世界中の女性ランナーの 92% が自分の安全に不安を感じていることが明らかに… アディダスがよりインクルーシブなランニング環境を目指す取り組みを開始
安心・安全なランニング意識啓発と支援を呼びかけるフィルム『The Ridiculous Run』も公開/日本では2023年4月より女性ランナーの悩みにフォーカスしたランニングセッションを実施
アディダス ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ステイン・ヴァンデヴォースト)は、2023年春の新ブランドキャンペーンで掲げる『「走りたい」だけ、あればいい。~Running needs nothing, but you~』というメッセージのもと、世界中の多くの女性ランナーがランニング時に直面している“安全への懸念”に関する意識啓発に向けた取り組みを開始いたします。
https://adidas.com/withwomenwerun
本取り組みの一環として、アディダスは世界9カ国で行った「ランニング中の安全」に関する最新の調査結果と、変化に向けた意識啓発とアライシップ(支援)を呼びかけるフィルム『The Ridiculous Run』を発表します。また、女性や少女に対する暴力の抑止に取り組む非営利団体「White Ribbon」とのパートナーシップや、アディダスのグローバルランニングコミュニティ「adidas Runners」による継続的なイニシアチブ「With Women We Run」などの活動を通じて、ランニング文化を変革し、より安全でインクルーシブなスポーツ環境の実現を目指していきます。
- 今回の調査結果について
また、ランニング中に身体的な危害を受けることを恐れている男性ランナーは 28% であったのに対し、女性ランナーでは約2倍の51%に上りました。身体もしくは言葉でのハラスメントを実際に経験したことがある女性ランナーは38%で、そうした女性ランナーのうち半数以上が望まない注視(56%)、性差別発言または望まない性的注視(55%)、クラクションによる囃し立て(53%)、つきまとい(50%)を受けたことがあると回答しました。
さらに、ハラスメント被害の経験がある人のうち、「強い不安を感じた」と回答した男性ランナーは 38%である一方、女性ランナーでは半数以上(53%)となり、男性ランナーよりも女性ランナーが心身の影響に苦しめられる傾向が現れています。加えて、ハラスメント被害の結果、ランニングへの関心を失った男性ランナーは 33%であったのに対し、女性ランナーは 46% に上り、再び被害に遭うのではないかという不安な気持ちが強まっている男性ランナーは 30% 、女性ランナーでは 40% という結果でした。
日本においては、「安全に走るために具体的な予防策を講じている」と回答した女性ランナーは63%に対し、男性ランナーは43%にとどまりました※注2。不安を感じる理由として一番多く挙げられた回答は、暗い場所(56%)、続いて身体的なハラスメント(24%)、言葉でのハラスメント(15%)となりました。
安全への責任に関する質問では、女性は「女性自身の責任である」という回答(24%)が最も多かった一方で、男性ランナーは女性の責任(19%)、自治体の責任(18%)と回答。また、女性ランナーが安全に走ることができる環境をつくるためには、個人の姿勢が大事であるという理由から、男性に責任があると答えた男性ランナーは13%で、同じように答えた女性ランナー(10%)よりも多い結果となりました。
※注1:アディダスの委託によりVitreous Worldによって実施された国際調査。回答者は日本、中国、アメリカ、イギリス、メキシコ、アラブ首長国連邦、フランス、ドイツ、韓国で 16 ~ 34 歳の年齢層に属する 9,000 人(女性自認 4,500 人、男性自認 4,500 人)。回答時期は 2022 年 12 月 17 日~ 2023 年 1 月 6 日。
※注2 :アディダスの委託によりVitreous Worldによって実施された国際調査。回答者は日本で 16 ~ 34 歳の年齢層に属する1,000 人(女性自認 500 人、男性自認 500 人)。回答時期は 2022 年 12 月 17 日~ 2023 年 1 月 6 日。
- 『The Ridiculous Run』フィルム概要
『The Ridiculous Run』掲載 With Women We Run特設サイト:https://adidas.com/withwomenwerun
- スポーツの平等を目指した活動について
アディダスは、スポーツの平等を推進するため、いままでスポーツへのアクセスが難しかった人たちが参加できる可能性、公平性、安全性を提供することで、よりインクルーシブなスポーツの実現を目指しています。
今回の調査およびフィルム『The Ridiculous Run』は、女性に対する暴力の抑止を目指し、男性の意識啓発活動に取り組んでいる非営利団体「White Ribbon」とのパートナーシップに基づき実施されました。この「White Ribbon」とのパートナーシップのもと、アディダスはランニング中の女性のハラスメントと安全性に関する男性の意識啓発を目的とした「アライシップ・プレイブック」を2022年に共同開発し、6ヵ国語で提供しています。また並行して、アディダスは現在 49 ヵ国 にて展開するグローバルランニングコミュニティ「adidas Runners」における長期的なイニシアチブ「With Women We Run」を継続しており、今後も女性に対する嫌がらせや暴力を終わらせ、より安全でインクルーシブなランニング文化づくりに貢献する取り組みを続けていきます。
日本では4月より、ランニング中の安全をはじめとした女性ランナーが感じる様々な障壁や悩みにフォーカスしたランニングセッション「With Women We Run」を、「ADIDAS RUNNERS TOKYO」にて実施いたします。セッションの詳細や参加方法は、adidas Runningアプリ(https://onl.bz/4RNn5sN)内「近日開催予定のイベント」をご確認ください。詳細は4月上旬に公開いたします。
- 今回の取り組みに関する関係者コメント
アディダスとともに、私たちはジェンダーに基づくあらゆる形の暴力と差別をきっぱりと終わらせることに一歩近づけるでしょう。男性は、世界中で女性に対する暴力を実際に変えていくため、どうか私たちが提供しているツールを使って行動を起こしてください。ランニングはあらゆる人のためのスポーツであり、だからこそ誰もがスポーツにもっと安心して没頭できるよう私たちは力を尽くしていきます。
シーナ・ノイブラント(アディダス ウィメン グローバルコミュニケーションズ ディレクター)
スポーツは平等であるべきであり、その実現には安全性が不可欠だと私たちは考えています。私たちのコミュニティと調査結果から、女性とランニングに関して最も議論の的になるトピックは安全性であることが分かりました。そして残念ながら、今もなお女性の安全は自己責任であると考えられています。この問題への取り組みはいわば短距離走ではなくマラソンであり、私たちのキャンペーンは一夜にして解決を見ることはありません。それでも、より多くの男性にアライ(支援者)としての役割を自覚するよう促すことができれば、私たちは進歩を、うまくいけば変革を作り出せると信じています。
- 『「走りたい」だけ、あればいい。~Running needs nothing, but you~』について
■ブランドキャンペーン 特設ウェブサイト:https://shop.adidas.jp/ImpossibleIsNothing/
■アディダス ランニング 関連最新情報について
- アディダス ランニング https://shop.adidas.jp/running/
- ランニング 関連商品 https://shop.adidas.jp/item/?sport=running
- ランニング シューズ https://shop.adidas.jp/item/?sport=running&category=footwear
- ランニング ウェア https://shop.adidas.jp/item/?sport=running&category=wear
ー ランニング アクセサリー https://shop.adidas.jp/item/?sport=running&category=accessories
© 2023 adidas Japan K.K. adidas, the Performance Logo and the 3-Stripes mark are registered trademarks of adidas.
<一般のお客様からのお問い合わせ先>
アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像