縫製時の「裁断ロス生地」を紙製品にアップサイクル 混抄紙(こんしょうし)「ASUKAMI」との取組みスタート ―ワールドグループ商品の下げ札や名刺、紙製品で再利用―
ワールドグループは、今年6月にサステナビリティ プランを公表し、ファッション企業としての「生活文化の多様性」と「ロス・ムダのない産業世界」の実現を目指しています。
今回は総合印刷を手掛けるモリトグループの株式会社マテックス(神戸市中央区)と共に、ワールドグループの自社工場で出る「裁断ロス生地」を混抄し、紙製品をつくる仕組みを開発しました。取組みは10月から本格稼働し、順次商品の下げ札や名刺、封筒などの紙製品に再生しワールドグループ内で利用します。
※「ワールド サステナビリティ プラン」についてはリリース2枚目に掲載
今回は総合印刷を手掛けるモリトグループの株式会社マテックス(神戸市中央区)と共に、ワールドグループの自社工場で出る「裁断ロス生地」を混抄し、紙製品をつくる仕組みを開発しました。取組みは10月から本格稼働し、順次商品の下げ札や名刺、封筒などの紙製品に再生しワールドグループ内で利用します。
※「ワールド サステナビリティ プラン」についてはリリース2枚目に掲載
今回再生する混抄紙(こんしょうし)は、紙の中にパルプ以外の異素材を混ぜ合わせた再生紙として、ワールドグループの直営工場から出る「裁断ロス生地」をパルプに3~5%程度混合し、三層構造の再生紙をつくるものです。紙製品は株式会社マテックスが持つ再生紙技術ASUKAMI(アスカミ)https://www.matex.com/service/asukami/ のスキームに沿って、マテックスとワールドで開発をしました。再生した紙製品は、混抄した生地の繊維が見え、独自の風合いと共に味わい深いのも特徴です。
ワールドは今回の取組みを機に、生産工程で出る廃棄物はもちろん、事業所廃棄全体を減らす取り組みや資源の再活用を推進していきます。
● 「裁断ロス生地」はまず、ワールドグループのファブリック縫製工場 フレンチブルー(鹿児島県)のロス生地から加工をはじめ、今後その他工場に広げていきます。
● 紙製品はワールドグループの製品に付く、アテンションラベル(取り扱い注意下げ札)、全社共通サステナブルタグ(来期から使用)、社内で使用する名刺および封筒として今後順次導入します。
※FSC認証:森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを評価し認証するもの。
ワールドは今回の取組みを機に、生産工程で出る廃棄物はもちろん、事業所廃棄全体を減らす取り組みや資源の再活用を推進していきます。
- 「裁断ロス生地」から紙製品完成までの流れ
● 「裁断ロス生地」はまず、ワールドグループのファブリック縫製工場 フレンチブルー(鹿児島県)のロス生地から加工をはじめ、今後その他工場に広げていきます。
● 紙製品はワールドグループの製品に付く、アテンションラベル(取り扱い注意下げ札)、全社共通サステナブルタグ(来期から使用)、社内で使用する名刺および封筒として今後順次導入します。
名刺とアテンションタグはFSC認証紙です。
※FSC認証:森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを評価し認証するもの。
- ワールド サステナビリティ プランについて ※2022年6月23日公開
創業以来「価値創造企業グループ」として進化するワールドグループは、1992 年に顧客価値と生産性の最大化を目的に、消費者を起点に小売から生産までを一気通貫させロス・無駄を価値に変える「SPARCS(スパークス)」構想を発表し、多業態・多ブランド戦略を実現してきました。これからも「生活文化の多様性」と「ロス・ムダのない産業世界」の高次元の両立で、多様で選択肢のある持続可能な社会の実現を目指します。
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