杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』が「第5回ほんタメ文学賞」たくみ部門大賞受賞!
“電子書籍化絶対不可能” “ネタバレ厳禁”のしかけで25万部突破の話題作
教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんがMCを務めるエンタメ情報バラエティチャンネル「ほんタメ」主催の「ほんタメ文学賞」。「第5回2023年上半期」として、1月~6月の間に発売された小説の中から候補作を3作ずつ選出、8月21日(月)のLIVE配信で大賞作品が発表され、杉井光著『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮文庫nex/5月1日発売)が、たくみ部門大賞を受賞しました。
■「ほんタメ文学賞」大賞発表動画
動画には著者の杉井光さんも登場。執筆のきっかけや、読者からの嬉しかった感想などを語っています。
■『世界でいちばん透きとおった物語』内容紹介
衝撃のラストに、あなたの見る世界は『透きとおる』
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
■「新潮文庫nex」史上最速20万部突破!異例の大ヒットを記録
5月の発売から2ヶ月半で20万部を突破したのは、異例のスピード。「新潮文庫nex」史上最速の20万部突破となりました。
■“電子書籍化絶対不可能”のしかけ
大ヒットの秘密は、紙の書籍でしか実現できないあるしかけ。読者に“体験”をもたらす驚愕の企みに、仰天の口コミが次々に広がり、普段あまり本を読まない読者、特に10~20代にまで広がりました。
紙の書籍ならではの仕掛けの裏側を、著者の杉井光さんはこう語ります。
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これまでの読書人生において一度だけ、読み終わった後にただ言葉を失うしかなかった、という本がありました。それに匹敵する純粋に強烈な読書"体験"を、読者にぶつけてみたい。そんな想いでこのアイディアをプロットに落とし込み、多くの方々の協力を得て本の形にしました。出版できたこと自体がすでにひとつの奇蹟です。
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全国の書店員さんからも、「紙の本が持つ可能性、本への愛情を感じた」「本の素晴らしさを改めて教えてくれた1冊」などの感想が寄せられ、かつてないヒット現象をTV、新聞、ラジオ、Web、数々のメディアが取り上げています。
■推薦コメント
小説紹介クリエイター けんごさん
洗練された文章に惹き込まれ、清らかな物語に心を掴まれました。
作家・北村薫さん
「 」の謎が解けた時、完結する透きとおった物語。ここに、純粋な、仕掛けへの愛がある。
■全国書店員さんから驚愕の声が続々届いています
なんて素敵な物語なんだろう。「紙の本だからこそ」と衝撃を受け、本というものの素晴らしさを改めて教えてくれた一冊。(旭屋書店新越谷店 工藤雅子様)
驚いた、驚いた!鳥肌がたった。この本のしかけたるや。鳥肌がたつと同時に愛情がいっぱいに包まれた本だった。みんなの待ち望んだ答えがここにある。(啓文社ポートプラザ店 大原奈緒様)
このタイトルの意味が分かった時、目にした瞬間、一人の人間が最後までもがき苦しみ抱いていた強い想いによって世界が再構築されました。ラストの仕掛けはぜひとも物語を見てきたその目で確かめて欲しいと思いました。(紀伊國屋書店グランフロント大阪店 豊永大様)
■著者紹介:杉井 光(スギイ ヒカル)
電撃小説大賞の銀賞を受賞し、2006(平成18)年電撃文庫『火目の巫女』でデビュー。その後電撃文庫「神様のメモ帳」シリーズがコミカライズ、アニメ化。ライト文芸レーベルや一般文芸誌で活躍。他の著書に「さよならピアノソナタ」シリーズ、「楽園ノイズ」シリーズ、『終わる世界のアルバム』、『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』などがある。
■書籍データ
【タイトル】世界でいちばん透きとおった物語
【著者名】杉井 光
【発売日】2023年5月1日
【定価】737円(税込)
【判型】新潮文庫nex
【ISBN】978-4-10-180262-6
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