日本記録更新を目指し、コース変更 大阪国際女子マラソン、来年1月の第42回大会から

産経新聞社

マラソンのパリ五輪代表選考につながる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)チャレンジ」の大会のひとつ、「第42回大阪国際女子マラソン」(主催:日本陸連、産経新聞社、サンケイスポーツ、関西テレビ放送、協賛:奥村組)を、2023 年1 月29 日(日)に開催します。第30 回大会(2011 年)以来、12 年ぶりのコース変更を実施。本大会の更なるレベルアップと記録更新を図ります。


(1)折り返しポイントがなくなります
旧コースでは、御堂筋を往路・復路で使用し、道頓掘橋南詰めに折り返しポイントを設置していました。新コースでは、御堂筋は復路のみ使用。折り返しポイントをなくすことにより、選手がターンする際の減速を防ぎます。

(2)アクセントとなるアップダウンの取り入れ
高低差約9mのフラットコースに今回、アクセントとなる高低差約18mのアップダウン(長堀通/玉造筋・玉造から御堂筋・新橋間)を取り入れます。20km地点過ぎからの上り坂の後、中間点付近から約1kmの下り坂が続くコースとなり、後半に向けてスムーズにスピードアップが図れるコースになります。

(3)より応援しやすいコース設定
長堀通(玉造から新橋)をコースに取り入れ、大阪城公園内を往路・復路の2回走行するなど、沿道の観戦場所を整えました。御堂筋(新橋から淀屋橋間)では、緩速車線(側道)のみを使用し、選手がより身近に沿道の応援を感じられるようになります。


※本大会のスタートおよびフィニッシュ地点は、ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)が改修工事のため、ヤンマーフィールド長居(長居第2陸上競技場)になります。
 
新コースについて、野口みずきさん、福士加代子さんにコメントをいただきました。

◆野口みずきさんコメント
「20km過ぎのアップダウンは、少しずつレースの流れが変わってくるポイント。近年は早い段階でスパートかけてみようとする選手も増えており、今までと違ったレース展開がみられるのではないでしょうか。私自身はアップダウンがあった方がリズムを取りやすかったです。玉造筋の3回走る区間は沿道との距離が近く、応援から力をもらえる感じがします」

野口みずき(のぐち・みずき) アテネ五輪(2004年)女子マラソン金メダリスト、日本記録保持者(05年ベルリン、2時間19分12秒)。大阪国際女子マラソンでは2003年に2時間21分18秒で優勝、現在も大会記録(女子単独)となっている。

◆福士加代子さんコメント
「個人的には折り返しの、行った道を戻る感覚が嫌いだったので折り返しがなくなるのはいいですね。減速して折り返すのではなく、カーブなら流れで走れるので、淡々と走る日本人選手向きでは。中間点付近の坂は、上りが苦しくても下り坂で加速していけるので、気分転換ができ、選手によってはリズムがとりやすいと思います」

福士加代子(ふくし・かよこ) リオ五輪(2016年)女子マラソン日本代表。モスクワ世界選手権(2013年)銅メダリスト。大阪国際女子マラソンには6回出場し、2回優勝。自己ベストは2016年大阪の2時間22分17秒。

※大会要項および新コース図につきましては、公式サイトをご覧ください。
公式サイトhttps://www.osaka-marathon.jp/index.html

◎新コース図(PDF)ダウンロード ※メディアのみ
 https://prtimes.jp/a/?f=c-22608-2022092613-21ae00f5a7cfdeb49350178f6075966e.pdf
 

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未上場
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設立
1955年02月