8月20日(水) AndTech「MOF実装最新技術 ~基礎と可能性、ガス分離・貯蔵技術、CO2回収に関する応用技術、PFAS等水処理への適用可能性~」WEBオンラインZoomセミナーを開催予定
大阪公立大学 岡田 健司 氏 、東京大学 細野 暢彦 氏、東邦大学 今野 大輝 氏 にご講演をいただきます

株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、MOF(金属有機構造体)の第一人者の講師からなる「MOF実装最新技術 ~基礎と可能性、ガス分離・貯蔵技術、CO2回収に関する応用技術、PFAS等水処理への適用可能性~」講座を開講いたします。
本講座では、次世代の多孔質材料として注目されているMOF(金属有機構造体)は、分離膜やセンサー、高性能誘電体などマイクロエレクトロニクスへの応用が進んでいる。本講演では、環境・エネルギーなど多岐に渡る分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性、ガス分離・貯蔵材料への利用、MOFを使用した新しいクロマトグラフィ―技術および高分子やタンパク質等の分離実現例、そして水処理の吸着剤としても高いポテンシャルがあり、近年話題となっているPFASへの適応事例も紹介する、MOFの最新実装技術に特化したセミナーになります。
本講座は、2025年8月20日開講を予定しております。
詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1f0450ae-28af-642a-9873-064fb9a95405
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Live配信・WEBセミナー講習会 概要
テーマ:MOF実装最新技術 ~基礎と可能性、ガス分離・貯蔵技術、CO2回収に関する応用技術、PFAS等水処理への適用可能性~
開催日時:2025年08月20日(水) 13:00-17:15
参 加 費:55,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1f0450ae-28af-642a-9873-064fb9a95405
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
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セミナー講習会内容構成
ープログラム・講師ー
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第1部 MOFの基礎と機能性薄膜/コーティングとしての可能性
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講師 大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 准教授
岡田 健司 氏
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第2部 MOFの設計・合成・評価法の基礎と様々な利用法
〜ガス貯蔵・分離からクロマトグラフィー技術への応用など〜
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講師 東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 准教授
細野 暢彦 氏
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第3部 MOFの低環境負荷合成と水処理への適用可能性
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講師 東邦大学 理学部生命圏環境科学科 准教授
今野 大輝 氏
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本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題
・MOFの基礎的な知識、特徴
・MOFを利用した材料の可能性、基盤とした製品化に関する可能性
・MOFの設計・合成・評価の方法
・MOFの様々な利用例(分離剤・センサー・クロマトグラフィー応用)、新しい分離・精製・分析技術
・MOFなどの多孔性材料がもつ材料特性の評価方法
・MOFなどの水処理材料がもつ吸着特性の評価方法
・PFAS吸着剤としての材料設計指針
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本セミナーの受講形式
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
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株式会社AndTechについて

化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
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一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。
https://andtech.co.jp/seminars/search
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本件に関するお問い合わせ
株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
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下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
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第1部 MOFの基礎と機能性薄膜/コーティングとしての可能性
【講演主旨】
次世代の多孔質材料として注目されている結晶性のミクロ多孔性有機−無機ハイブリッド材料である金属有機構造体(MOF)は規則正しく連結した骨格を有し、その間隙にミクロ細孔を有する。金属種や有機配位子の選択による骨格構造や細孔の化学・物理特性の設計性の高さから吸着材料や触媒材料などへの利用が進んでいる。近年、MOF膜を分離膜やセンサー、高性能誘電体などのマイクロエレクトロニクスなどの応用に利用する研究が進んでいる。MOFは一般的に溶液法により粉体として得られ、均質な薄膜の作製は困難である。本セミナーではMOFの基礎だけでなくMOFの合成方法、解析方法、応用利用に関して説明する。また、環境・エネルギーなど多岐にわたる分野へのMOF薄膜/コーティング材料の可能性や、その作製方法を紹介する。
【プログラム】
1.金属有機構造体(MOF)について
1-1. 他の多孔質材料と比較した金属有機構造体(MOF)の特徴
1-2. MOFの一般的な合成方法
1-3. MOFの一般的な解析方法
1-4. MOFの応用展開
2.MOF薄膜/コーティングについて
2-1. 薄膜/コーティングとしてのMOFの可能性
2-2. MOF薄膜/コーティング作製方法
2-3. MOF薄膜/コーティングの解析方法
2-4. MOF薄膜/コーティングの応用展開
質疑応答
【講演の最大のPRポイント】
薄膜/コーティングとしてのMOFの可能性について学習できる。
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第2部 MOFの設計・合成・評価法の基礎と様々な利用法
〜ガス貯蔵・分離からクロマトグラフィー技術への応用など〜
【講演主旨】
近年、新しい多孔性材料として注目されている金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF、多孔性金属錯体または多孔性配位高分子とも呼ばれる)について、その背景や特長、合成法・評価法の基礎を具体的な合成例を交えて紹介し、基本的な物性およびガス分離・貯蔵特性について説明します。その後、ガス分離・貯蔵材料への利用に加え、様々な用途への応用例について広く紹介します。MOF合成の実際や、合成時の注意点、利用に関するエッセンスやアイデアを学びたいという方、何から始めたらよいか考えている方にわかりやすく説明します。後半にはMOFを使った新しいクロマトグラフィー技術の紹介や、高分子やタンパク質等の分離を実現した例などの最新研究についても紹介します。
【プログラム】
1. 金属有機構造体(MOF)とは
• Metal-Organic Framework (MOF)
• MOFの構造および特徴
• MOFの一般的な合成法
• MOFのキャラクタリゼーション法
• MOFの一般的な物理特性・化学特性
• 製造時の留意事項およびコスト等について
2.MOFを使ったガス貯蔵・分離
• MOFのガス吸着特性
• MOFによるガス貯蔵
• MOFによるガス分離
• 柔軟なMOFの特徴
• MOFを使ったガス分離の操作の実際
• ガス分離膜への応用
3.MOFを使ったその他の機能開発の例
• 分子センシング
• 導電性
• イオン・プロトン伝導性
• バイオ関連化学への応用
• MOFを固定相として用いたクロマトグラフィー
• MOFカラムによる高分子分離例
• MOFによるタンパク質の分離
4. 質疑応答
【講演者の最大のPRポイント】
講演者はMOFの設計・合成だけでなく、MOFを利用したガス分離・貯蔵、分子認識、バイオ応用、テンプレート合成等、これまで様々な応用研究を行ってきており、種々の利用シーンにおけるMOFの利点や利用法について紹介が可能。
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第3部 MOFの低環境負荷合成と水処理への適用可能性
【講演主旨】
金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)は、活性炭・ゼオライト・イオン交換樹脂などに代替し得る次世代の多孔性材料として注目を集めています。MOFの合成法は様々な報告例があり、低コスト化や量産化などの社会実装に向けた多くの検討がなされています。また、これまでMOFはガス分離・貯蔵の分野で積極的に検討されてきましたが、最近では水処理向けの吸着剤としても高いポテンシャルを有することも分かってきました。本講演では、MOF低環境負荷合成と水処理への適用可能性について解説します。合成手法については、講演者が行ってきた有機系廃棄物や低品位金属源からの合成手法を解説します。水処理については、MOFがもつ吸着特性を述べるとともに、近年話題の有機フッ素化合物(Perfluoroalkyl substances, PFAS)に対する適用事例も紹介します。
【プログラム】
1.はじめに
1-1.水処理向けの多孔性吸着剤
1-2.細孔構造や吸着機構の違いによる分
2. 金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)
2-1.MOFの種類・分類・性質・特徴
2-2.MOFの合成方法・分析方法
3. MOFの合成方法
3-1. 原料・溶媒・合成条件の選択
3-2. 回収・洗浄・保管方法の選択
3-3. 研究事例1:界面活性剤添加法によるZIF-8(Zn)の粒径制御合成
3-4. 研究事例2:廃棄PETボトルを出発原料に用いたUiO-66(Zr)の合成
3-5. 研究事例3:アルミニウムドロスを出発原料に用いたMIL-53(Al)の合成
4. MOFの水中吸着特性評価
4-1. 水中吸着特性評価の方法
4-2. 吸着等温線解析と吸着速度解析
4-3. 研究事例1:官能基を導入したUiO-66(Zr)の水中有機物吸着特性
4-4. 研究事例2:欠損部位を有するUiO-66(Zr)の水中PFAS吸着特性
4-5. 研究事例3:微粒子化したZIF-8(Zn)の水中重金属イオン除去特性
4-6. 研究事例4:MOF由来ポーラスカーボンの水中医薬化合物吸着特性
5. まとめと質疑応答
【講演の最大のPRポイント】
講演者は化学工学を専門分野としており、前職の化学メーカーにおける研究開発職では様々な開発素材の製品化に携わってきた経験がある。現在の東邦大学においても様々な業界の企業との共同研究を実施するとともに、それらの企業と事業開発に立脚した取り組みを推進している。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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