学生が大学の環境管理をチェック!千葉大学でISO14001内部監査を実施
監査計画から現場確認、報告書作成まで学生が参画――大学運営を実践的な学びの場に
国立大学法人千葉大学は、2026年9月28日~30日の3日間、西千葉・亥鼻・松戸・柏の葉・墨田サテライトの5キャンパスで、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001に基づく内部監査を実施しました。環境ISO学生委員会に所属する学生82名と教職員74名が監査員を務め、研究室や実験室、事務室など計126ヶ所の環境管理の状況を確認しました。
千葉大学の取り組みの特徴は、学生が監査員として教職員と対等な立場で監査にあたるだけでなく、監査の計画や準備、報告書の作成にも携わることです。大学の環境負荷低減を支える実務を通じて、環境管理の知識と技能、課題を見つけて改善につなげる力を育んでいます。
学生と教職員がチームを組み、研究室などを監査
千葉大学は2004年度にISO14001の認証を取得し、PDCAサイクルに沿って環境に配慮した大学運営を進めています。その取り組み状況を確認する内部監査は、今回で23回目となります。
監査では、学生と教職員が3~4名のチームを組み、対象となる研究室などを訪問。担当者へのインタビュー、文書の確認、現場の確認を通じて、省エネ・省資源対策の実施状況、化学薬品や高圧ガス容器の管理状況、環境関連法規制の遵守状況などを確認しました。
学生監査員は、環境ISO学生委員会に所属する2~3年生です。「環境マネジメントシステム実習」の授業でISOや監査について学び、その知識と技能を実際の現場で活用します。



2026年度の内部監査概要
実施日:2026年9月28日・29日・30日
実施場所:西千葉・亥鼻・松戸・柏の葉・墨田サテライトの5キャンパス
監査対象:研究室、実験室、事務室など計126ヶ所
監査員:学生82名、教職員74名、計156名
実施体制:学生と教職員による3~4名のチームを編成し、各チームが複数箇所を監査
半年以上の準備を経て、学生が監査の運営も支える
環境ISO学生委員会の内部監査学生統括担当は、教職員と連携しながら、内部監査計画書や監査チェックシート、監査報告書の原案作成、監査対象の選定補助、学生監査員のシフト調整などを担当しています。
今年度の統括を務めた学生は、半年以上にわたって準備を進めてきました。監査当日の現場対応に加え、多くの関係者との調整や文書作成など、監査を円滑に実施するための実務も学んでいます。
内部監査学生統括担当のコメント
高茂寿実(法政経学部3年)・早川佳那(工学部3年)・南出晃汰(法政経学部3年)

統括として、監査対象の選定や学生監査員のシフト調整、マニュアルの作成など、監査の準備・運営に携わりました。特に、学生監査員の人数が限られる中でも、負担を軽減できるようなシフト調整に尽力しました。期間中、ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学環境ISO学生委員会は、2003年に設立された学生団体です。約200名の学生が所属し、大学の環境マネジメントシステムの運用に参画するとともに、省エネ、資源循環、緑化、環境教育、地域交流などの活動に取り組んでいます。
内部監査やサステナビリティレポートの制作など、大学運営に関わる実務を担うほか、企業・自治体と連携したプロジェクトや、小中学校などへの環境出前授業も実施しています。
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