DarktraceとSB C&Sがディストリビューター契約を締結
~Darktraceの自己学習型AIを日本国内で提供開始~
Darktrace Limited(以下「Darktrace」)とSB C&S株式会社(以下「SB C&S」)は、Darktraceの革新的なAIベースの「ActiveAI Security Platform(アクティブエーアイ セキュリティ プラットフォーム)」を日本国内の企業に提供するディストリビューター契約を締結し2025年8月20日に取り扱いを開始します。

近年、AIや自動化、CaaS(Crime as a Service)によって、悪質な行為者がより大規模で巧妙な攻撃を行うようになったため、サイバーセキュリティインシデントの頻発が深刻な問題となっています。サイバーセキュリティチームは、脅威を事前に察知し、組織を保護する能力を向上させる方法を模索する中で、効率的かつ迅速な対応を可能にする自動化の重要性がますます高まっています。
Darktrace製品は、組織のデジタルインフラストラクチャー全体の挙動を継続的に学習し、ネットワークやクラウド、電子メール、エンドポイントなどの環境における異常をリアルタイムで迅速に検出して抑制します。この機能により、侵入の検知から隔離までの平均時間が数時間から数十秒に短縮され、管理者がアラートに対処する必要性が大幅に軽減されます。さらに、Darktraceの統一プラットフォームは、物理や仮想、クラウドのセンサーの展開をサポートしており、追加投資なしでハイブリッド環境にシームレスに統合できます。
SB C&Sが今回取り扱う「ActiveAI Security Platform」には、AIエージェント型「Cyber AI Analyst」が組み込まれており、SOC(Security Operation Center)レベル2の基準に基づく高度な調査を自動化し、年間50,000時間の分析を実施することで、フルタイム従業員30人分の作業を補完する能力を持っています。これにより、企業はセキュリティ運用の効率化とコスト削減を実現し、高度な脅威対応能力を維持できます。このプラットフォームは、強固なサイバーセキュリティの必要性が高まっている金融業や公共機関、ランサムウエアや内部不正への対応を強化したい医療機関、サイバー攻撃による生産停止やブランドイメージの損失を防ぎたい製造業や小売業など、あらゆる業種に適しています。
SB C&Sは、今回の提携を通してDarktraceの強固なサイバーセキュリティソリューションでポートフォリオを強化します。Darktraceのプラットフォームは、独自の自己学習型AIを基盤としており、機械学習や深層学習、LLM、自然言語処理などの多様なAIモデルを使用する多層的なAIアプローチにより組織のIT環境を学習し、その理解に基づいて既知および新規のサイバー脅威の検出や調査、防止を行います。SB C&Sは、今後も全国約15,000社の販売ネットワークを活用し、AI時代のゼロトラストをプラグイン一つで実現するDarktrace製品を提供することで、企業のセキュリティ向上を支援します。
【Darktraceの主な特長】
・AIによる自動学習と脅威検知
各企業に特有の正常な行動に基づいて、既知およびゼロデイ攻撃と内部不正の両方を検出するため、ルールを調整する必要が不要です。
・迅速な自動対応
脅威が検知されると、検知から数秒以内にターゲット通信を減速または隔離し、業務を中断することなく被害を最小限に抑えます。
・攻撃の因果関係を要約
AIが攻撃の原因や流れを自動的に分析し、分かりやすく要約することで、調査工数や誤検知を大幅に削減し、セキュリティアナリストが迅速に対応できます。
・幅広い環境に対応
オンプレミスやクラウド、ハイブリッド環境に対応し、物理、仮想およびクラウドセンサーを単一ライセンスで展開可能。混在したIT環境でも追加投資なしで導入可能です。
・セキュリティ運用の負担を軽減
自動化された脅威検知と対応により、SOC(Security Operation Center)がルールを継続的に調整する依存度を減らし、現場の人手不足の解消や業務負担の軽減に寄与します。
【製品の詳細】
https://www.it-ex.com/products/maker/darktrace/darktrace.html
【製品に関するお問い合わせ】
SBCASGRP-Darktrace@g.softbank.co.jp
ダークトレース・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー 兼 日本営業総責任者 田井 祥雅 からのコメント
サイバー脅威は急速に進化しており、企業がより強固な体制を築き、一歩先を行くために、AIを活用したサイバーセキュリティソリューションがますます必要とされています。SB C&Sとの提携により、ダークトレースの最適なソリューションをお届けすることで、より多くの企業のセキュリティを強化できると確信しています。SB C&Sの知見とダークトレースのソリューションを通して、セキュリティアナリストからCISO(最高情報セキュリティ責任者)に至るまで、セキュリティ運用の効率化を可能にします。
SB C&S株式会社 取締役 専務執行役員 兼 ICT事業本部長 永谷 博規 からのコメント
このたび、サイバーセキュリティ分野におけるリーディングカンパニーであるDarktraceと新たなディストリビューター契約を締結できましたことを、心より光栄に思います。Darktraceの自己学習型AIエンジンは、お客さまのIT環境全体を継続的に把握し、その知見を活用して脅威の検知、調査、さらには自律的な対応を実現します。SB C&Sは、Darktraceの「ActiveAI Security Platform」の取り扱いを通して、企業のDXを支援するとともに、日々高度化するサイバー攻撃に対するレジリエンス強化に一層貢献してまいります。また、全国の販売パートナーとともに、多様化するニーズに応える柔軟なサイバーセキュリティソリューションの提供を目指します。
Darktrace Limitedについて
Darktraceは、サイバーセキュリティ分野におけるAIのグローバルリーダーであり、日々変化する脅威の状況に対して組織が先手を打てるよう支援しています。2013年に設立されたDarktraceは、各顧客の独自の行動パターンをリアルタイムで学習する独自のAIを活用し、未知の脅威から組織を保護するための必須のサイバーセキュリティプラットフォームを提供しています。「Darktrace ActiveAI Security Platform」は、ネットワーク、クラウド、メールといったデジタル資産全体を保護することで、サイバー回復力を強化するプロアクティブなアプローチを実現します。このプラットフォームは、顧客のセキュリティ状況を事前に可視化し、「Cyber AI Analyst」による運用の効率化を図るとともに、脅威をリアルタイムで検知し自律的に対応します。英国ケンブリッジおよびオランダ・ハーグの研究開発チームによる革新的な取り組みにより、200件以上の特許が申請されています。Darktraceのプラットフォームとサービスは、主要な産業全般にわたる約10,000の顧客を保護しています。https://darktrace.com/ja
SB C&S株式会社について
SB C&S株式会社は、ソフトバンクグループの原点であるIT流通ビジネスを受け継ぐとともに、市場環境の変化を迅速にとらえ、新たなビジネスモデルを生み出しています。法人向けには、国内最大規模の販売ネットワークを通じ、クラウドやAIを含めた先進のテクノロジーを活用したプロダクト・ソリューションを提供しています。コンシューマ向けには、独自の企画・開発力を生かし、ソフトウエアやモバイルアクセサリーから、IoTプロダクト・サービスへと商品ラインアップを拡充しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。https://cas.softbank.jp/
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