日本サッカー界の未来を背負う育成年代の選手が欧州のクラブに短期留学JFAとアディダスによる“史上初”の取り組み「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」
参加選手からは「日常を変えるきっかけにする」「自分の武器が通用するのか試したい」といった声も~森保一監督、JFAユース育成ダイレクター影山雅永氏から選手へ向けた応援メッセージも~
本施策は、世界基準の選手育成を目的に、日本の育成年代の選手が、欧州クラブのトレーニングに参加するプロジェクトです。その第一弾として、スペインのレアル・ソシエダ、ドイツのFCバイエルン・ミュンヘンの2チームで実施します。今回の取り組みについて、SAMURAI BLUE(日本代表)森保一監督は「技術面・フィジカル面・コミュニケーション面でどのように自分らしさを出していくのか、環境に順応していくのかを自分自身で感じて、考えて、最終的に出国前より帰国後の自分が成長していて欲しい」とコメントし、欧州の舞台へ飛び立つ選手たちに激励のメッセージを送りました。参加選手からも「このプロジェクトを通して、日常を変えるきっかけにする」や「自分の武器が通用するのか試したい」といった言葉があり、本プロジェクトにかける想いを語りました。
「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」について
「世界基準の選手育成」を目的に、アディダス ジャパン株式会社と公益財団法人日本サッカー協会の共創プロジェクトとして発足いたしました。育成年代で世界基準の環境に身を置き、若いうちからハイレベルな経験をすることで、日本サッカー界を担う選手へと成長することを目指しています。
そのプロジェクトの第1弾として、2023年11月20日(月)~12月3日(日)にはスペインのラ・リーガに所属し、サッカー日本代表の久保建英選手もプレーするレアル・ソシエダにて、4名の選手が練習に参加をする予定です。2023年11月26日(日)~12月10日(日)には、ドイツのブンデスリーガで11連覇中の強豪FCバイエルン・ミュンヘンに、6名の選手が練習参加。また、来年以降も、順次海外クラブへの派遣を予定しております。今回の各選手の海外での模様は、JFAのYouTubeチャンネル「JFA TV」を通じて発信予定です。
「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」参加予定選手
■レアル・ソシエダ 参加予定選手
・大島 琉空 (オオシマ リュウア)
・所属:VIVAIO船橋SC
・ポジション:DF
・2008-08-23
・176cm/62kg
・学年:中学3年
<コメント>
自分にはボールを持った時にゴールへ向かうドリブルや仲間をうまく使って前に行く特徴があります。一方で、パスの質に課題を感じています。レアル・ソシエダは選手たちのパス等、技術の質が高いので、そこを出来るだけ吸収し、早く周りの質に追いつき、追い越せるようにしたいです。課題を克服することで、今ある特徴が更に活かせると確信しています。今回のプログラムでも出来るだけ早く、環境やピッチに適応して自分の特徴を活かせるようにしたいです。
・安西 来起 (アンザイ ライキ)
・所属:さぬき南中学校
・ポジション:FW
・2009-03-15
・176cm/68kg
・学年:中学3年
<コメント>
今回、レアル・ソシエダというとても有名なクラブに短期留学するにあたって、様々なトレーニングやゲームを通して自分自身の長所を伸ばした、短所を長所に変えていけるような成長をし、現地の言語を理解してクラブの選手やスタッフの方々とたくさんコミュニケーションを取りたいです。そして、現地の日本とは異なる現地の文化を知り、理解していくことができたらいいと思います。この2週間で色々なことを経験できるように自らチャレンジして、終わった時にはまた一つ成長できるようにしたいです。このような活動に参加させてもらった感謝の気持ちを持ち、また自分が将来海外プレーする時にいいイメージをできるように頑張っていきたいです。
・神代 慶人 (クマシロ ケイト)
・所属:ロアッソ熊本ユース
・ポジション:FW
・2007-10-25
・177cm/69kg
・学年:高校1年
<コメント>
まず、今回のプログラムに参加させてもらえることをとても嬉しく光栄に思います。現地でのトレーニングやゲームでは積極的にプレーし、自分の武器であるシュートやトップでボールを収めることが通用するのかを試したいです。長所を最大限に発揮して成長に繋げます。言葉の壁がありますが、自分からコミュニケーションを取り、海外でプレーするイメージを持てるように頑張りたいと思います。
・小浦 拓実 (コウラ タクミ)
・所属:アビスパ福岡U-18
・ポジション:DF
・2007-05-09
・173cm/67kg
・学年:高校1年
<コメント>
今回このような自分の成長に繋げられる場を作ってくださった関係者の皆様に感謝しながら海外の選手とプレーし、日本では味わえないようなものを自分に吸収して、これからのサッカー人生に活かせるように、積極的にチャレンジ精神を持ってプレーしたいと思います。
■FCバイエルン・ミュンヘン 参加予定選手
・前田 勘太朗 (マエダ カンタロウ)
・所属:横浜FCユース
・ポジション:FW
・2007-07-10
・175cm/60kg
・学年:高校1年
<コメント>
今回の活動で自分の通用する所、しない所がはっきりとわかると思うので、より多くその気づきが出来るように
一日一日の練習や試合を自分の成長に繋がる有意義な時間にできるようにしたいです。また、短い期間ですがサッカーや普段のコミュニケーションで誰よりもインパクトのある選手になります!
・酒井 舜哉 (サカイ シュンヤ)
・所属:大宮アルディージャU18
・ポジション:DF
・2007-05-28
・187cm/75kg
・学年:高校1年
<コメント>
対人での守備やコーチング、競り合いの強さなど守備面が自らの武器です。ただ、今回は海外でのプレーとなるので、現地の選手に対しどこまでコーチングができるかというのもこのプログラムならではの課題です。参加するまでに単語や短いフレーズを学んで、伝えるようにします。私は国内のライバルと比較しても足元の技術に課題を感じています。今回のプログラムで少しでも課題を克服し、自信を付けたいです。海外クラブに練習参加はなかなか経験できることではないので、練習していく中で課題と収穫を見つけ、より多くを持って帰りたいです。
・森 壮一朗 (モリ ソウイチロウ)
・所属:名古屋グランパスU-18
・ポジション:DF
・2007-06-29
・180cm/68kg
・学年:高校1年
<コメント>
まずこのプログラムに選ばれたことを嬉しく思います。このプログラムを自分の日常を変えるきっかけにできるよう、より多くのことを吸収したいと考えています。そのためにピッチ内外で自分を出し、積極的にバイエルンの選手の輪に入っていき、多くの人とコミュニケーションを取りたいです。サッカーでは自分の通用するところと課題を明確にするために、主体的にトレーニングやゲームに励みたいと思っています。そして約2週間という短い期間を自分の中でとても濃いものにし、成長した姿で帰ってきたいと思います。
・神田 泰斗 (カンダ タイト)
・所属: 大宮アルディージャU15
・ポジション:MF
・2008-05-07
・175cm/58kg
・学年:中学3年
<コメント>
世界最高峰の環境でプレーすること、そして異国の地で生活すること、これを大きなチャンスと捉え自分自身を成長させたいです。国内では通用するプレーが現地でどれだけ通用するのか、どんな課題が出てもポジティブに捉え、この貴重な経験を楽しみます。
・吉野 啓太 (ヨシノ ケイタ)
・所属: クマガヤサッカースポーツクラブ
・ポジション:MF
・2008-06-06
・172cm/53kg
・学年:中学3年
<コメント>
このようなプログラムに参加できることをとても嬉しく思います。海外の選手と一緒にプレーすることは初めてなので、まずはどのように意思の疎通をすれば良いのかを考えながらプレーしようと思います。自分の1番の武器であるドリブルが世界のトップクラスでどこまで通用するのか積極的にチャレンジし、今の自分に足りない点や弱点は何なのか感じ取り、克服できるよう今後に活かしていきたいと思います。
・渡部 友翔 (ワタベ ユウト)
・所属: ソレッソ熊本
・ポジション:DF
・2008-05-09
・173cm/56kg
・学年:中学3年
<コメント>
今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。海外で、自分がどのくらい通用するのか実感できることに感謝し、世界トップレベルの選手を見て学び、今持っている力を出し切り、成長して帰って来たいと思います。そして、チームに良い刺激を与えられるように頑張ります。
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一監督 / JFAユース育成ダイレクター影山雅永氏 コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一監督
アディダスさんとのプロジェクトを経て、サッカー文化が日本に根付いていくこと、サッカーを通して選手が成長していくことを共創できればと思っています。若いうちから海外経験を積むことでサッカー面・生活面で本当に多くのことを吸収できると考えているので、本プロジェクトを通して、選手の成長の機会をいただけたことは本当に素晴らしいことだと思います。
選手には新しい環境でチャレンジした経験を大切にしてもらいたいですし、今後の成長に繋げてほしいと考えています。具体的には、技術面・フィジカル面・コミュニケーション面でどのように自分らしさを出していくのか、環境に順応していくのかを自分自身で感じて、考えて、最終的に出国前より帰国後の自分が成長していてもらえると嬉しいです。
JFAユース育成ダイレクター 影山雅永氏
まずは、日本の可能性を秘めた育成年代の選手に対し、この様な素晴らしい環境を整えて頂いたアディダス ジャパン様へは深く御礼申し上げます。
皆様ご存知の通り、日本代表チーム、そして選手たちの最近の活躍は目を見張るものがあります。プロとしてJリーグで活躍する事、そして海外でプレーすることと各自が夢を持って育ち、現在では多くの海外でプレーする選手たちで代表チームが組織されるまでになってきています。
我々JFAは育成年代の代表チームを作って海外への遠征を行いますが、極東に位置する島国の日本にとってはインターナショナルな経験は欠かせません。ただ、その回数は限定的で、遠征時にも皆で同じホテルに泊り、ホテルとスタジアム、練習場の往復での活動がほとんどとなります。
先輩方の活躍を見ることによって若い選手が刺激を受け、海外にチャレンジする年齢はより若年化して来ている昨今、代表チームとしての海外遠征以外に如何にインターナショナルな経験を積ませることが可能なのか、JFAとしてどのような貢献ができるのかを考えてきました。
海外でプレーをするということは、決して容易なことではないことが想像に難くないと思います。今回行う真の海外経験としての個人留学は、現地のチームメイト・スタッフとも対等に会話し、それを理解する必要があり、プレーの面でもより高いインテンシティに対応し、現地の食事の中でそれに耐え得るカラダ作りをすることが求められます。
我々としては、今回のこの貴重な経験をアディダス ジャパン様のご支援のもと、より中長期的に継続することで、海外でプレーするイメージを具体的に描け、自信を持ってチャレンジできる、そんな逞しい選手を育てていくことを実現したいと考えています。
アディダス ジャパン ブランドアクティベーション シニアディレクター 山本健 コメント
この度、このようなプロジェクトをJFA様と取り組めること、非常に嬉しく思います。本プロジェクトを通じて、グローバルブランドであるアディダスが持つイノベーションやプロダクト、契約チーム、アスリートとのつながりなど、提供できる機会を最大限に活かしながら、派遣選手が世界基準の環境に身を置き、ハイレベルな経験ができるよう最大限サポートしてまいります。
我々アディダスは「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある」と信じています。今回のプロジェクトを通じて、派遣選手たちのみならず、日本の多くの育成年代のプレーヤーが刺激を受け、よりひたむきにサッカーに取り組むことで、サッカーが文化として日本により深く根付き、人々の人生を豊かにしていくことを願っています。
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