来年の大河の主人公は元祖「生きるの向いてない系OL」だった⁉「紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』」本日発売!
『紫式部日記』を令和言葉で超訳
1000年前も現代も、悩むことは皆同じだった――
紫式部は人付き合いが大の苦手なひきこもり作家。
ある日、著作の『源氏物語』がブレイクし、後宮の女房としてスカウトされます。
実家の細いシンママとして娘を養うため、しぶしぶ出仕してみると、
同僚の令嬢たちは氷のように冷たくて、完全にアウェイ。
現代人からしてもやる気が急低下しそうな職場で、紫式部はどう生きたのか。
“天然キャラを演じる”という処世術を編み出したり、「出家したい」と愚痴ったり。
日本史で一番有名な女性の中の一人なのに、とても身近な感覚を持った人だとわかります。
そんな彼女の「生きるの向いてない」つらみをぶちまけた『紫式部日記』は、
引っ込み思案な女子の内面を覗き見て、成長する姿を追うことができる、
面白いお仕事日記になっています。
本書では、原文を30代OL風の言葉でわかりやすく訳し、
かわいらしい猫のキャラクターが平安文化を解説。
かわもとまいさんによる美麗なイラストを40点以上掲載し、
古典になじみのない方も楽しく読めるようになっています。
また、以下の用途でも本書を役立ていただけます。
◆2024年大河の副読本として
◆日本史や古文の世界に親しむ導入として
◆加持祈祷や宮廷儀式など当時のリアル記録が満載!創作の参考にも
目次
第一章 初マタ中宮様とバタバタ藤原家
第二章 出産レポ
第三章 産後はパーティー三昧
第四章 帝が土御門邸にやってきた
第五章 誕生五十日目のパーティーは大波乱
第六章 中宮様、宮中へ帰る
第七章 平安京ガールズコレクション(五節の舞姫)
第八章 年の暮れに大事件勃発
第九章 女房たちについていろいろ言いたい
第一〇章 私もたいがいなんですが
第一一章 浮かれてはいられないお年頃
第一二章 中宮様、二児の母になる
堀越 英美(ほりこし ひでみ)
1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒。著書に『エモい古語辞典』(朝日出版社)、『女の子は本当にピンクが好きなのか』(河出文庫)、『モヤモヤしている女の子のための読書案内』(河出書房新社)、『不道徳お母さん講座』(河出書房新社)、『スゴ母列伝』(大和書房)など。訳書に『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界』(河出書房新社)、『「女の痛み」はなぜ無視されるのか?』(晶文社)などがある。
山本淳子(やまもと じゅんこ)
京都先端科学大学教授。京都大学文学部卒業。高等学校教諭等を経て、1999年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都学園大学助教授等を経て、現職。『源氏物語の時代』(朝日選書)でサントリー学芸賞を受賞する。他の著書に『紫式部ひとり語り』(角川ソフィア文庫)などがある。
書誌情報
紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』
発売:2023/11/8
定価:1,540円(本体1400円+税)
判型:四六判
ページ数:224 ページ
ISBN:978-4594095581
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本書に関するお問い合わせ
株式会社扶桑社 宣伝PR部
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