2025年度「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」資格認定証授与式を開催 21年間で807名の実務士を輩出
千葉大学のISO14001の運用に関する独自の資格認定制度
千葉大学西千葉キャンパスにおいて、2025年12月26日、今年度の「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」資格認定証授与式を開催しました。
本資格は、千葉大学の環境マネジメントシステム(EMS)の運用を学生主体で担う「環境ISO学生委員会」において、3年間にわたり一定の基準を満たす活動を行った学生に授与される学内資格です。
本年度は、大学のEMS運用に貢献してきた環境ISO学生委員会の3年生33名が認定され、学長代理として中谷理事より認定証が授与されました。
学生が担う環境マネジメント「千葉大学方式」
千葉大学は、2004年度にISO14001、2013年度にISO50001を取得し(※ISO50001は2019年度より自己宣言)、EMSの構築・運用を進めてきました。
その大きな特徴は、EMSの運用そのものを学生の実務教育の機会と位置づけ、教職員の指導・支援のもとで学生が主体的に担っている点にあります。
この取り組みは「環境マネジメントシステム実習」という正規科目として単位化されており、学生は以下の段階を踏んで実務力を高めていきます。
1年次:EMSの基礎理解、業務の進め方、内部監査の基礎を学びながら、環境ISO学生委員会の活動に参加。
2年次:企画長やプロジェクトリーダーとして10~30名規模のチームを率い、企画立案・運営を担当。
併せて、基礎研修講師、内部監査員、外部審査の議事録作成など、EMSの根幹に関わる実務を担う。
3年次:希望者は、外部団体・自治体・企業のEMS関連部署等で、5日間の実務インターン科目に参加。
さらに、3年次12月までに学生委員として大学のEMS運用に継続的に貢献した学生に対し、「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」の資格が認定されます。

21年間で807名が取得した学内資格
本資格は2005年度に創設され、2025年度までの21年間で累計807名の学生が取得しています。
学生たちは、大学という実際の組織をフィールドに、環境マネジメントの計画・実行・評価・改善(PDCA)を実務として経験し、社会に出てからも活用できる力を身につけています。
(各年度の取得者数)
2005年度15名、2006年度25名、2007年度29名、2008年度39名、2009年度32名、2010年度30名、2011年度38名、2012年度37名、2013年度34名、2014年度44名、2015年度34名、2016年度30名、2017年度37名、2018年度44名、2019年度38名、2020年度54名、2021年度47名、2022年度63名、2023年度59名、2024年度45名、2025年度33名
実務士資格取得者が語る「成果」と「成長」
認定式では、参加した学生一人ひとりが、3年間の活動を振り返り、成果や学びを発表しました。
学生のコメントからは、以下のような実務的成果が語られました。
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小さな企画から大規模なイベントまで様々な企画の立案から運営、成果検証まで一貫してやり遂げた経験
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企業・自治体・NPOなどと連携した対外的実務経験からの学び
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内部監査・外部審査・基礎研修など、大学EMS運用の中核業務を学生として統括した経験
また、
「相手に伝わる説明力や調整力が身についた」
「仲間と協力してやり遂げる達成感を味わった」
「責任ある立場で業務をやり切った経験が、自信につながった」
「社会人と同じ目線で仕事を進める難しさと面白さを実感した」
といった声も多く聞かれました。
2025年度「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」資格認定式 概要
日時:2025年12月26日(金)12:50~14:00
場所:千葉大学 西千葉キャンパス けやき会館 レセプションホール
内容:
学長代理・中谷理事による認定証授与
実務士取得学生による成果報告
理事からの激励のコメントおよび講話


千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約200名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学外緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト https://env.chiba-univ.net/
本件に関するお問い合わせ
千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572
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