活・婚活する時代になってきたと言えるのではないでしょうか。
■恋活・婚活したことで3人に1人以上が「交際へ発展した」/「何も成果を得られなかった」は約10%
Q. 前問で回答した手段によって、恋活・婚活においてどのような成果を得られたことがありますか?(n=80)※必須回答
前問で聞いた恋活・婚活をしたことで、メッセージ交換できる相手が見つかった、交際へと発展したなど、どのような成果を得られたか聞いてみました。
全体を見てみると、「何も成果を得られなかった」と答えた人は11.3%にとどまりました。
一方で、「仮交際(お友達交際)に発展したことがある」が8.8%、「真剣交際(1対1のお付き合い)に発展したことがある」が26.3%と、3人に1人は恋活・婚活を通じて交際に至った経験があることがわかりました。
多くの手段において、「何も成果を得られなかった」は10%未満、「真剣交際に発展したことがある」は30%前後と、似たような傾向が見られました。
ただし、「親や親戚からの紹介」だけは、真剣交際に至った割合が12.5%とやや低めでした。
また、今回の調査では、1人あたり平均2.8通りの手段を併用していたという結果が出ました。
何か一つに絞って恋活・婚活をするというより、複数の手段を組み合わせて活動するスタイルが主流になっているのかもしれません。
なお、今回の調査は未婚者に対象を絞っているため、最終的に成婚できたかどうかまでは把握できていません。
数カ月以上恋活や婚活を続けている方で、まだ成果につながっていない場合は、一度手段や進め方を見直してみるのも一つかもしれません。

■未婚でいる理由は「それほど切実ではなかった」(26.6%)、「忙しく時間がなかった」(26.6%)、「希望に合う相手と出会えなかった」(25.0%)
Q. 結婚したいという意欲を持っていたものの現在は未婚であることについて、あなたはどのような点が理由だったと考えていますか?(n=184)※必須・複数回答
本レポートの冒頭でも触れたように、「お金に余裕がない」「恋活・婚活の時間がない」「良い出会いがない」などが、未婚でいる理由として報じられることがよくあります。
そこで今回は、新社会人になったころには「結婚したい」という思いがあったものの、現在も未婚でいる人たちに、結婚に至っていない理由を聞いてみました。
最も多かったのは、同率で「それほど切実には『結婚したい』と思っていなかった」と「仕事や趣味が忙しく、恋活・婚活する時間がなかった」(ともに26.6%)でした。
そのほかにも、「自分の希望条件に合う相手と出会えなかった」(25.0%)、「結婚したくても経済的に不安があった」(20.7%)といった回答が続きました。
こうした結果から見えてくるのは、「結婚したい」という気持ちはあっても、日々の忙しさや優先順位の変化などによって、行動を起こさないまま時間が過ぎてしまった人が多いという現実です。
マッチングアプリの普及などの影響で恋活・婚活が社会に広く浸透したのは、ここ数年のことです。
選択肢が限られていた分、早い段階から恋活や婚活を始める人も少なかったのかもしれません。
その結果、「気づけば未婚のままだった」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

本調査の最後に、「もし『結婚したい』と思っていた社会人になったばかりのころに戻ってやり直せるとしたら、あなたはどのように恋活・婚活をしようと思いますか」と質問してみました。
自由回答形式で寄せられたコメントを見てみると、過去の自分に対して「もっと早く行動しておけばよかった」と振り返る声が多く見られました。
・20代のうちに結婚相談所に入会したり周囲に紹介を依頼したり積極的に活動する(30代)
・もっと積極的になればよかった(30代)
・さっさと婚活パーティーに行ったと思う(30代)
・ネットで探していたと思う(40代)
・出会いがないと思った時点で結婚相談所に入会する(40代)
・社会人になる前にこう言うことを考えたかった(50代)
・もっと、真剣に結婚について、考えれば良かった。無知だったと思う(50代)
一方で、やり直せても今と変わらず未婚のままでいるだろうという回答も一定数ありました。
・やり直さないと思う(40代)
・たぶん当時のまま変わらないと思います(40代)
・何もしないと思う(40代)
・他人との共同生活には向いてなさそう(50代)
こうした回答からは、過去を振り返って「もっと早くから恋活・婚活を始めていれば…」と後悔する人がいる一方で、自分の性格や価値観を受け入れ、未婚という選択に納得している人も一定数いることがわかります。
恋活・婚活とは、「するか・しないか」だけではなく、自分らしい人生をどう描くかという、ライフデザインの一部なのかもしれません。
現在は、学校教育などでもライフデザインに関する取り組みが進み、若いうちから将来について考える機会が増えています。
「いつかは結婚したい」と思っている人にとっては、そうした早い段階での気づきや準備が、その後の行動を後押しする大きなきっかけになるかもしれません。
結婚したいと考える全ての方に寄り添ったサービスを、当社では引き続き展開してまいります。
「恋活・婚活の振り返り」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:新社会人になったころ「結婚したい」という意欲を持っていたと回答した31~59歳の未婚男女238人
集計期間:2025年6月20日~24日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます
<タメニー株式会社 会社概要>
商 号:タメニー株式会社
証券コード:東証グロース6181
代 表 者:代表取締役社長 佐藤 茂
事業開始:2006年9月
所 在 地:東京都品川区大崎1丁目20-3 イマス大崎ビル3階
U R L :https://tameny.jp/
<婚活領域>
・結婚相談所「パートナーエージェント」
・婚活パーティー「OTOCON」
・アプリ完結型結婚相談所「パートナーエージェントApp」
・マッチングアプリ「スマ婚デート」
・婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」
・結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」
<カジュアルウェディング領域>
・結婚式プロデュース「スマ婚」
・挙式お披露目パーティープロデュース「ラフスタ」
・ウェディングフォト「studio LUMINOUS」
・結婚式二次会プロデュース「2次会くん」
<地方創生/QOL領域>
・地方自治体向け婚活支援システム「parms」
・地方自治体の婚活支援センター(受託運営)
・地方自治体の婚活支援イベント・セミナー(受託開催)
・保険代理店「Tameny×保険クリニック」
・成婚後サポートサービス「アニバーサリークラブ」
【本件に関するお問い合わせ先】
タメニー株式会社 広報担当:平田・横田
TEL:03-5759-2700 FAX:03‐5759‐2701
Mail:public@tameny.jp
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