函館高専におけるeラーニング活用の英語授業モデルとその効果:アルク英語教育実態レポート Vol.16

1年間の授業実践の成果報告 ― eラーニング「ALC NetAcademy NEXT」を用いた自学自習と対面指導を組み合わせた、TOEIC® L&Rスコア向上を目指した取り組み

株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:田中 伸明、以下アルク)の語学教育専門研究機関「アルク教育総合研究所」は、2020年4月10日、調査レポート『ALC NetAcademy NEXT を利用した授業モデルとその効果 ― eラーニング自習と対面指導を結び付けた函館工業高等専門学校の事例報告―』を発表しました。
英語教育にeラーニングを導入して授業の効率化を図る教育機関が増えています。授業外の学習時間を確保する目的での自己学習、授業時間中の演習、正規授業に関連付けた課外課題など、その活用の仕方にさまざまな工夫がされています。

本レポートは、独立行政法人国立高等専門学校機構 函館工業高等専門学校の4年生を対象とし、TOEIC® L&Rテストのスコア向上を目指してeラーニングと対面指導を組み合わせた授業モデルの実践報告です。アルクのeラーニング「ALC NetAcademy NEXT」を利用した自己学習、外部講師による全体セミナーとグループセッション、常勤教員による個別指導等を組み合わせて1年間、正課授業を行いました。

eラーニングの自己学習に加え、個々の学習者の特性を踏まえた教師からの働きかけが、モチベーション維持と教育成果を生むには大切であることを本報告書は示唆しています。

函館高専の4年生を対象に、以下のような指導体制をとりました。
1. 常勤教員がクラス担当:4年生170人(留学生4人を除く)を5クラスに分け、英語科常勤教員5名が各1クラスを担当
2. eラーニング:必修科目の英語演習1A・1Bにeラーニング「ALC NetAcademy NEXT」の自学学習を導入
3. 外部講師の全体セミナー:TOEIC® L&R指導専門の外部講師による全体セミナー(1回90分)を年4回実施(前期2回、後期2回)
4. 外部講師の特別指導:「中間層の底上げ」を目的に、20人1グループで2グループの特別グループを設け、外部講師が1回90分の特別指導を年4回実施(前期2回、後期2回)

本報告書は下記のような「生産システム工学科機械コース」の1クラスの事例を取り上げています。
1. クラス規模:37人
2. 取り組んだeラーニングのレベル別分布:500点コース33人、600点コース3人、730点コース1人
3. 前期15回の授業のうち、9回は出席確認、6回は自学自習とし、取り組み課題を指定
4. 途中、成績不振者を中心に個別指導を実施
5. 2018年度は37人中33人(89%)が目標の400点以上を取得
6. eラーニングの学習履歴の調査の結果、学習時間が想定の35時間より少ない学生が90%以上いた。
7. eラーニング付属のTOEIC® L&Rフル模試の結果とそれに費やした時間に注目すると、TOEIC換算スコア350点以下の人と500点以上の人では、約30分の開きがあった。
8. 2018年度の授業を振り返ると、成績下位者または学習動機の低い学生には、「学習を継続できるペース配分」「自分の学力に見合う学習材(教材)選択」、そして自己肯定感、自己効力感を高める仕掛けが必要と思われる。

※本稿は、全国高等専門学校英語教育学会(COCET)の『研究論集』 (2020 年 2 月)に掲載された論文を著者・奥崎真理子先生の許可を得て転載するものです。

​2018年度4年生累計学習時間​2018年度4年生累計学習時間

2018年度4年生がTOEICフル模試にかけた時間比較2018年度4年生がTOEICフル模試にかけた時間比較

▼▼調査レポートの全文は以下よりダウンロードできます(無料・登録不要)▼▼
https://www.alc.co.jp/company/report/pdf/alc_report_20200410.pdf

【アルク英語教育実態レポート】
https://www.alc.co.jp/company/report/(アルク調査レポート)
https://www.alc.co.jp/company/pressrelease/ (プレスリリース)

【ALC NetAcademy NEXTの詳細情報】
https://www.alc-education.co.jp/nanext/

[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、半世紀にわたって、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた出版社です。語学情報ポータルサイトをはじめ、『ENGLISH JOURNAL』などの学習情報誌、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、eラーニング教材、書籍、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。
URL:http://www.alc.co.jp/
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