第62回技能五輪全国大会の電子機器組立て職種において河﨑柊哉選手が金メダル・國弘拓来選手が銅メダルを獲得
このたび、河﨑選手が金メダル、國弘選手が銅メダルを獲得した「電子機器組立て」職種は、プログラミング(C言語)、試作設計、故障発見・修理という3つの課題を3日間にわたって競います。それぞれの課題は、競技を行う当日に公開されます。電子回路の設計・解析はもちろん、CADやプログラミング、障害解析や修理など、広範にわたる技能が求められます。
キヤノンでは、人を育てることこそがものづくりの基本と考え、1959年に、現在の「ものづくり推進センター」の前身となる「技能研修所」を設立し、ものづくりを支える技能者や技術者の育成に努めてきました。そして、2016年2月にはものづくり人材育成の総本山としての機能を持つ取手ものづくり研修所を設立し、さらに高度で充実した研修環境と人材育成制度を構築しています。
キヤノンは若手技能者育成の一環として、2004年の第42回大会から技能五輪全国大会に参加しています。今年はキヤノングループから4職種に8名が出場し、金メダル(金賞)1件、銅メダル(銅賞)1件、敢闘賞2件の合計4件の賞を受賞しました。今回のメダル獲得を励みとし、次世代を担うものづくり技能者の育成にさらに力を入れていきます。
〈「技能五輪全国大会」とは〉
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会であり、1963年から毎年開催されています。幅広い職種を対象とする、唯一の全国レベルの技能競技大会です。第62回目である今年の技能五輪全国大会では、41職種に全国から976名が参加し、お互いの技を競い合いました。
なお、技能五輪国際大会が開催される前の年の大会は、技能五輪国際大会において競技の実施が見込まれる関連職種に関わる選手の選考を兼ねています。次回の技能五輪国際大会は2026年に中国で開催予定です。
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