1月のフランスで親しまれる幸せのお菓子「ガレット・デ・ロワ」を題材にした、甘くやさしい絵本『王さまのお菓子』発売

2021年12月2日(木)発売『王さまのお菓子』

世界文化社は、絵本『王さまのお菓子』を2021年12月2日(木)に発売しました。

  • 「王さまのお菓子」―それは、しあわせのお菓子。
「ガレット・デ・ロワ」は、日本語で「王さまのお菓子」という意味のフランスの伝統的なお菓子。毎年1月になると、フランスのケーキ屋さんやパン屋さんにはこのパイがたくさん並び、お気に入りのお店のパイで新年を祝います。パイの中には「フェーヴ」と呼ばれる陶器の置き物が隠されていて、それを引き当てた人は紙でできた王冠をかぶり、1年間の幸せが約束されるという、ちょっとしたお楽しみにもなっています。
本書の主人公は、小さな陶器の人形の女の子。幸せのお菓子を題材にした、小さな奇跡の物語です。


<あらすじ>

ミリーは、とうきでできた おにんぎょうです。
豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。
「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」
パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ。
ミリ―が中に入ったパイが買われていった家には、男の子の兄弟と、お母さんが病気のために預けられている女の子がいました――。

 

  • 誰かを思う気持ちが連鎖する。ガレット・デ・ロワをめぐる、やさしい物語

誰かを幸せにする役目を担うミリーと、誰が王さまになるか期待に胸をふくらませる子どもたち。フェーヴがもたらす幸せをめぐって、それぞれがお互いを思いやる様子が、石井睦美さんの抒情豊かな文章と、くらはしれいさんの異国情緒溢れる絵で紡がれます。
また、本書の帯は、頭のサイズに合わせて切って、テープで止めると王冠になる特別仕様。本を読んだあとは、王さまや女王さまになって楽しむことができます。


<著者プロフィール>
文:石井 睦美(いしい むつみ)
作家、翻訳家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞を受賞。作品に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『100年たったら』(アリス館)、『まいごのてがみ』(世界文化社)など多数。

絵:くらはし れい
岐阜県生まれ。イラストレーター。絵本や書籍の挿画、パッケージのイラストなど、幅広い分野で活躍中。自身のサイトではオリジナルグッズの制作・販売もしている。作品に『レミーさんのひきだし』(小学館)がある。
 


<刊行概要>
『王さまのお菓子』

■発売日:2021年12月2日(木)
■定価 :1,650円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/441821822X
※一部書店により発売日が異なります

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会社概要

URL
http://www.sekaibunka.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段北4-2-29
電話番号
03-3262-5111
代表者名
鈴木美奈子
上場
未上場
資本金
-
設立
1946年02月