NECがRoblox上の広告効果を計測するツールのプロトタイプを開発、Brave groupと実証実験に向けた広告主・メディア企業を募集

NECは、メタバースゲーミングプラットフォーム「Roblox」(注1)上の広告効果を計測する新しいツールのプロトタイプを開発しました。本計測ツールは、ユーザーに広告が表示されたかどうかだけでなく、ユーザーにどのように見られたか、エンゲージしたかどうかを計測し可視化することで、メディア企業はメタバース空間の価値を高めることができます。またこれにより、広告主は広告クリエイティブや広告の設置位置の改善ができるようになり、メタバース空間上でも従来のWeb広告のような運用が可能になります。
この計測ツールを用いて、NECはBrave group(注2)と共同で2025年5月からRobloxプラットフォーム内のゲーム「だるまゲーム」(注3)で実証実験を行います。また実証実験開始にあたり、広告の掲載企業とRobloxのバーチャル空間を保有するメディア企業を募集します。
実証実験参加の希望、ならびに計測ツールに関するお問い合わせはメールでご連絡ください。
<ご連絡先>
NEC ビジネスイノベーション統括部 E-Mail:jisedai-promo@bid.jp.nec.com
■広告体験の変化とメタバース広告の可能性
メタバースの普及により、メタバース空間内の広告が新たな広告の形として注目されています。従来のWeb広告と違い、メタバース空間内で自由に配置可能なため、没入感の高い体験を提供します。また、飛び出す3D広告やユーザー属性、アクションに連動したインタラクティブな広告など、カスタマイズ性に富んだ広告が制作できます。さらに、メタバース広告は場所や時間、コストの制約がなく、広告主に柔軟かつ効率的な環境を提供します。
メタバースは、広告主にとって新たなマーケティングの可能性を、ユーザーにとってはこれまでにない広告体験をもたらす注目の分野となっています。
■計測ツールが提供するデータについて
メタバース広告への期待が高まる一方で、Web広告のような詳細な広告効果測定が難しいという課題がありました。計測ツールを使用いただくことで、従来のメタバース広告では見えなかったユーザーの広告に対する関心の有無、関心の度合いを可視化できるようになります。
<主な取得可能データ>
• メタバース空間内のユーザー数
• 広告のインプレッション数(画面に表示された数)
• 広告の視界内滞在時間

NECは今回の実証実験を通して、広告主には効果のある広告手法を、メディアには広告収益を、ユーザーには価値のある広告を提供することを目指します。また、実証実験に参加いただく皆様とともに、デジタル広告の未来を切り開き、メタバース広告の可能性を探求していきます。
NECの新規事業開発は、「仕掛けよう、未来。」をキーメッセージに、スタートアップやパートナー企業との多彩な共創を通じた「NEC Open Innovation」(注4)を推進しています。革新的な技術と領域を超えた連携により、これからも社会価値を生み出し、新しい未来を創造してまいります。
以上
(注1)
Roblox(ロブロックス)は、ゲームと制作のための没入型プラットフォームです。無数の方法で交流が可能で、ユーザーは独自のバーチャル体験を無限に遊んだり、制作したり、共有したりできます。スマートフォン、Xbox、PlayStation5やPCなど、様々な端末で利用されています。
(注2)
株式会社Brave group
所在地:東京都港区芝4-1-28 PMO田町Ⅲ8階
代表取締役:野口 圭登
(注3)
日本の伝統的な遊び「だるまさんがころんだ」を再現したゲーム。
https://www.roblox.com/ja/games/18856412482/DARUMA-GAME
(注4)
NEC Open Innovation
https://jpn.nec.com/innovation/index.html
<本件のお問い合わせ先>
NEC ビジネスイノベーション統括部
E-Mail:jisedai-promo@bid.jp.nec.com
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