JR東日本グループによる食品廃棄物の『電力リサイクルループ』推進~分別から再エネ活用までグループ全体で連携して取り組みます~
〇JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革2027」において「ESG経営の実践」を掲げ、事業を通じて社会的課題を解決することで、地域社会の持続的な発展への貢献と持続可能な開発目標であるSDGsの達成を目指しています。 〇エキナカや駅ビルなどから排出される食品廃棄物について、分別・収集・運搬・バイオガス化・再生可能エネルギーの活用に至る役割をJR東日本グループが連携して担うことにより、『電力リサイクルループ』を構築し、サーキュラーエコノミーを推進します。 |
1. 概要
JR東日本グループは、エキナカ・駅ビルなどから排出される食品廃棄物をバイオガス化し、生み出された再生可能エネルギーをグループ内施設で利用する『電力リサイクルループ』を2024年4月より順次実施します。
これまで、廃棄物の排出事業者が同様の取り組みを実現するためには、分別の負担に加え、収集運搬事業者や処理事業者、小売電気事業者と個別に調整する必要がありました。今回、JR東日本グループ及び関連会社21社が連携して各役割を担うことにより、さらなるサーキュラーエコノミーの推進を後押しします。
2.連携しているJR東日本グループ会社及び関連会社
(1)食品廃棄物由来の再エネ電力を供給予定の施設(7施設)
※食品廃棄物由来以外の電力も含め実質再エネ100%を供給予定
(2)食品廃棄物の排出事業者
東日本旅客鉄道株式会社、株式会社アトレ、株式会社ルミネ、日本ホテル株式会社、仙台ターミナルビル株式会社、株式会社JR東日本クロスステーションなど計16社
(3)収集運搬事業者
・株式会社JR東日本環境アクセス
首都圏のエキナカや駅ビル、ホテルなどから排出される食品廃棄物等の収集・運搬
・東北鉄道運輸株式会社
仙台エリアのエキナカや駅ビル、ホテルなどから排出される食品廃棄物等の収集・運搬
(4)廃棄物処理事業者
・株式会社Jバイオフードリサイクル
2016年8月に設立。JFEエンジニアリング株式会社、J&T環境株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社JR東日本環境アクセスが出資。主に首都圏から排出される食品廃棄物の処理とバイオガス化による発電を行っている。
「第6回エコプロアワード」農林水産大臣賞受賞(2023年12月)「令和5年度 かながわみんなのSDGs」神奈川県中小企業診断協会賞受賞(2024年2月)
・株式会社東北バイオフードリサイクル
2019年11月に設立。J&T環境株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東北鉄道運輸株式会社、東京ガス株式会社、協業組合仙台清掃公社が出資。主に仙台エリアから排出される食品廃棄物の処理とバイオガス化による発電を行っている。
「令和5年度 新エネ大賞」新エネルギー財団会長賞受賞(2024年1月)
(5)再エネ電力の供給事業者
・株式会社JR東日本商事
食品廃棄物由来の電力などの供給を行う小売電気事業者(登録番号:A869)
参考:2017年3月7日発表 バイオガス化による食品リサイクル事業への参入について
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