ホテル椿山荘東京、環境省「自然共生サイト」に認定
「その時代が必要とするオアシス」として、庭園を未来へ受け継ぐ保全活動を実施

ホテル椿山荘東京(東京都文京区・総支配人:千尋 智彦)は、このたび令和7年4月に施行された「地域生物多様性増進法」に基づき、「自然共生サイト」に認定されました。
本認定は、自然環境と調和しながら地域の生態系保全に貢献する取り組みを行う施設や場所に与えられるもので、当ホテルの庭園がその基準を満たしていると評価されたものです。
◇自然共生サイトおよび増進活動実施計画について
環境省ではネイチャーポジティブの実現に向け、令和5年度より「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定してきました。
さらに令和7年4月からは「地域生物多様性増進法」が施行され、主務大臣(環境大臣・農林水産大臣・国土交通大臣)に、生物多様性が豊かな場所を維持する活動と認定された実施計画の実施区域も、同法に基づく「自然共生サイト」となります。
◇ホテル椿山荘東京の取り組み
創業以来、「いつの時代も、その時代が必要とするオアシスであり続けること」を使命に、訪れるすべての方々に癒しと安らぎを提供してまいりました。
「東京雲海」をはじめとする現代的な庭園演出を提案しながらも、庭園の文化的・歴史的価値を継承し、自然と共生する姿勢を大切にしています。この庭園を未来へ受け継いでいくため、以下の保全活動を実施しています。
1.生態系に配慮した庭園管理
農薬や殺虫剤の使用を極力抑え、生態系にやさしい管理を実施。
2.エコトーン(生態系の移行帯)の創出
水辺と陸の環境を整備し、庭園としての美観を維持するとともに多様な生物が生息できる場を提供。流水域は5年ごとに底泥を回収し、水生生物の生息環境を維持。
3.エコアップの実施
剪定枝を積み置きすることで、朽ち木を利用する希少昆虫類の生息場所を確保。
4.ミツバチによる送粉活動
養蜂を実施し、受粉促進による景観維持と生態系サービスの理解促進に貢献。収穫したハチミツの販売も実施。
5.取り組みの普及
園内の生物や保全活動を発信し、自然や生態系への関心を広げる機会を提供。
6.土壌侵食の抑制
異常気象による豪雨などへの対策として斜面の土留めを行い、自然環境を守る。
ホテル椿山荘東京は、これからも「その時代が必要とするオアシス」として、訪れる方々に癒しの空間を提供するとともに、地域の自然環境保全に貢献してまいります。未来の世代に豊かな自然を引き継ぐため、持続可能な取り組みをさらに推進していきます。
-
ホテル椿山荘東京とは

1952年開業のホテル椿山荘東京は、都心にありながら、森のような庭園の中に佇むホテルです。
庭園のシンボルである 三重塔「圓通閣(えんつうかく)」は、1925年に東広島・篁山竹林寺より移築され、2025年に100周年を迎えます。室町時代前期の部材が使用されているこの三重塔は、都内に現存する三古塔の一つで、国の登録有形文化財に登録されています。
また、「いつの時代も、その時代が必要とするオアシスであり続ける」という想いの下、7つの季節に7つの絶景を造り、国内最大級の霧の庭園演出「東京雲海」と7つの季節は、「日本空間デザイン賞 銀賞」、「Prix Villegiature Awards グランプリ」、「iF DESIGN AWARD」を受賞、「日本夜景遺産」に登録され、都心の絶景として通年お楽しみいただけます。
265室の客室では、第二の我が家のようにお寛ぎいただけるよう充実した機能やアメニティを備えるだけでなく、都心のパノラマ、またはガーデンビューをご堪能いただけます。そのほか、庭園内や館内の8つのレストラン、自然光を感じられる直営のスパ・トリートメント施設、最大2,000名様までご利用いただける大会場を含む38の宴会場、チャペル・神殿、理・美容室、フォトスタジオなどを完備しています。
散策できる広大な庭園には、国の有形文化財の三重塔や茶室、史跡があり、また春の桜、きらめく新緑、初夏の蛍、夏の涼やかな滝のしぶき、紅葉、雪景色の中の椿と、四季の風情が東京にいることを忘れさせる特別なひとときをお過ごしいただけます。
ホテル椿山荘東京は、「フォーブス・トラベルガイド」が発表した格付けの「ホテル部門」・「スパ部門」では、おかげさまで名だたるホテルが並ぶ4つ星を獲得できました。また、特に最高級の施設とサービスにより、記憶に残る体験を提供するホテルとして認められ「プリファードホテルズ & リゾーツ」の「L.V.X. Collection」に加盟いたしております。



-
藤田観光について

藤田観光株式会社は、日本における観光業界の先駆けとして1948年に「箱根小涌園」、1952年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業しました。その後、1955年に会社を設立し、2025年11月7日に設立70周年を迎えます。人材や文化財などのあらゆる企業資産を最大限に活用し、より多くのお客さまに憩いの場と温かいサービスを提供するとともに、ユニークなコンテンツ展開・事業展開を通して、お客さまのライフサイクルやスタイル(人生)の様々なシーンに寄り添う新たな価値を提供することで、「潤いのある豊かな社会の実現」を目指しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像