(共同リリース)JALグループとパワーエックス、環境事業で業務提携
~再生可能エネルギーを活用したカーボンゼロ農業モデルの実証を開始~

2025年4月11日
日本航空株式会社
JAL Agriport株式会社
株式会社パワーエックス
・千葉県成田市において蓄電池と再生可能エネルギーを活用した、いちごの周年栽培の実証実験を実施
・今後は、再生可能エネルギーやカーボンクレジットを活用した環境事業の検討を進めていく
日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 グループCEO:鳥取 三津子、以下「JAL」)、JAL Agriport株式会社(本社:千葉県成田市、代表取締役社長:花桝 健一、以下「JAL Agriport」)(*1)、株式会社パワーエックス(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長CEO:伊藤 正裕、以下「パワーエックス」)(*2)の3社は、農業領域における再生可能エネルギーの活用と、その展開ならびにカーボンクレジット関連を含む環境事業の検討を開始しました。
取り組みの第一弾として、2025年7月を目途に環境負荷を軽減しながら最適な生育環境を確保することで、高品質ないちごを一年を通じて安定的に生産する実証実験を開始します。千葉県成田市のJAL Agriportの農園施設に、電力利用効率が向上する蓄電池「PowerX Cube(*3)」を導入するとともに、太陽光パネルを活用し再生可能エネルギー比率を高め、カーボンゼロ農業の実現を目指します。これにより、単価の高い夏季のいちご生産が可能となり、さらにはJALグループの販売網や国内外への輸送力を生かすことで、高収益かつサステナブルな農業モデルの確立を目指します。

(*1) JALグループの農業法人として2018年に設立。成田空港の近郊に位置する広大な農地を生かした農業生産を行っています。その他、古民家風レストラン「御料鶴」では地元産品を利用した料理の提供を行っています。JALグループの強みである国際的なネットワークやノウハウを生かし、栽培したいちごを海外へお届けする輸出事業にも力を入れており、日本の農作物の価値向上を目指しています。 https://jalagriport.com/
(*2) 2021年3月に設立。大型蓄電池の製造・販売/EVチャージステーションのサービス展開/電気運搬船の開発・製造/再生可能エネルギーなどの電力供給を中心とした製品とサービスを提供する次世代のエネルギーカンパニーです。蓄電池システムや電気輸送ソリューションを提供し、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。 https://power-x.jp/?gl=JP
(*3) パワーエックスが開発し、国内の自社工場で製造する中型産業用蓄電システムです。店舗などの商業施設や工場などの事業所における電力のピークカットや、オンサイト太陽光発電による自家消費に利用できます。さらに、災害時などにはBCP(事業継続計画)対応の電源としても活用可能です。蓄電容量は、約30世帯分の1日当たりの電力消費量に相当する358kWh(公称値)です。
今後は、カーボンゼロ農業の他地区への展開や多拠点運営を推進するとともに、将来的には農業分野にとどまらず、再生可能エネルギーおよびカーボンクレジットを必要とする企業向けに環境事業として展開し、新たな事業化を目指してまいります。
3社は、地球環境に配慮した持続可能な未来を実現するための先駆的な役割を果たすべく、オープンイノベーションを加速させ、新たな価値創造に挑戦してまいります。

以上
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