大河ドラマ「光る君へ」の時代背景を知る! 平安時代のリアルを読み解く書籍が増刷出来
NHK出版新書『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』(倉本一宏・著)と『「源氏物語」の時代を生きた女性たち』(服藤早苗・著)は発売直後から売れ行き好調につき、このたび増刷となりました。
『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』
大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を務める歴史学者・倉本一宏さんの著書。藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』という三つの古記録を読み解き、この時代を生きた貴族たちのリアルな姿を明らかにしていきます。
古記録とは、貴族が和風の漢文で書いた日記のことを指し、当時の出来事や人々の行動、心の内などを伝えるものです。日本は世界でも稀な日記大国で、本人が書いた自筆本をはじめ数多くの個人の日記が現存しています。
平安貴族といえば、遊宴と恋愛にうつつを抜かし、怨霊を信じて加持祈祷にすがっている……そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、古記録からは国のために周到に立ち回り、腐心しながら朝廷を支えていた彼らの姿が浮かび上がってきます。
【目次】
はじめに
序章 古記録とは何か
第一部 道長は常に未来を見ていた――藤原道長『御堂関白記』を読む
第二部 子孫繁栄のための苦悩――藤原行成『権記』を読む
第三部 貴族の共有財産としての日記――藤原実資『小右記』を読む
おわりに
『「源氏物語」の時代を生きた女性たち』
平安時代を生きた女性たちは何を考え、どのように暮らしていたのでしょうか? 歴史学者の服藤早苗さんが、平安京に暮らす女性たちの結婚や子育て、仕事、老後など、さまざまな角度から彼女たちの人生を紐解いていきます。
紫式部が不朽の名作『源氏物語』を記し、清少納言や和泉式部などを輩出した平安中期。しかし、院政期以降は女性の手による文学作品は作られなくなっていきます。時代とともに女性たちの置かれた立場が変わっていく様子までも見通す一冊です。
【目次】
序章 『源氏物語』の時代
第一章 結婚する女たち
第二章 住まう女たち
第三章 産み育てる女たち
第四章 働く女たち
第五章 切り盛りする女たち
第六章 文化を創る女たち
第七章 旅する女たち
第八章 老いて死にゆく女たち
終章 家の成立と女性
平安時代の日記や絵巻には、当時の人々の暮らしぶりや心情が生き生きと描かれています。専門家が史料に基づいて解説するこの二冊は、ドラマをより深く楽しむために最適なガイドです。
商品情報
書名:『NHK出版新書707 平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』
著者:倉本一宏
出版社:NHK出版
発売日:2023年10月10日
定価:1,023円(税込)
判型:新書判並製
ページ数:256ページ
ISBN:978-4-14-088707-3
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887072023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140887079/
書名:『NHK出版新書711 「源氏物語」の時代を生きた女性たち』
著者:服藤早苗
出版社:NHK出版
発売日:2023年12月11日
定価:1,078円(税込)
判型:新書判並製
ページ数:288ページ
ISBN:978-4-14-088711-0
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887112023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140887117/
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