なぜ京都は中心都市から脱落したのか?――京大出身の経済学者が統計データを駆使して分析する『京都 未完の産業都市のゆくえ』が本日発売!
かつて、江戸、大阪と並ぶ三都のひとつだった京都はいつから「古都」に甘んじるようになったのか? その停滞の原因とは? 通俗的イメージを覆し、京都人の間で論争必至の「京都論」です。
■『京都ぎらい』著者、国際日本文化センター所長・井上章一氏も推薦
著者は統計的なデータを縦横に駆使している。いわゆるエビデンスも、可能なかぎりあつめきった。京都の近現代史は、これこれの点で、他都市とくらべゆがんでいる。そんな叙述にも、有無を言わさぬ説得力がある。こんなデータが、こういうところに活用できるのかと、あちこちでうならされた。
■書籍内容紹介
「空襲がなかったから古い町並みが残る」「京料理は伝統的和食の代表」「職住一致が空洞化を防いだ」「魅力的景観は厳しい保護策のおかげ」――これらの印象論は本当に正しいのか? 地元の「洛中」礼賛一辺倒に疑問を持つ京大出身の経済学者が「千年の都」が辿った特異な近現代の軌跡を、統計データを駆使して分析する。
■著者紹介:有賀健(ありが・けん)
1950年、兵庫県尼崎市生まれ。京都大学経済学部卒。イェール大学経済学博士(Ph.D.)京都大学名誉教授。専門は労働経済学を中心とした応用経済学。主著Internal Labor Market in Japan(Cambridge University Press, 2000共著)。甲子園でソロムコのサヨナラ安打を見て以来のタイガースファン。愛読書はル・カレ、C.カミング、L.オスボーンやF.ブローデルの作品。
■書籍データ
【タイトル】『京都 未完の産業都市のゆくえ』
【著者名】有賀健 著
【発売日】9月19日
【造本】選書
【本体定価】1925円(税込)
【ISBN】978-4-10-603901-0
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