ガイアックス、『全国起業部マップ2026』を公開 学生の起業熱は東京から地方へ 起業部は2018年比4倍超の67団体に
〜関東・近畿以外の地域では約1.8倍に。九州大学・横浜国立大学など東京以外の大学で起業部が拠点化〜
株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、2021年・2022年・2024年に続き、全国の学生起業部・起業サークル・起業コミュニティをまとめた『全国起業部マップ2026』を2026年10月7日に公開します。
2026年版で確認された起業部は67団体で、調査を始めた2018年(16団体)の4倍超、前回調査(2023年集計・49団体)の約1.4倍となりました。前回調査では直近1年の増加が微増にとどまっていましたが、この3年で再び増加ペースが加速しています。また、これまで関東・近畿の二大都市圏に集中していた起業部が、中部や九州・沖縄、中国・四国でも増え、全国へと広がりつつあります。学生の起業への熱は、東京に集まる時代から、各地の起業部を拠点に地方で高まる時代へと移りつつあります。
■ 調査の目的
ガイアックスは、起業を目指す学生と、大学・支援者・企業をつなぐことを目的に、2021年に日本初の『全国起業部マップ』を公開しました。以来、全国の起業部を継続的に調査しています。
学生の起業環境がこの数年で大きく変わったことを受け、2026年版では次の2点を目的に調査を行いました。
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現在地の可視化:いま全国のどこに、学生が主体的に運営する起業部がどれだけあるのかを明らかにする。
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変化の把握:前回調査(2024年2月公開)以降、起業部の数や地域分布、あり方がどう変わったのかを捉える。
■ 調査の方法
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調査対象:中学・高校・高専・大学で、学生が主体的に運営する起業部・起業サークル・起業コミュニティ
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調査期間:2026年5月~2026年7月
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調査手法:
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公開情報(各団体の公式サイト・SNS・大学発表等)の収集
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各起業部への個別ヒアリングによる調査
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■ 調査結果①:起業部は2018年比4倍超、前回調査から約1.4倍に
調査を始めた2018年(16団体)以降、起業部等団体(以下 起業部)の数は年々増え、今回の調査で当社が活動を確認できた起業部は67団体と、2018年比で4倍超(約320%増)になりました。前回調査(2023年集計)の49団体からは18団体増え、約1.4倍(約37%増)です。
前回調査では直近1年の増加が「微増」にとどまり、起業部の数が学生の需要を満たしつつあるとの見方も示していましたが、今回は再び増加ペースが加速しています。
全国起業部マップ2026 掲載団体一覧:https://tibjam.notion.site/2026-3df06902bd6e80b29e22ef8fd4f4d9b2

起業部/サークル数の推移
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2026年時点で確認された起業部:67団体
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前回調査(2023年集計・49団体)比:+18団体(約1.4倍)
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地域別内訳(かっこ内は前回調査比):
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北海道:2(±0)
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東北:3(+1)
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関東:22(+7)
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中部:15(+9)
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近畿:11(−4)
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中国・四国:7(+3)※中国6、四国1
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九州・沖縄:6(+3)
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エリア指定なし(全国・インカレ):1(−1)
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■ 調査結果② 関東・近畿以外の地域で起業部が約1.8倍に
地域別に見ると、増加が目立ったのは関東・近畿以外の地域です。中部は6団体から15団体(2.5倍)、九州・沖縄は3団体から6団体(2倍)、中国・四国は4団体から7団体に増えました。
関東・近畿を除く地域の合計は19団体から34団体へ約1.8倍となり、全体に占める関東・近畿の割合は、前回の約6割(61%)から5割を下回る49%に下がりました。一方、近畿は15団体から11団体に減少しています。
起業部はこれまで、大学やスタートアップ支援が集まる首都圏・関西圏が中心でした。今回の結果は、起業部が首都圏・関西圏の学生だけのものではなくなりつつあることを示しています。
■ 考察 学生の起業熱は「東京」から「地方」へ
数字の変化の背景には、学生と起業を取り巻く環境の変化があります。起業部マップ編集長・宇田川がこれまでの起業部支援とヒアリングを通じて見てきた変化は、次の3点です。
1. 起業が「一部の学生の特別な挑戦」から「身近な選択肢」に
2022年に政府が「スタートアップ育成5か年計画」を打ち出して以降、大学や自治体による起業家教育、ビジネスコンテスト、インキュベーション施設の整備が全国で進みました。授業やイベントで起業に触れた学生が、継続して挑戦できる場として起業部を立ち上げたり、参加したりする流れが生まれています。
2. 起業への関心が高いのは、地方の学生
支援の現場では、首都圏で育った学生よりも、地方から東京の大学に進学してきた学生に起業への関心が高い層が多いと感じています。そして今、東京に来た学生だけでなく、名古屋や福岡といった大都市を含む地方の大学で学ぶ学生の間でも、起業への意識が高まっています。かつては東京に集まっていた学生の起業熱が、地方そのもので高まり始めていると見ています。
3. 地方は「集まりやすく、つながりやすい」
東京には起業に関わるイベントやコミュニティが数多くある一方、場が多いぶん学生の関心やつながりが分散しやすく、一つのコミュニティとして熱が大きくなりにくい面があります。地方はその反対で、「この地域で起業を目指すならここ」と言える拠点が定まりやすく、学生が集まり、つながり、熱量が積み上がりやすい環境にあります。
その代表例が、本リリースでコメントを寄せた九州大学の「QUSIS」や、約150人が所属する横浜国立大学の「Founders Lab」です。いずれも大学の枠組みを生かしながら学生自身が仕組みをつくり、地域の起業志望の学生が集まる拠点になっています。
■ 起業部マップ編集長のコメント

宇田川 寛和(うだがわ ひろかず)
株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部 コミュニティマネージャー
2019年にガイアックス入社後、新規事業立ち上げや、採用活動を通して起業志向の学生団体との連携を経て、クックパッド株式会社で新規事業立ち上げに参画。
2023年11月よりスタートアップスタジオ事業部のコミュニティマネージャーとして、学生向けのマーケティングやコミュニティ作りの支援を担当。
政府の「スタートアップ育成5か年計画」以降、自治体や大学による起業支援の取り組みは着実に充実してきました。学生が起業に触れられる入り口が増えたことは喜ばしい一方で、だからこそ今、「学生が主体となって起業部を運営する意義はどこにあるのか」が問われる時期に入っていると感じています。
今回の調査では、全国で67団体を確認し、前回2024年から18団体の増加となりました。関東で7団体、中部で9団体増えるなど、地域を問わず広がりが続いています。ただ、団体数の増加そのものよりも、その一つひとつが学生にとってどのような場になっているかが、これからは問われていくはずです。
視野を広げると、アメリカやフィンランドでは、学生が主体となったコミュニティがスタートアップエコシステムそのものを動かす起点になってきました。国内でも、ITAMAEやIVS SPIKESのように、学生が中心となって場をつくる動きが生まれています。学生が「支援を受ける側」から「エコシステムをつくる側」に回ったとき、その影響は大学の枠を越えて広がっていきます。
全国の起業部が、それぞれの大学の中だけで完結せず、団体間でノウハウを共有し、地域や社会とつながっていくこと。今回の全国起業部マップが、その一歩のきっかけになればと期待しています。
■ 大学起業部代表のコメント

横浜国立大学起業部 Founders Lab 代表 岡 昂正さん
横浜国立大学起業部は従来のコミュニティ型の組織ではなく、体系化した勉強会やアクセラレーターを開催し、実際に何者でもない学生が起業家へと昇華できるような仕組みを設計した全く新しい組織です。150人のメンバーが集い、各々が自分の理想を追求して起業に打ち込む。部員同士でチームを組むなど、メンバー間の繋がりも活発で、今後も更に質を高めると共に、最も起業家を輩出する組織になれるよう精進して参ります。

九大起業部 QUSIS 共同代表
中西 渓斗さん(九州大学経済学部3年:上)
坂井 洸太さん(九州大学理学部2年:下)
QUSIS(九大起業部)は、多様な分野に関心を持つメンバーが「熱」を応援し合うコミュニティです。起業だけにとどまらず、各々が熱量を持ったプロジェクトを形にすることを目指し、活動を行っています。 コミュニティ全体として、「世界中に"熱"を持った人材を増やす」を掲げ、新入生向けインキュベーション「ゼロイチ」を中心にイベント開催や部内プロジェクトに日々取り組んでいます。
団体リンク:https://qusis.jp/

■ 過去の『全国起業部マップ』
ガイアックスはこれまでも、全国の起業部の動向を継続的に調査・公開してきました。過去の調査結果は以下のプレスリリースからご覧いただけます。
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ガイアックス、「全国起業部マップ2024」を公開!(2024年2月):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000614.000003955.html
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ガイアックス、「全国起業部マップ」の第2弾を公開!(2022年8月):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000496.000003955.html
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ガイアックス、学生のうちに起業体験ができる「全国起業部マップ」の第一弾を初公開(2021年10月):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000458.000003955.html
■ ガイアックスの学生起業に対する取り組み
ガイアックスでは、全国の起業部や起業に関心のある学生、学生起業家を支援するため、以下のような取り組みを行っています。
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起業部個別相談窓口
ガイアックスは東京近郊の起業部を中心に、様々な起業部やビジネスプランコンテスト団体と連携しています。今後も連携機会を増やしていくことで、起業を目指す学生にとって役に立つ情報や機会を提供していきます。現在、起業部を運営している方向けの個別相談を受け付けています。運営にあたっての悩みや連携の可能性などについてご関心をお持ちの方は是非一度お話をお聞かせください。
お問合わせ先: Gaiax Startup Studio
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学生コミュニティ「TIB JAM」の運営
東京都のスタートアップ拠点「Tokyo Innovation Base(TIB)」における学生等コミュニティ形成事業「TIB JAM」の代表事業者として、イベントやコミュニティ運営、海外派遣等を通じて学生の挑戦機会を創出しています(これまで延べ4.700名以上の学生が参加した実績があります)。今年度からは2か月間の短期集中型で起業や様々なプログラムへの応募を支援する「JAM SPRINT」という取り組みもスタートいたしました。
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また直近では全国の学生の皆さんが1日で著名な先輩起業家から学び、アイデアを0から生み出し、実際に成果を出している先輩学生起業家のピッチや海外派遣プログラム卒業生の話を聞ける場などを提供する年に1回の祭典「TIB JAM FES」が2026年10月18日(日)に開催されます。皆さんぜひお越しください。
【10月18日(日)】起業に関心ある中高大・専門生が東京有楽町に!
TIBJAMFESでも起業部が集まっています。取材機会なども調整可能なので、相談ください
■ ガイアックスとは
「人と人をつなげる」をミッションに掲げ、社会課題の解決を目指すスタートアップスタジオ※
ガイアックスは、他人のことを自分ごととして捉えられる社会を目指して「Empowering the people to connect ~人と人をつなげる」を1999年の創業時からミッションとしています。2015年からは、ソーシャルメディアの発達により新しく生まれたシェアリングエコノミーにも取り組み始めました。個人間の情報のやり取りがより一層容易になり、ビジネスはBtoB(会社対会社)やBtoC(会社対個人)の取引だけでなく、CtoC(個人対個人)の取引がより一般的になると考えてのことです。
さらにweb3/DAO(ブロックチェーン)は、シェアリングエコノミーのさらに先にある、個々人が主役となる脱階層組織・フラットなコミュニティを実現するために極めて重要な技術であると目し、開発を続けてきました。これからも、ガイアックスは個人が輝く社会を目指して取り組んでいきます。
※スタートアップスタジオとは、同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織を指します。出資・事業開発・エンジニアリング・バックオフィスの支援を用意し、初めての起業でも成功率を高めることが可能です。
株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
■ 取材のご案内
本調査について、全国起業部マップ編集長・宇田川への取材を承ります。地域別の傾向や起業部の運営実態、学生起業を取り巻く環境の変化などについてお話しできます。
また、掲載している起業部の代表者へのご取材も、ご希望に応じて調整いたします。
下記お問合せ先までお気軽にご連絡ください。
本件に関するお問合わせ
広報窓口:宇田川
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