【新商品】木造3階建てCLT工法賃貸住宅「Forterb(フォルターブ)Ⅲ」6月1日より販売開始
炭素固定効果の高いCLT工法を採用した環境配慮型賃貸住宅
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:竹内啓)は、6月1日より、DK SELECTブランドの木造3階建てCLT工法賃貸住宅新商品「Forterb(フォルターブ)Ⅲ」の販売を開始します。
当社は、炭素固定効果があり持続可能資源である木材の活用と安定した建物供給を実現するため、環境配慮型賃貸住宅の普及を促進しています。本商品も木造賃貸住宅となっており、当社独自のCLT工法を採用したCLTシリーズ第3弾となります。2019年に販売した第1弾は4階建て耐火共同住宅で、防火地域での木造建築が可能となりました。今回販売する商品は、3階建て準耐火共同住宅の一部に、予め燃えることを想定して通常よりも床と壁のCLTパネルを厚くするなど、燃えしろ設計法を取り入れています。本物の木の質感を感じられるように、室内外の床や壁にCLTパネルをあらわしとした、コンパクトな1LDKの賃貸住宅となっています。
今後も当社は、規格化されたCLT住宅の普及をはじめとする環境配慮型賃貸住宅への取り組みを積極的に行い、国内のCLT建材活用を促進するとともに、社会課題の解決に貢献していきます。
〈ポイント〉
-
6月1日より、CLT工法賃貸住宅新商品「Forterb(フォルターブ)Ⅲ」を販売開始
-
コンクリートよりも軽くて強度が高いCLTで優れた耐震性能を実現
-
壁や床の燃えしろ層(60mm)により、火災時でも約1時間、建物構造を維持できる耐火性能
■ CLTの優れた耐震性、耐火性
CLTはコンクリートよりも断熱性が高いのが特徴です。さらにCLTは、コンクリートよりも約1/5軽く、曲げ強度(破壊されるまで荷重をかけたときの強さ)はコンクリートよりも強いため、建物を軽量化しながら優れた耐震性を実現することができます。
また、本商品は床や壁に60mmの燃えしろ層(火災時に燃える部分)があるため、火災が発生しても約1時間もの間、構造を維持できる1時間準耐火構造を採用しています。
間取りは全住戸1LDKで、洋室部分の壁と天井には、本物の木の質感が感じられるCLTのあらわしを設けています。
■ 優れた断熱性で環境に優しいCLTの歴史と、CLT普及に向けた当社取り組みの変遷
CLTはコンクリート並みの強度と、木材の軽さを活かした建材として注目を集める木質建材です。日本では2013年に製造規格となるJAS(日本農林規格)が制定され、2016年にCLT関連の建築基準法告示が公布・施行されました。しかしCLTの生産設備を持った事業者が少ないことや、国内においてはまだ普及段階で需要量がそこまで多くないこともあり建築コストが高く、事業性の面などで課題がありました。
当社は、従来の集成材と違い、軽量な材質、優れた断熱性、環境に優しい建材であるCLTを普及するため、CLTにより規格化・工業化された賃貸住宅を2019年に国内で初めて販売※1し、2021年にCLT材料を使用した戸建注文住宅の販売※2を開始しました。本年4月末時点では、7棟のCLT住宅が完成しており、今後も当社は、規格化・工業化された商品開発を通して、CLTの普及に取り組んでいきます。
※1 「オリジナルCLT工法による木造4階建て賃貸住宅Forterb(フォルターブ)販売開始」(2019年9月4日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2019/aqehc4000000c9f0-att/aqehc4000000c9j6.pdf
※2 「CLT住宅普及に向け戸建注文住宅「Groun DK(グランDK)」の試行販売を開始」(2021年10月8日)
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2021/groundk_1008.html
〈大東建託のCLT活用事例〉
■ 商品概要
商品名 : Forterb(フォルターブ)Ⅲ
構造 : 準耐火構造 3階建てCLT工法
販売開始日 : 2024年6月1日
販売地域 : 一般地域(北海道、多雪地域、沖縄県、静岡県除く)
住戸間取り : 1LDK(40.45㎡)
省エネ性能 : ZEHオリエンテッド標準
販売目標 : 20棟(初年度)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像