5月16日(金) AndTech「PFAS最新除去技術 ~PFASの定義と規制動向、それを駆逐する最新除去技術 MOF・イオン交換樹脂・光分解技術~」WEBオンラインZoomセミナーを開催予定
東邦大学 今野 大輝 氏 、室町ケミカル株式会社 出水 丈志 氏、ウシオ電機株式会社 大岩 正人 氏 にご講演をいただきます

株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、PFAS除去技術について、第一人者の講師からなる「PFAS最新除去技術 ~PFASの定義と規制動向、それを駆逐する最新除去技術 MOF・イオン交換樹脂・光分解技術~」講座を開講いたします。
近年、水質環境問題として取り上げられているPFAS。その定義、有害性、各国の規制動向の概要をはじめ、次世代多孔性材料として大きな関心が寄せられている金属有機構造体(MOF)のPFAS吸着剤としての可能性、活性炭よりも吸着容量が大きい、短鎖のPFASにも有効、再溶出しにくい等のメリットがあるイオン交換樹脂を用いたPFAS処理技術、そして光分解技術を用いたPFAS処理技術まで、最新の技術について解説します。
本講座は、2025年5月16日開講を予定しております。
詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1f013810-2053-6c0e-a94f-064fb9a95405
-
Live配信・WEBセミナー講習会 概要
テーマ:PFAS最新除去技術 ~PFASの定義と規制動向、それを駆逐する最新除去技術 MOF・イオン交換樹脂・光分解技術~
開催日時:2025年05月16日(金) 13:00-16:30
参 加 費:49,500円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1f013810-2053-6c0e-a94f-064fb9a95405
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
-
セミナー講習会内容構成
ープログラム・講師ー
∽∽───────────────────────∽∽
第1部 PFASの規制動向およびPFAS吸着剤としてのMOFの可能性
∽∽───────────────────────∽∽
講師 東邦大学 理学部生命圏環境科学科 今野 大輝 氏
∽∽───────────────────────∽∽
第2部 PFAS 除去を目的としたイオン交換樹脂の基礎と特長、最新のPFAS処理技術
∽∽───────────────────────∽∽
講師 室町ケミカル株式会社 化学品1部 担当部長 出水 丈志 氏
∽∽───────────────────────∽∽
第3部 触媒や添加物を不使用、光で分解、PFASを無害化する技術
∽∽───────────────────────∽∽
講師 ウシオ電機株式会社 技術本部研究開発部門
新事業開発部環境対策技術プロジェクト/商品企画 大岩 正人 氏
∽∽───────────────────────∽∽
-
本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題
・有機フッ素化合物(PFAS)の定義や有害性、規制動向
・金属有機構造体(MOF)の材料物性、合成方法、研究事例
・MOFをPFAS吸着剤として応用した事例に関する知識
・イオン交換樹脂の種類と特性に関する基礎的な知識
・イオン交換樹脂を用いたPFAS処理特性
・光分解技術を用いたPFAS処理技術
-
本セミナーの受講形式
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
-
株式会社AndTechについて

化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
-
株式会社AndTech 技術講習会一覧

一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。
https://andtech.co.jp/seminars/search
-
株式会社AndTech 書籍一覧

選りすぐりのテーマから、ニーズの高いものを選び、書籍を発行しております。
-
株式会社AndTech コンサルティングサービス

経験実績豊富な専門性の高い技術コンサルタントを派遣します。
https://andtech.co.jp/business-consulting
-
本件に関するお問い合わせ
株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
-
下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
∽∽───────────────────────∽∽
第1部 PFASの規制動向およびPFAS吸着剤としてのMOFの可能性
【講演主旨】
有機フッ素化合物(PFAS)は、近年最も関心が寄せられている水環境汚染物質である。この講座では、はじめにPFASの定義や有害性について述べ、各国の規制動向の概要と事業者対応のポイントについて説明する。次いで、次世代多孔性材料として大きな関心が寄せられている金属有機構造体(MOF)について、材料物性や合成方法などの基礎的な部分から紹介する。そして講演者が取り組んできたMOFが発揮する水中吸着特性の検証結果の一部を解説しながら、PFAS吸着剤としての可能性について議論する。
【プログラム】
1.有機フッ素化合物(PFAS)の概要
1.1 PFASの定義
1.2 PFASの有害性
1.3 PFASの規制動向
1.4 事業者対応のポイント
2. 金属有機構造体(MOF)の概要
2.1 MOFの種類や特徴
2.2 MOFの合成方法
2.3 MOFの分析方法
3. MOFが発揮する水中吸着特性の事例
3.1 骨格中に官能基を導入したMOF
3.2 結晶サイズを微小化させたMOF
3.3 骨格中の欠損量を制御したMOF
3.4 MOFを前駆体とする多孔質炭素
4. PFAS吸着剤としてのMOFの可能性
4.1 イミダゾレート系MOF
4.2 テレフタレート系MOF
4.3 その他のMOF
質疑応答
【講演者の最大のPRポイント】
講演者は化学工学を専門分野としており、前職の化学メーカーにおける研究開発職では様々な開発素材の製品化に携わってきた経験がある。現在の東邦大学においても、多くの共同研究先企業とともに様々な事業開発に立脚した研究を推進している。
∽∽───────────────────────∽∽
第2部 PFAS 除去を目的としたイオン交換樹脂の基礎と特長、最新のPFAS処理技術
【講演主旨】
イオン交換樹脂は、水溶液中に溶存するイオン状の物質を、自身の持つイオンと交換することが出来るため、純水や超純水の製造、食品や医薬品の分離・精製、貴金属の回収や有害金属の除去など様々な分野で使用されている物質である。
近年、水質環境問題としてPFAS:有機フッ素化合物が取り上げられているが、この物質を吸着・除去するための材料の一つとして活性炭が使用されているが、近年、より有効な対策の一つとしてイオン交換樹脂が検討されている。特に、イオン交換樹脂は活性炭と比較して、①吸着容量が大きい、②短鎖のPFASにも有効、③再溶出しにくい、等のメリットがあると言われている。
本セミナーでは、イオン交換樹脂を用いたPFAS処理技術について紹介する。
【プログラム】
1.はじめに
1.1 イオン交換樹脂の解説
1.2 イオン交換樹脂の用途
2.イオン交換樹脂の特性
2.1 交換容量
2.2 反応速度
2.3 選択性
3.イオン交換樹脂によるPFAS処理技術
3.1 PFASの概要
3.2 PFAS除去技術比較
3.3 PFAS除去用イオン交換樹脂によるPFAS処理試験結果
3.4 PFAS除去用イオン交換樹脂による処理提案
4.まとめ
質疑応答
【講演の最大のPRポイント】
イオン交換樹脂は液体中の不純物を除去するために幅広く使用されている。
一方、対象となる物質を効率的に除去するためには、イオン交換樹脂の種類と特性を理解した上で、使用目的に応じたものを選定する必要がある。その中で、近年環境水などに含まれるPFAS処理が重要な課題として取り上げられており、その解決策の一つとしてPFAS除去用イオン交換樹脂がある。
演者は長年にわたりイオン交換樹脂を用いた水処理技術の開発に従事しており、具体的な事例を含め解説する。
∽∽───────────────────────∽∽
第3部 触媒や添加物を不使用、光で分解、PFASを無害化する技術
【講演主旨】
PFASはその難分解性から除去・無害化手法の確立が喫緊の課題となっています。PFASの分解方法は現在、活性炭で吸着後に焼却する高温焼却処理が検討されていますが、吸着した活性炭の輸送、焼却のための燃料やそのエネルギーの消費、さらには活性炭焼却由来のCO2や温暖化係数の高いフッ素系温暖化ガスの大気放出が懸念されています。これらの課題に対し、ウシオは、創業以来培ってきた真空紫外線技術を応用して、PFASを分解・無害化できる技術を開発しました。具体的には、波長172nmの紫外線を発するエキシマランプを用いた光の力に、OHラジカル、水和電子を加えた3つの力でPFOA、PFOSを分解した結果、mg/Lと言う多量のPFOA、PFOSであっても一定時間で99%を分解できる技術をご紹介します。
【プログラム】
■ウシオ電機についてのご紹介
ウシオ電機の事業概要についてのご紹介
■PFASを常温常圧での分解に挑戦(本編)
分解技術のコア
分解のメカニズム
試験データ
経済収支と環境収支の両立に向けて
濃縮と分解のイメージと考え方
エコシステムの構築
ウシオの目指す社会への貢献
■まとめ
全体のまとめとご連絡先
質疑応答
【講演者の最大のPRポイント】
ウシオの持つ光技術によりPFASが分解できることが分かりました。常温常圧という温和な雰囲気で、触媒や添加物もなく分解が進むことから、安価で環境にやさしい分解を実現できる可能性があります。一方で効率よく分解するためには濃縮技術との組み合わせが必要なことと、また夾雑物等の影響もまだ分かっていないところがあるなど課題もあります。 さらなる分解効率を向上させるための技術開発課題と、PFAS無害化システムを立ち上げるための企業連携、原水の性質に応じた最適な対策方法の提案を検討していきます。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
すべての画像