【藤沢市×NTT東日本共催】生成AI活用事例共有会を開催~藤沢市職員による実業務での活用事例を紹介~
1. 背景・目的
藤沢市とNTT東日本グループは、2024年1月にDX推進のための連携協定*1を締結し、「生成AIのユースケースに関する共同実証」を実施しています。本共有会は、本実証を通じて創出した生成AIの具体的な活用例を紹介し、藤沢市役所内の更なるDX推進を目的として開催しました。
<*1> https://www.ntt-east.co.jp/kanagawa/information/pdf/20240116_02.pdf
2. 開催概要
(1)日時: 2024年5月10日(金)13:30-15:00
<第一部> 13:30~14:30 実証の振り返り、RAG機能の紹介、事例発表 等
<第二部> 14:30~15:00 生成AIソリューションおよびtsuzumiの紹介、今後について
(2)場所: NTT東日本 神奈川西支店 B棟2階会議室(神奈川県藤沢市朝日町1番地の6)
(3)主催: 藤沢市
(4)共催: NTT東日本、NTTDXパートナー
(5)参加者
・藤沢市: 約15名(副市長1名、発表者2名、その他10名程度)
・NTT東日本グループ: 約20名(神奈川西支店長、その他20名程度)
(6)内容
藤沢市役所職員がRAG(検索拡張生成)機能を用いて生成AIを業務に活用した事例を紹介しました。また、自治体業務において生成AIが活用可能な場面や、実証を通じて浮かび上がってきた課題について意見交換を行いました。詳細の内容は以下のアーカイブ動画に掲載しています。
▼アーカイブ動画:
藤沢市デジタル推進室・公式YouTube(https://youtu.be/N1JGcRZ2KI4)
NTT東日本・公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=Op5JDFBJVwk)
3. 実施模様
4. 参加者コメント
■藤沢市 中山副市長
生成AIについては昨今国内外で大変注目を浴びていますが、当市においても行政における生成AIの活用とその将来性について模索をしているところです。
本実証においては、行政分野でどのように生成AIを活用できるか、またその将来性について、具体的な業務で生成AIを活用するなかで、NTT東日本グループの2社に大変手厚くご支援をいただきながら議論を深め、実現可能性や課題感も含めて整理をさせていただきました。行政における生成AIの活用は、私たちが直面する様々な課題に対して新たな解決策や効率化をもたらす可能性を秘めていると考えています。一方では、そうした期待感がありつつも、私たちが直面する課題やニーズは多様ではあり、すぐさま生成AIが私たちが思うように機能するわけではないとも考えています。
本日の共有会が、自治体の皆さま、事業者の皆さまのほか、関係する皆さまにおいて、行政における生成AIの本格的な活用を検討するための1つの事例として更なる議論が進むきっかけになれば幸いです。
■NTT東日本 神奈川西支店 丹治支店長
本日は生成AIの事例共有会に参画させていただきありがとうございました。
NTT東日本グループは、生成AIなどDXの活用について自治体との連携を進めていますが、一朝一夕に効果がすぐに出ることはなかなかなく、継続的で地道な取り組みが必要であることを実感しているところです。そのなかで本日発表いただいた事例は、生成AIの効果的な利用方法を工夫し使いこなしの実力をつけながら、対象業務拡大やRAGの本格活用への展開を計画されており、有効なステップを踏まれていると感じました。藤沢市役所の皆さまには、より一層私どもを頼っていただき、引き続き連携して生成AIの活用検討を進めてまいりたいと思っています。
■NTTDXパートナー 三輪担当課長
生成AIは今後ますます利活用が進んでいくと考えられ、適切(うまく・正しく)に使うためには、職員のスキル・リテラシーの向上が求められます。
当社では本連携協定で開発した生成AIに関する研修・ワークショップを今後も磨き続けるとともに、DX人材育成の観点から、藤沢DXの推進をご支援させていただきます。
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