メルシャン史上最軽量となる1500mlワイン用ペットボトルを開発
メルシャンで製造・販売するワイン用ペットボトル全商品で年間約107トンのPET樹脂量と約346トンのCO2排出量を削減見込み
メルシャン株式会社(社長 大塚正光、以下メルシャン)は、キリンホールディングス株式会社(社長COO 南方健志)のパッケージイノベーション研究所(所長 松田明彦)が開発した、メルシャン史上最軽量となる1500mlワイン用ペットボトルを7月より採用を開始し、順次切替を行います。
メルシャンでは2022年3月より、従来より5g軽量化した29gの720mlワイン用ペットボトルを採用しています。今回の1500mlワイン用ペットボトルは、従来の58gから53.5gへと4.5g軽量化しました。これにより、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズなどの当社ワイン用ペットボトル全商品※1において、年間約107トンのPET樹脂量と、約346トンのCO2排出量の削減を見込んでいます※2。
※1 2024年終売予定商品を除く
※2 メルシャンが製造・販売する720ml・1500mlのワイン用ペットボトル商品の全てにこのペットボトル容器を採用した際の見込み(2023年販売実績に基づく)
当社は、2020年2月に「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、その中で「容器包装を持続可能に循環している社会」を目指しています。今後もお客様の利便性を考慮しながら、省資源化のために持続可能な容器包装の展開を推進し、社会課題の解決を目指していきます。
■軽量化を実現した1500mlワイン用ペットボトルについて
ガラス瓶が一般的であったワイン市場において、2010年にメルシャンがペットボトル入りワインを採用して以来、国内製造ワインには広くペットボトルが使われ、「軽い」「割れにくい」などの利便性から多くのお客様に支持されてきました。一般的に、ペットボトルは酸素や水蒸気を透過しやすい特性がありますが、キリングループが保有するDLC※3膜によるガスバリアコーティング技術などを使用することで、ワインでも長期間フレッシュな状態を保てるようになりました。
また、当社は環境に関わる社会課題の解決を経営の最重要課題の一つとしており、ペットボトルにおいても軽量化を目指すことを宣言しています※4。
今回の1500mlワイン用ペットボトルは、ワイン瓶の形状(ボルドー型)を維持しながら、従来のボトル重量から4.5g削減しました。これにより、パッケージの省資源化と商品の品質を両立し、お客様の使いやすさも確保しました。
※3 Diamond-Like Carbon(※特許 第4593357号 など)の略称。ペットボトルの内側に炭素の薄膜を形成し、酸素・水蒸気・炭酸ガス等の透過を
抑制する技術
※4 2019年2月にキリングループプラスチックポリシーとして策定
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