「買い物支援」+「地域の見守り活動」を行う移動スーパーとくし丸 能登の地元販売パートナーが営業を再開、移動販売支援を継続中
~ オイシックス・ラ・大地の社員もサポート、サステナブルな被災地復興支援へ ~
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)の連結子会社である、株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:新宮 歩、以下「移動スーパーとくし丸 / とくし丸」)は、自治体や省庁と連携し、能登半島にて移動スーパーとくし丸を通じた救援物品の無償配布を本年1月7日から開始し被災地状況に応じた救援活動を行って参りました。2024年2月1日からは、地元の販売パートナー(個人事業主の販売員)の移動販売を再開し、1〜3台の車両で運用を継続する予定です。また販売等と同時に地域の見守り活動も実施します。
自治体や省庁と連携し被災地で22日間204箇所で救援物資を無償配布
フェーズフリーとしての役割を果たす
とくし丸は、買い物にお困りの高齢者を中心に、食品や日用品を販売する移動スーパー事業を全国展開しています。現在は141社のスーパーと提携し、1,170台稼働しています。(2024年1月時点)
能登半島地震に伴い、オイシックス・ラ・大地に所属するとくし丸社員が現地入りし、自治体等と連携しながら、2024年1月7日(日)〜2月2日までの22日間で204箇所で救援活動を実施。通常時は移動スーパーですが、災害時など有事の際に物資運搬車となる“フェーズフリー”としての役割を果たして参りました。地震や津波による被害が大きく安全な移動が困難な状況の輪島市、珠洲市、能登町などの小規模避難所や住宅街で必要に応じた救援物品の無償配布を実施。現地の皆さんが必要としているものを顔を合わせ聞き取りながら、200品目ほどの商品を移動販売車に積み込み「選べる楽しみ」も提供しています。
能登半島地震 とくし丸被災地支援レポート https://www.tokushimaru.jp/noto-support/
復興に向け2月から地元の販売パートナーが被災地で販売開始 持続可能な被災地支援活動へ
石川県における移動スーパーとくし丸は、2016年5月から稼働開始、2024年1月時点で19台が稼働しています(未稼働の3台も含む)。能登半島地震で輪島市と志賀町の地元の販売パートナー(販売員)として活動する3名が被災。提携する地域スーパーも半壊する等、通常営業が困難な状況でしたが、2月から地元の販売パートナーも加わり支援を開始しました。地元の販売パートナーが中心となり支援活動を行うことで地域での生業の復興も両立していきたい考えです。とくし丸は、被災地の復旧から復興のフェーズにおいて「自助努力による復興に向けた地元の事業活動」をサポートできるよう、引き続き努めて参ります。
販売と同時に「見守り活動」も実施
100件近く相談が寄せられている被災地の悪質商法被害の防止に向け啓発も検討へ
とくし丸では買い物支援に加え、地域やお年寄りの見守り活動を行っており、地域に慣れ親しんだ販売パートナーが日頃からお客様に異変がないかを見守る役目も果たしています。1月下旬から販売パートナーがお客様の安否確認に伺い、再会を喜び合う姿も見られました。
被災地では、住宅修理にかかる料金を上乗せして請求するなど、訪問販売を装った悪質な事例が相次いでおり、警察庁が注意を呼びかけています。こうした訪問販売を装う悪質商法についての相談が、2024年1月17日までに96件寄せられているということです。
提携スーパー「どんたく」では輪島市や輪島警察署と「見守り協定」を締結し、自治体等と連携し見守り活動を行っています。その他の地域においても、地域やお年寄りの方々の詐欺被害を未然に防げるような注意喚起も検討していく考えです。 出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npsc.go.jp/pressconf_2024/01_18.htm)
この度の被災地支援で微力ながら非常時に地域の支えとなれた経験から、平常時も非常時も地域を支える販売パートナーの更なる募集と、商品の供給を担う各地域のスーパーとの提携を加速させ、さらに稼働台数を増やして地域を支えるインフラを目指す所存です。
移動スーパーとくし丸による移動販売について
支援期間 | 支援地域 | 支援エリア |
2月1日〜 | 志賀町 | アルビス羽咋宝達志水店で商品を調達し、移動販売 |
2月1日〜 | 輪島市 | アルビス羽咋宝達志水店で商品を調達し、移動販売 |
2月1日〜 | 珠洲市、能登町 | アルビス羽咋宝達志水店で商品を調達し、移動販売 |
とくし丸 志賀町 安否確認の様子 動画記録
移動スーパーとくし丸 2024年1月7日〜2月2日までの救援・支援報告
1月7日〜現在にかけて被災地で支援活動を継続しています。
能登半島地震 とくし丸被災地支援レポート https://www.tokushimaru.jp/noto-support/
当社とつながりがある企業様からも救援物資をご用意いただき、被災地の方々へ物品を配布いたしました。
キリンビバレッジ株式会社 免疫機能の維持と睡眠の質の向上を目的とした飲料 商品:キリン おいしい免疫ケア 睡眠 100ml ペットボトル 900本 https://products.kirin.co.jp/softdrink/softdrink/detail.html?id=7583 |
株式会社コモ パネトーネ種を使用した長期保存できるパンをアソートで支援 商品:クリーム小町・デニッシュメープルキャラメルなど 216個 |
株式会社鳴門屋 リコピンや塩分を補給できるグミ感覚のドライフルーツ 商品:みんなの!なるとン 1000個以上 |
とくし丸の被災地救援報道をご覧になった方々からも温かい励ましのお言葉と共に多くのご寄付を頂戴しました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
移動スーパーとくし丸について
全国47都道府県で1,170台のトラックを活用し、約17万人のお客さまに商品をお届けする移動スーパーです(2024年1月時点)。スーパーの超大型化&郊外化で、近所の商店がなくなり、日常の買い物に不自由している人たち、いわゆる「買い物難民(買い物困難者)」が増えてきています。その大半はシニア層です。「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」であると考え、シニアのみなさまが現物を「見て・触って・感じて・選んで」本来の「買い物」ができるよう、「移動スーパーとくし丸」が誕生しました。メインのお客さまは80歳前後の女性で、週に2回程度訪問し、その都度販売パートナーがお客さま一人ひとりと目を合わせ、会話し、商品や情報を丁寧にお届けすることが可能です。「おばあちゃんのコンセルジュ」を目指し販売パートナーがお客さまにおすすめしたい商品ばかりを厳選した約400品目、約1,200点もの商品をご提供しています。
【とくし丸HP】 https://www.tokushimaru.jp/
オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。
当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。
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