不眠・うつ・不安・認知症まで、こころの病気に効果を発揮する漢方薬が丸わかり。漢方の第1人者と専門医がわかりやすく解説
『よくわかる こころの病気に効く漢方薬』発売
株式会社主婦の友社は、2020年2月21日『よくわかる こころの病気に効く漢方薬』https://www.amazon.co.jp/dp/4074396297/ を出版いたしました。
漢方薬は、うつ、引きこもり、夜尿症、発達障害、摂食障害、不安症、不眠症、認知症まで、こころの病気に驚くほど効果を発揮する。漢方薬がなぜ効くのか、どのように効くかが手に取るようにわかる図解版。
- 【漢方がこころの病気に効く】のはなぜだろう
その点、「心身(しんしん)一如(いちじょ)」とする漢方は、心と体を切り離さず、一つものとして治療にあたるので、原因が複雑な病気に対しては効果を発揮するのです。精神科や心療内科などで診療を受け、なかなかよくならない患者さんが漢方治でよくなった例がたくさんみられます。
- 【イライラ】しているときに効果的な漢方薬
● 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
学校などで落ち着きがない、緊張やイライラが強く、自律神経失調症がある、また怒りの感情の強い更年期障害、高血圧症、不眠の人などに用います。
● 加味逍遙散(かみしょうようさん)
のぼせ感があり赤ら顔、イライラがひどく、胸の動悸、気分がよく変わり、怒りの感情が強い人に用います。女性の更年期障害、月経前不快気分障害(PMS)に伴うイライラにはよく処方します。うつ症状でも、心の根底に怒りの感情を潜めている人にも用います。
● 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
便秘傾向があり、胸部から腹部にかけての圧迫感や肩、首、背中のこりが甚はなはだしく、
胸の動悸を伴う、精神不安、不眠症、軽いのぼせなどに用います。
- 【不登校・引きこもり】に用いられる漢方薬
● 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
胃腸虚弱で、夜泣きや不安になりやすく、感情的な衝動が高まりやすいタイプによく用います。腹痛やイライラ感がおさまり、精神が安定してきます。
● 小建中湯(しょうけんちゅうとう)
子どもの不登校によく用いられます。体力が弱く朝起きられず、学校に遅刻するタイプにうってつけです。朝、腹痛を訴え、登校拒否するものに用います。また朝なかなか起きられず、イライラするものにも効果があります。そのほかストレス性の腹痛にも用います。
● 安中散(あんちゅうさん)
子どもが朝起こす登校前の腹痛によく効きます。特に胃部から下腹部にかけての腹痛に好適です。
● 抑肝散加陳皮半夏
緊張が強く、イライラしやすく、怒りっぽく、頭痛を訴えるタイプの子どもによく用います。小児のひきつけ、チック症、貧乏ゆすり、学校などで落ち着かないなどの、緊張症の強いものに効果的です。
- 書誌情報
『よくわかる こころの病気に効く漢方薬』
著者 根本幸夫 降籏隆二 青木浩義 根本安人
B20取・144ページ
ISBN: 978-4-07- 439629-0
https://www.amazon.co.jp/dp/4074396297/
- お問合せ先
TEL:03-5280-7577 FAX:03-5280-7578
pr★shufutomo.com ※★を@に変えてお送りください
すべての画像