“ときめき”の声続々! 1月にフランスで親しまれる伝統菓子を題材にした絵本『王さまのお菓子』発売即重版決定
■「幸せのお菓子」がもたらす小さな奇跡の物語、発売即重版
1月のフランスで親しまれるお菓子、ガレット・デ・ロワ。このパイの中にはフェーヴという陶器の置物が隠されており、それを引き当てた人には1年間の幸福が約束されると言われています。そんな幸せの象徴とされるフェーヴと、3人の子どもたちのひと時の小さな奇跡を描く絵本『王さまのお菓子』は、発売直後からSNSを中心に「キュンとする!」「幸せな気持ちになる」と話題に。多くの方からのご好評を博し、このたび発売即重版が決定いたしました。
<あらすじ>
ミリーは、とうきでできた おにんぎょうです。
豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。
「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」
パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ。
ミリ―が中に入ったパイが買われていった家には、男の子の兄弟と、お母さんが病気のために預けられている女の子がいました――。
本書の魅力は、なんといっても石井睦美さんの抒情豊かな文章と、くらはしれいさんのクラシカルで異国情緒あふれる絵の調和です。自分ではない誰かのための幸せを願うミリーと子どもたちの思いやりを、ガレット・デ・ロワに親しむフランスの文化とともに描きました。
<著者コメント>
(文:石井睦美さん) 王さまのお菓子を、わたしも新年に家族や友人と食べます。フェーブが当たっても当たらなくても、大好きなひとたちの楽しそうな顔を見ることのできるその時間は、もうじゅうぶん幸福です。幸せのお菓子がもたらす優しさを書きたくて、このお話を小さなフェーブの人形ミリーに託しました。 (絵:くらはしれいさん) この度は重版ありがとうございます。よりたくさんの方に「王さまのお菓子」の優しい世界に触れ楽しんでいただけたら嬉しいです。登場人物の年齢層も幅広く大人も子どもも様々な立場から感情移入ができます。優しい物語に合わせて色合いを決めました。色は感情も左右すると言います。物語から、色から、表情から絵本をめいっぱい味わってください。 |
『王さまのお菓子』の刊行を記念し、PAPER WALLエキュート立川店では12月末までパネル展・フェアが開催中。モデルになったフェーヴも特別展示しています。また、12月26日(日)より三省堂書店池袋本店でもパネル展が開催予定です。
<著者プロフィール>
文:石井 睦美(いしい むつみ)
作家、翻訳家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞を受賞。作品に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『100年たったら』(アリス館)、『まいごのてがみ』(世界文化社)など多数。
絵:くらはし れい
岐阜県生まれ。イラストレーター。絵本や書籍の挿画、パッケージのイラストなど、幅広い分野で活躍中。自身のサイトではオリジナルグッズの制作・販売もしている。作品に『レミーさんのひきだし』(小学館)がある。
<刊行概要>
『王さまのお菓子』
■発売日:2021年12月2日(木)
■定価 :1,650円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/441821822X
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