【2024年の家計と収入の増やし方】就労志向の主婦・主夫層に調査「家計苦しくなる」2年連続増の62.9%
収入増やす方法は「ポイントためる」が1位 ~しゅふJOB総研~
(有効回答数:550件)
■調査結果概要
1.2024年の家計「ゆとりできそう」8.5%、「苦しくなりそう」62.9% 2.家計のゆとり予測:直近3か年比較 3.収入増やすなら「ポイントためる」42.7%、「副業(委託・請負)」37.5% 4.収入の増やし方:直近3か年比較 5.本業以外で家計のために収入を増やす方法ランキング TOP5 6.フリーコメントより |
1.2024年の家計「ゆとりできそう」8.5%、「苦しくなりそう」62.9%
2.家計のゆとり予測:直近3か年比較
3.収入増やすなら「ポイントためる」42.7%、「副業(委託・請負)」37.5%
4.収入の増やし方:直近3か年比較
5.本業以外で家計のために収入を増やす方法ランキング TOP5
6.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
<家計にゆとりができそうと回答した人>
・今年が最低だったので対策をたてるから(50代:フリー/自営業)
・働き始める予定のため(20代:今は働いていない)
・子供の独立、自分のスキルアップ、月収を上げるための転職活動を進めているため(40代:派遣社員)
・転職に時間がかかった為、数ヶ月間、無収入で専業主婦のような生活だったが、新たにパートが、決まったため(40代:パート/アルバイト)
・専業主婦からの、今は働く意思があるので(30代:今は働いていない)
・ダブルワークをしようとしていて探してる(40代:フリー/自営業)
・わたし自身パートを始め、家計を支える馬力が2になったため(30代:パート/アルバイト)
・副業をしているから(40代:その他の働き方)
・収入アップの見込みがあるから(50代:フリー/自営業)
・子供が社会人になるから(60代:パート/アルバイト)
<家計が苦しくなりそうと回答した人>
・食費の値上がりで昇給しても相殺されるので(30代:派遣社員)
・今も苦しいし、今より良くなる見込みないため 出費は増えてくのに収入は増えない、増やせない(30代:パート/アルバイト)
・息子が大学進学して、私の医療費が高額なのに働くところもなく、息子の奨学金を利用しないといけないくらいに生活が厳しくなると思います(50代:今は働いていない)
・フルタイムの仕事が辛くなった為時短の仕事にシフトする予定(60代:契約社員)
・収入自体は大して変わらないと思いますが、度重なる値上げ値上げで家計が悲鳴を上げそうです。どう考えても、賃上げが物価の上昇に(全くと言って良いほど)追い付いていないと思います(40代:今は働いていない)
・夫も私も、副業からの収入が80%近く少なくなりました。本業での収入が上がれば嬉しいのですが、上がったのはたったの5%位(夫婦とも)です(50代:パート/アルバイト)
・今でも値上げで家計が苦しいです。給料も上がっていないどころか夫のボーナスもなくなりました。2024年には何も期待していません(40代:パート/アルバイト)
・物価やガソリン、灯油など生活全般的に価格高騰の為、生活が厳しいから。給料変わらずなのに、増税の噂もあるし不安しかないです(40代:今は働いていない)
・時給が安く、人件費削減のため思うように出勤日数が得られず、働けない。今も普通の生活ができていない。ダブルワークで毎日働いているが、時給が安すぎる(50代:パート/アルバイト)
・高齢となり、勤務時間を減らされたが、他のアルバイトも採用にならない(60代:パート/アルバイト)
<変化はなさそうと回答した人>
・大きな変化なく過ごせるよう、次の職場を決める予定だから(40代:派遣社員)
・健康なら、現状維持の勤務状態で、家族構成に変更がないから(50代:パート/アルバイト)
・扶養枠を超えて働き出したが、子供が大学進学をするので教育費がかかる為(50代:パート/アルバイト)
・生活スタイルが変わらない。夫婦共に加齢により食が細くなり食費が減ってきている(50代:今は働いていない)
・私は、夫から支給される固定の生活費をやりくりするだけなので何も変わらない(30代:パート/アルバイト)
・現在もゆとりがあると感じており、それは来年も同じだと予想している(40代:フリー/自営業)
・給与アップや、各種減税の実感を、まだ全く感じる事ができないから(40代:正社員)
・物価が下がらない限り変わらない(60代:パート/アルバイト)
・物価や光熱費が上がってはいるがそれはしょうがない。それ以外には特に贅沢をしなければ、今まで通り生活していけるから(50代:パート/アルバイト)
・収入も増えると思うけれど支出も増えるから(30代:パート/アルバイト)
■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より
昨年に続いて、物価高の影響を受けた2023年の家計。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「あなたのご家庭について、2024年の家計はどうなりそうですか。感覚に近いものをお教えください」と尋ねたところ、「家計が苦しくなりそう」と回答した人が62.9%となりました。前年比0.5ポイント増で、苦しくなりそうという声は2年連続で上昇しています。一方、「家計にゆとりができそう」も前年比で1.5ポイント上昇しました。苦しくなりそうという声の方が圧倒的に多いものの、やや二極化の兆しも見えます。
次に、「もしあなた自身が本業以外で家計のために収入を増やすとしたら、どんな方法を選択しますか」と尋ねると、「ポイントをためる」が最も多く42.7%。さらに「副業(長期や短期の業務委託・請負契約)」37.5%、「中古品など所有物を売る(メルカリ・ブックオフなど)」34.5%と続きました。フリーコメントには様々な声が寄せられましたが物価高に言及するものが圧倒的に多く、それに対して収入が増えない、あるいは増えても出費の増加に追いつかないと嘆く声が聞かれました。また、さらなる税負担を警戒する声も聞かれ、家計について明るい材料が見出しにくい状況にあることが感じられます。「家計が苦しくなりそう」と答えている人の比率が6割を超えて高止まりする中、物価高と収入増のバランスに変化が見られないままだと2024年の家計も閉塞感が漂うことになりそうです。
しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 ープロフィールー 1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。 これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、およそ300本のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。 実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。 Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員 ◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員 民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度) 労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度) 日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など ◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数 ◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める |
■調査概要 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式) 有効回答者数:550名(※) 調査実施日:2023年11月15日(水)~2023年11月22日(水)まで 調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者 ※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。 ※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください。 |
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>https://www.bstylegroup.co.jp/
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、 使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
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