認知症は、発症の「20年前」に始まる!60代・70代・80代のための年代別認知症ケアがマンガ&イラストでわかる
書籍『60歳の現在地 20年後の認知症はもう始まっている』発売
2023年4月13日(木)、株式会社イマジカインフォス(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:前田起也 ※2023年4月1日に社名変更および社長交代)は、書籍『60歳の現在地 20年後の認知症はもう始まっている』を発売しました。
日本での認知症患者は増え続けており、2050年には65歳以上の4人に1人が認知症になると推計されています。現在でも、すでに85歳以上の55%以上が認知症を発症しています。認知症は、一般的に75歳以降に発症することが多いですが、脳内の異変自体は、その20年前からすでに始まっています。そして、「人生100年時代」と言われる現在においては、認知症を発症してからもまだ20年は人生が続くかもしれないのです。認知症で要介護になると、自己負担額だけでも1カ月83,000円の費用がかかると言われています。超高齢化社会の長くなり続ける老後を乗り切るためには、「20年前」からの認知症ケアが必須と言えます。
本書は、一生ボケずに過ごすために「20年前」から始めるべき認知症ケアのノウハウが満載です。著者は、「日本一自律神経を検査している」と称される神経内科医で、認知症をはじめとする自律神経に関わる幅広い疾患および臨床を担当し、数多くの患者を回復に導いてきました。本書では、年代に合わせたチェックシートで60歳以降の「自分の現在地」を正しく把握でき、60代・70代・80代の年代別の認知症ケアを、マンガやイラストをふんだんに用いることでわかりやすく解説しています。
高齢化が進めば進むほど認知症も増える!
人口1,000人あたりの認知症患者数が先進国最多
昨年のWHO(世界保健機関)の発表によると、毎年1000万人近くが新たに認知症を発症しています。これは、3秒に1人のペースで認知症患者が生まれている計算です。特に日本は、人口1,000人あたりの認知症患者数がOECD諸国の平均14.8人に対して、23.3人と大きく上回り、これは先進国の中で最多です。65歳以上の患者数はすでに600万人を超えており、2025年には700万人、2030年には800万人を超えると推計されています。
認知症の介護にかかる費用は1カ月83,000円!
増え続ける医療費・介護費が国家経済を圧迫
生命保険文化センターの調査によると、認知症の介護にかかる費用の平均は、自己負担額だけでも1カ月平均で83,000円です。人生100年時代で寿命が長引けば、10年以上認知症と付き合うことになる可能性もあります。また、慶應義塾大学の研究によれば、認知症の社会的費用は14兆5000億円に上り、2030年には20兆円を超えると推計されています。認知症を予防することは、国家経済や次世代の負担を減らすことにもつながるのです。
今からなら間に合う、今からでも間に合う!
60歳から始めるべき認知症ケアとは?
現在、日本で最も人口が多い団塊ジュニア世代は、中年期(45~65歳前後)を迎えています。この時期は、メタボ、つまり内臓脂肪が増え始める年齢です。認知症として代表的なアルツハイマー病は、この内臓脂肪の増加から始まります。同様に、老年期(65~74歳前後)はストレスが、老後期(75歳以降)はフレイルが、それぞれアルツハイマー病の原因になります。認知症は、生活習慣病です。各年代に合わせた生活習慣の改善こそが、認知症の予防になるのです。
●商品概要
『60歳の現在地 20年後の認知症はもう始まっている』
発売日: 2023年4月13日(木)
本体価格: 1,450円(税別)
仕様: 四六判・160ページ
ISBN: 978-4-07-454758-6
発行: イマジカインフォス
発売: 主婦の友社
●著者プロフィール
渡辺正樹(わたなべ・まさき)
愛知県名古屋市・渡辺クリニック院長。神経内科認定医、医学博士。名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院の副部長等を経て、エスエル医療グループに参加し、認知症・動脈硬化・自律神経失調症・脳卒中などの神経に関する疾病を専門とする現在のクリニックを開業した。医療機器メーカーの担当者が「日本一自律神経を検査している医師」と語るほど自律神経に関わる多くの疾患および臨床を担当し、患者を回復に導いている。
●目次
数字で見る認知症の未来と現在
自分の現在地を知るための生活習慣チェック
第1章 「20年前」に、何が起きているのか?
第2章 中年期は、歩くか食べないか選ぶ!
第3章 老年期は、生活のリズムを整える!
第4章 老後期は、好きなものを好きなだけ!
第5章 発症後は、知能より意欲!
第6章 語呂で覚えるボケない食事
第7章 今日から始めるボケない運動
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